「「仕事」と「私」どっちが大事?」天使のくれた時間 Yushiさんの映画レビュー(感想・評価)
「仕事」と「私」どっちが大事?
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僕はこの映画はテレビとかで何かとよく聞くセリフ「仕事と私、どっちが大事?」を表現したものだと解釈しました。
最初(と最後の一部)のパートは仕事を選んだ場合。ジャックもケイトもバリバリのキャリアマン&ウーマンで、おそらくいまの仕事だらけの生活に満足していた。(なぜならジャックは「天使」が現れなければ今の生活のどこに不足があるのかを知りも知らなかっただろうし、ケイトもパリに引っ越す準備のため部屋を整理していた時に見つけたジャックの昔の持ち物によって、ジャックを思い出したくらいだとおもうからだ。)
中間のパートは恋人(つまり「私」)を選んだ場合。ジャックはタイヤの小売店で働き、ケイトは無給の弁護士として働いている。仕事を選んだ場合よりもお金はないが、それでも2人の子供に恵まれて、満足な生活を送っていた。
「仕事」を選ぶか「私」を選ぶか、どっちが幸せかなんて19歳の僕にはわからないし多分この映画もそれに対して答えを提示してはいない。僕には「仕事」を選んでいたジャックも、「私」を選んでいたジャックもどちらも充実しているように見えたからだ。「どちらか」ではなく「どちらも」という選択ができれば何も問題はないが、大抵「どちらか」に偏ってしまうのではないでしょうか。だからこういう映画がつくられるんだと僕は思うのです。
はぁ…。こんな若造が言うのはおかしいですが、幸せってなんでしょうね…。
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