天使のくれた時間のレビュー・感想・評価
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序盤のケイジがかなり嫌な奴でイラッとして消そうかと思った そしてキ...
序盤のケイジがかなり嫌な奴でイラッとして消そうかと思った
そしてキャラ設定からして「お金では買えない幸せ」を見つけるんだろうなとすぐに読めてしまった
これは完全にネタバレしてしまってる邦題も悪い
展開は皆の想像通りで進みハッピーエンド
すんなり受け入れすぎてて有り得なかったけど、そのパートはくどくどと長くなく丁度良かった
結果的に観終わって少し良かったなと思えたので楽しめた
カップルや夫婦で観るといいかもしれない
ニコラス・ケイジで良かった。
結婚前と結婚後、それぞれで感情移入の度合いが違うであろう作品。
作品名が自分の好きじゃなさそうな雰囲気を漂わせていたので、見てこずにきた作品だった。
今では定期的に見たくなる大好きな映画の中の1本。
何よりニコラス・ケイジが良かった。
彼だからこその味がある。他の俳優さんならこんなにも思い入れはないかもしれない。
ケイジ、何が本当に大切な事なのか分かって良かったね(涙)と素直に思えてしまう。
ケイジの結婚式のホームビデオで彼が妻に歌うヘタクソな歌、泣ける。もはや号泣。これこそが幸せと言うものなのだろうなと、信じて疑わない。
ただ、ちょいちょい出てくる彼は天使なの?悪魔じゃなくて?と後々思いましたけど。
ありきたりな言葉ですが、本来大切な事とは何か、日常の中では忘れがちですが、ふと立ち止まって考えさせられる映画な気がします。
男性陣は「あの日あの時あの人と…」と自分の選択は正解だったか否かをこの映画に重ねる方は多いようです。ただし女性は全くそんな過去の事は覚えていないと言う現実。
心暖まる
まっとうなけいじ
The Family Man(2000)は天使のくれた時間の邦題で日本では語り草の名画になっています。わたしもいい映画だと思います。(以下ネタバレがあります。)
が、imdbは6.8をつけています。
6.8は悪くない値ですが、日本では名画枠なので、もっと高い数値でもいい気がします。
Rottentomatoesでも53%と67%。
批評家評は6割に届かず、観客評はimdbと同値になっていました。
つまりアメリカ人は、この映画をそんなに高くは評価していないようです。
その理由をさぐってみました。
あちらの批評家評でみかけた語がsugaryやsyrupy。いずれも甘ったるいという意味です。樹液を意味するsapというのもありました。
predicable(=予測可能な)やsentimental(=感傷的)も。
特長的だったのは酷評している批評家は明解に嫌悪していること。残念な出来──という態度じゃなくて、頭から毛嫌いしていました。
映画は、ウォール街の独身貴族ジャック(ニコラスケイジ)が、黒人の天使(ドンチードル)に出会い、ケイト(ティアレオーニ)と結婚し暮らしている「別の人生」を見せられる、いわばスプリットライフの話。
フランクキャプラの古典It's a Wonderful Life(1946)がモチーフになっています。
批評家が下げた要点は①ケイトと結婚しタイヤを売り子供を世話しながら暮らす「別の人生」が金持ちジャックの目線から軽蔑されていること。
つまり「別の人生」とて中産階級といえるレベルであり、映画を見る人の多くが、およそ「別の人生」のジャックと同じような労働者なのに、まるで窒息しそうな貧困のように描かれていることを問題視しています。
それらはお金よりも愛のほうが大事という結論へもっていくためのプロセスでしたが、描写にブルーカラーとホワイトカラー、お互いの嫌悪感情が見え隠れしていました。批評家はそれをスノッブだと非難しているのです。スノッブとはお高くとまったとか、見下したとか、俗物根性──などのいみです。
②sugary、syrupy、sap=甘いとは、メルヘン仕立てになっていることと、結末の処理です。
空港でジャックはいまにも発つという瀬戸際でケイトに大演説を打って、とどまらせ、カフェで仲むつまじく話し合う──のがラストシークエンスになっていますが、コーヒーを一杯飲んだら、ケイトは発ち、ジャックは元の世界に戻ってしまうかもしれません。ジャックは「別の人生」を知り得ましたが、これから二人が結婚し子供を産むのは、遅すぎるかもしれません。いちおうハッピーエンドといえる結末ですが、ふたりがどうなるのか放棄されています。
