彼女を見ればわかることのレビュー・感想・評価
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いいオムニバス
サンダンス映画祭で公開された作品らしい内容。刑事のエピソードが冒頭と最後に来るのでミステリーっぽい内容かと思えばそうでもない。アルバートもロバートも他のエピソードで繋がるし、なんとなくいい感じ。
静かに女性たちの心の動きを描写する
総合70点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
愛情や人生についてなんとなく不安を感じている女性たちの、人間関係を絡めた心の動きを静かに描く演出がかなりいい。五つの別々の話は登場人物が実は互いに絡み合っており、それぞれがしっかりとした人格として登場する。注意して見ていないと、どの登場人物が他のどこに出ていたかを見過ごしてしまうので、あらすじなど読んで学習しておくといい。同性愛者の話と姉妹の話はこの中では個人的に良かった。
だが物語全体としてはこれといったはっきりとした起承転結がない。日常生活の延長で時にはやたらと当たる占い師やなれなれしい浮浪者が登場したりといった現実的ではないちょっとした事件が起きて、それで何かが起きるわけではない。やはり登場人物の心の動きが中心であり、物語に大きな動きがでるわけではない。心理描写がうまいのでこういうのもありかとは思うが、物語の良さで観る作品ではない。
自動シートベルト装着装置
映画「彼女を見ればわかること」(ロドリゴ・ガルシア監督)から。
キャッチコピーは「しあわせの、かすり傷」。
(五人の大物女優がそれぞれの生き方を綴った映画だったかな)
私の記憶が正しければ、第三話。ホリー・ハンター主演。
向いの家に越してきた男性アルバートに声を掛けて、車に乗るシーン。
運転席に座り、エンジンをかけたら、自動的にシートベルトが
前の方からスルスルと動いてきて、セットされた。
(だれか、詳しい人、確かめてくれませんか?)
へぇ・・と思ったからだろうか、メモは取らなかったけれど
インパクトの強いシーンとして、残っていたのだろう。
話をもとに戻す。もし、映画のシーンが普通の生活であるのなら
どうして、日本で「自動シートベルト装着装置」が話題にならないのか、
それが不思議だったから「気になる一言」にとり上げてみた。
(厳密にいうと「気になるシーン」だけれど・・)
地図のナビゲータもいいけれど、まずは安全装置。
もしかしたら、壊れやすくて、メーカーが作りたがらないのかも。
シートベルトをしないと、エンジンがかからない車なんて、
意外とできそうな気がするのだが・・。(笑)
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