天使のくれた時間のレビュー・感想・評価
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最高の映画でした
クリスマスの夜、眠りにつき朝目覚るめと。
そこにいた自分は、今までような理想的な人生では無くなった。
全てが手に入っていると思っていたら、全てを失ってしまった。
理想と現実と二つの世界に生きている中で、自分にとって何が大切なのかを教えてくれた。
自分が思い描くような生き方を全て出来たのなら、それが一番幸せなわけではない。
自分が選んだ人生を誰かと比べて悲観的になる事もない。
仕事もある。子供もいる。友達にも恵まれている。
そんな人生でも、もっともっとと欲を選んでしまって何かを犠牲にしてしまう。
そこで犠牲にしてしまったものは、もうこの先一生手に入れる事の出来ない幸せなかもしれない。
誰かを想って大切に愛する事ってこれほどまでに綺麗なんだなぁって感じました。
どのシーンも普通の事なのにこれほど涙してしまうとは思わなかったです。
最高の映画でした!
クリスマスのラブストーリーで1番好き
「ラブ・アクチュアリー」、「セレンディピティ」、「めぐり逢えたら」など観てきたが、この界隈の映画の中では一番好きだった。クリスマス映画が観たくてなんとなく選んだのが大当たり!
あらすじはシンプル。ウォール街で成功した億ション住みの男が、もし学生時代の恋人と結婚していたら…という、たられば話。最近はメタだのバースだの転生だのが流行っているが、風呂敷を広げすぎたり、設定が複雑で物語というよりゲームみたいだったりと辟易していた。しかし「なーんだこれくらいシンプルな方が面白いじゃないか!」と原点回帰。複雑な構成が苦手な自分には、「素晴らしき哉、人生!」、「クリスマス・キャロル」のような、どシンプルがやはり良い。
しかしラストは予想していたものとは違った。「どうせ最後に天使がまた現れて、結婚していたパターンを選ぶんでしょ」と思いながら観ていたが、そんな誰でも思いつくアホなものではなかった。
冒頭とは対照的に、ラストはジャックがケイトに行かないでくれと空港で懇願。立場が入れ替わるひとひねりあるラストだ。また天使は本当にいたのかすらも分からなくなるビタースウィートな余韻まで残る。今までのドタバタコメディとは打って変わって、しっとり大人っぽく物語の幕が下りてゆく…。
ちなみにジャックとケイトが復縁するのか?匂わせる最後の画が、日本版ポスターに使われており、「天使のくれた時間」という邦題と見事にマッチしている。「天使のくれた時間」とは、結婚していたパターンの時間なのか、それとも最後の空港での一夜のことなのか…。この邦題、ポスターと一緒に見ると沁みるな~。この映画の神髄を正しく伝えようとする当時の日本の売り手の熱意も感じた。
理性では「なんやかんやセレブな生活の方がキラキラして楽しいでしょ」と考えるものの、鑑賞中は「妻子のいる人生を大切にして!」と強く思ってしまう。(特に子供のいる方はそうかもしれない。)現実より物語を信じてしまう…これは作品が観客を魔法にかける力を持っている証拠だ。
個人的にはジャックとケイトが家でチョコレートケーキを奪い合うシーンが、キュートでラブラブで好き!ティア・レオーニがめちゃ可愛い!
人生での出会いと別れ、相手がパートナーであれば、あの時の選択は良か...
天使ではなく悪魔
“きらめき”は一瞬
人生の選択
過去を笑い、捨てるのは簡単だ。
未来に向けた希望を持つことは難しいが、尊い。
今、何が1番大切かなんて分からないからこそ、今を大切にして、今の気持ちに正直でいるべきだと思う。
パパをエイリアンとして、子供ながらに色々と教えてくれるアニーが可愛かった。
悪くはなかったが
夢の世界?になってからも、しばらく元の金持ちの価値観から抜けられず、ちょいちょい元の世界にまつわるシーンが多かったが、もう少し普通の生活の喜びに満足してるシーンが長くて、観ている方も元の世界の事を忘れるぐらい没入してしまうような展開だったら、現実に戻った時の振り幅が大きくて心が揺さぶられたのではないかと思う。
ジャックの心情の移り変わりの描き方が安易な印象
ウォール街で自分のために仕事一筋で働いて大金を稼ぎ、刺激的な生活を楽しんでいた独身の男ジャック。そんな彼が、目が覚めてみれば平凡な家庭の主人。他人の生活を預かり自分の人生だけを考えてはいられない立場になり、オムツ替えや子供の送迎などに苦労するのが笑える。
2つの対照的な生活を経験したジャックが、やがて本当の幸せに気づくというストーリーだが、彼の心情の移り変わりの描き方は安易な印象を受けた。元々子供や犬の世話や、刺激の少ない毎日に不満だったのに、結婚記念日付近からそういった平凡な生活に対して、急に幸せを感じているような描写が増えるので不自然。もっと子供と仲良くなるきっかけとか、嫌だった犬の散歩に楽しみを見つけるだとか、そういった目の前の出来事に幸せを見出すきっかけとなるエピソードが色々とあれば良かった。そのようなエピソードを踏まえ、平凡な毎日も悪く無いと彼が思うようになる構成であれば、よりストーリーに深みが出て面白くなったと思う。
『MR.デスティニー』
テーマは"可能性"
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