また、空港での演説はニコラスケイジゆえに破綻していませんが、少し冷静に考えると、おっそろしくセンチメンタルな、いわば「クサい」シーンです。日本だったら警備員に拿捕されるにちがいありません。また大演説で思いとどまった──からと言って、既に過ごした時間は戻りません。
それらのように、じっさいに解決していないのに解決したように見せてしまう演出を批評家たちは「甘い」と表現したわけです。
③三つ目の問題点はアメリカ人にとって本作の元ネタIt's a Wonderful Lifeが定番だから。──です。
アメリカの家庭ではクリスマスのたびにMiracle on 34th StreetやIt's a Wonderful Lifeを見て過ごすそうです。これはかつて日本人がお正月のたびに忠臣蔵を見ていたようなものでしょう。(今はどうか知りませんが。)
それだけわかりきった定番話であれば、そのリメイクや、モチーフとした作品には白ける可能性があります。よってアメリカでの評価が(やや)低くなった──わけです。
以上の③つのポイントに加え、日本人は甘い演出にたいして甘さを感じないことが、天使のくれた時間が、アメリカ人に比べて、日本人に愛されている要因だと思います。
みとめたくないことですが多くの日本人は甘い演出(=感動ポルノ)がすきです。(わたしはきらいです。)
ただ本作はアメリカ人が言うほどスノッブでもセンチでもありません。甘さも楽しい飛躍と見ることができる、と思います。
わたしがこの映画でよく憶えているのはエヴリン(Lisa Thornhill)とのエピソードです。ジャックに会うたび迫ってくる派手な姉御風女いたでしょう。あれがエヴリン。
不要なタイヤをなんども買い換えてジャックにアプローチしたのになしのつぶて。磊落を装っているのに隣人の夫に入れあげる満たされない結婚生活・・・。かのじょ、なんか気の毒に思えて、それで憶えています。
ところで、日本でもっともゆうめいなビジネス系ユーチューバー兼IT系社長が、この映画を推していました。
わたしは屈折感のまったくないかれがきらいで、きらいな人がなにを挙げるのか、きょうみを持って動画を見たのですが、5選のなかに天使のくれた時間が入っていました。かれ曰く「人生が好転する」とのこと。
らしい発言ですが、知ってのとおり映画を見て人生が好転する──ことはありません。
むしろ。
個人的には天使よりも悪魔に思えた。
社長で仕事熱心な独身男の世界線から
序盤に別れた彼女の方を選択した場合の世界へ
強引に行かされ、最初は戸惑いながらも
ようやくその世界が幸せであると気づくと
今度は元の世界へと強制的に戻される。
そして元の世界ではケイトも成功者になっていた
夢の世界で見た家族の形は過程が大事であって
お互いの高まったプライドでは再現できなそう。
結局あそこでロンドンにいれば良かったと
なりそうな気がした。
それでも幸せとは金持ちなのか、愛なのかを
深く考えられる上に子供たちの可愛さに癒される
ファンタジームービーで純粋に楽しめた。
終わり方が良い
明確な結末は提供されず、
鑑賞者の判断に委ねる描き方だが
このストーリーに合っていてよい。
また、この主人公は最終的に家庭(ケイト)を選んだというだけで、
金や成功が意味ないとは描かれていないのが良い。
あくまでも、何が良い、悪いではなく
価値観が変わった主人公に対して、現実がどう変化するのか。
変わるのか、または、そのままなのか…
というだけである。
自分はなにを大事にするのだろう。
無理な感動ものではなく、考えるきっかけになるような作品。
人生に勝ち負けなし
誰でもあの時。。。
好きな作品の一つ!
天使のくれた時間
人生の時間の使い方を考えさせられました。
こんな奥さん最高。
恋愛において、あの時ああしとけば良かった。とか、
あの時の彼女と結婚してればなんて思った事もないけど、
このティアレオーニの奥さんが素晴らし過ぎて、
ジャックにとても共感出来た。
今の感覚だと金と恋愛は同じ天秤に乗らないと言うか、
人の幸せなんて人それぞれだろで終わっちゃうかもしれない
けど、
僕は古い人間なんで、その日暮らしの生活でも愛する家族が
いれば幸せなのかなと思ってしまう。
たった何週間の事なんで、あのあと2人がどうなるか、
また、現実においてもパリ行きをやめた2人が、
天使のくれた時間と同じ日々を送れるとも思わない。
結局、その時その時行う決断が正解と思うしかないよな
と言うのが感想でした。
ただしかしティアレオーニは素晴らし過ぎた。
13年経ってあんな愛してくれる情熱的な奥さんいるか?
