「狼の目」トレーニング デイ いさんの映画レビュー(感想・評価)
狼の目
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とにかくデンゼルワシントンとイーサンホークの演技が魅力的で、終始画面から目が離せなかった。
(のは嘘で、最初の30分は頑張ってみてた)
麻薬というカテゴリーの中で警察官として周りを圧政するという方法で生きてきたアロンゾが、本物の善を信じ実行するジェイクと出会い、運命は分かれた。
アロンゾの言う狼と羊、つまり善と悪の話は妙に説得力があるような無いような、自分に照らし合わせて考えてもそこまで異常な環境に身を置いたことが無いため最後までわからないままだった。
タイトルの通りこれはたった1日のトレーニングデイ。
ギャングストリートを仕切ってきた自信故か、はたまた彼の驕りなのか、最後には見事に形勢を逆転される。
最後ギャング達に見捨てられたアロンゾが愛人を見た時、目も合わせず子供を抱いて去っていった後ろ姿にこんなもんかという言葉が出た。
ていうか、本妻には4人も子供いたんかい
そういえば1回も出てないな
ただ、最後のアロンゾの家に乗り込む際のジェイクの目は覇気に満ちていて、もしかしたらこの後闇落ちなんてあったりするのかとも考えてしまうようなそんな狼の目をしていた。
が、恐らくそれは違うよねえ
狼の目をした警察官は、アロンゾとは違う形、勲章や金など自分の得ばかり考えるのではなく小さな(といってもレイプも麻薬も小さくねえ)犯罪から救う善の目をしているんだろう。
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