「【今作は、ガサツなＦＢＩ女捜査官が連続爆破を防ぐ捜査の過程でミスコンに出場する事になり、ドンドンイケてる女性になるコメディ。彼女を淑女にするお姉言葉のマイケル・ケインが良い味出してます。】」デンジャラス・ビューティー　NOBUさんの映画レビュー（感想・評価）

■仕事一筋で、男っ気はないけど、食い気は抜群のFBI捜査官・グレイシー（サンドラ・ブロック）。
　ある日、連続爆弾魔からミスコンを襲うと爆破予告が入る。何とかコンテストに潜り込むべく、特捜チームはグレイシーにミスコン出場者として犯罪を防ぐ白羽の矢を立てる。

◆感想

・序盤は、ミスコンを小馬鹿にしているグレイシーが、捜査のためにミスコンに嫌々出る事になり、付いたお姉のトレーナー、ビクター・メイングを演じたマイケル・ケインが、彼女に淑女としての姿に仕立て上げて行くのだが、その過程が面白いのである。
　ムダ毛処理。話し方。それを少し鼻にかかったお姉言葉で絶妙に指導していく様は、流石マイケル・ケインである。

・で、グレイシーはドンドン、勝ち残っていくのだが、マアサンドラ・ブロックだからねえ。勝ち残るでしょ。
　けれども、その過程で彼女は小馬鹿にしていたミスコンを少し見直して行くのである。

・出場する女性達は、外見だけではなく、内面も美しいからである。磨き上げられた知性が無いと、ミスコンでは優勝できないのは今も同じだよね。

＜犯人逮捕の辺りは、アッサリしているのだが、今作はコメディだから良いのである。そして、腕力だけではなく、美しさも兼ね備えたグレイシーは同僚のエリック・マシューズ（ベンジャミン・ブラット）と恋に落ちるのである。
　良かった、良かった。
　今作は、ガサツなＦＢＩ女捜査官が、連続爆破を防ぐ捜査の過程でミスコンに出場する事になり、ドンドンイケてる女性になる物語なのである。＞