男の幻想を形にしたって感じだった。
金も名声も手に入れて全てを手に入れたか?
と言う問いの答えは確かにあの生活にはあったのかな
と思います。
自分にとっても
数年に一度は必ず観る映画。
まさに映画でしか味わうことができない感動と擬体験をさせてくれる大好きな映画。
最初はウォール街で暮らしていた時の方がよっぽど良いなと思いながらジャックと同じように貧乏で庶民的な生活に唖然として観ているけれど、
段々とこのお金はないけど人に囲まれた生活に代替えのきかない幸せな人生に気づかせてくれる。
ジャックの、別れを悟って子供達やケイトを見つめる視線に何とも言えない寂しさを感じさせてからの最後、
元の生活に戻った時のなんとも言えない空虚感。
とうせ戻ってしまうんだったら、この数週間を残酷にも体験させないでほしいなと思ってしまうが、最後に色んな期待感を含ませてくれるエンドロール。
こんな終わり方、好きだなぁ。
人によって色んな人生がある。
自分も今、毎日を必死で生きているし、自信や虚無感を感じることも少なくないけど、やっぱり子供の顔を見ると、これまでの人生、少しでも選択が変わっていたらこの子たちに会えなかったかのかなと想像すると、とてつもなく怖くなる。
そしてやっぱり、今の人生をまた必死で本気に生きようと思える。
多分、まだまだこれからの人生で何度も観て同じようにまた頑張ろうと思えるんだろうな。
自分にとっても、この映画こそ
天使のくれた時間なんだよね。
家庭を持ったジャックはとても幸せそうでした
ケイトがジャックを空港で引き留めるシーンとの対比で、ラストにジャックがケイトをフランスに行くのを引き留めているシーンが良かった。
高級嗜好で冷たい印象だったジャックが家族の温かみに触れていくうちに、子供と楽しそうに過ごすようになっていくのもほっこりとする。
所々ジャックにアドバイスをくれる子供も可愛らしかった。
何が幸せかはわからない
ビジネスで成功している主人公の人生が変わってしまった?!
最初の「手に入れたいものは全て持ってる」ってセリフは、すごいと思った。スーパーで助けたお礼?せい?で人生が変わってしまった。不幸だと思っていた主人公だけど、違う人生には愛があった。
奥さんが、バリバリのキャリアウーマンになってた時はビックリしたけど、大切なものに主人公が気づけて良かった。子役がいろいろ助けてくれてたのが可愛かった。
面白かった〜
天使からもらったかけがえのない時間をジャックは過ごし、元の世界に戻る。
13年前ロンドンに向かったあの時と同じようにパリに向かうケイトをひきとめた。
当然今のケイトにはあの時の子供達と過ごした記憶はなく、今のジャックにしかないものではあったけど、きっとケイトという人を知ってるジャックならその気持ちが伝わると信じて空港に向かったのだと思う。
とにかく今できることを信じて行動に出たんだ。
こんな物語は当然現実世界にはないものだけれど、相対的に自分の人生をはかれると、よりリアルに今を感じさせ、それがいかに大事なものなのかと気づかせてくれるのかもしれない。人生は一度きりのストーリーだから…という説もあるけども。。
全く当たり前のことだけど、
「これから起きることは、あんたが招いたことだ。」
天使がくれたその言葉、心に響いたね。
しかし元に戻った時の虚無感が半端じゃなかったな
人生の岐路にいつも観ます
クリスマスの時期や人生の岐路に立ったときにいつも観ます。
仕事と家庭どちらが幸せ?では無くて
どちらを選んでも後悔の無いように。という映画なんだと思います。
タイトルの『天使のくれた時間』によって仕事より家庭を選んだ擬似体験をすることができたニコラスケイジ。
実際には過去に戻ってやり直しするわけではないですが、彼女に再アタック!
仕事で成功して、さらに彼女とも上手くいくんでしょうかね?
最後の空港でのシーンは
多分、同時期にドラマ放送されていた
『恋ノチカラ』の最後のシーンと酷似しています。
オマージュなのかな?
どちらも後味の良い作品です。
翌朝起きると違う人生となっていた
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