シュールで不気味
食べ物や人のアップ等なんとなく不快さを煽るような映像が印象に残った。
おとぎ話を下敷きにしたファンタジーらしいけども、
自分の子供が普通と違ったら?
そして人を殺すような人間に育ってしまったら?
などなど色々と深読みして考えることもできて
楽しめた!
行き過ぎた母性本能の狂気かな
2015/10/20、VHSで鑑賞。
他のヤン・シュヴァンクマイエル作品よりも難解さが少なく、普通にホラーとして面白かった。難解さを覚悟して鑑賞したのですがそのへんは拍子抜けでした。
冒頭に水槽に入った赤ちゃんを売ってる屋台が出てきたんですが、何だったんだろう?そういうのが普通のおかしな世界を描くのかと思ったら、その後の映画は食人木(オテサーネク)が出てくる以外は至って普通の世界。子供がほしいあまり妄想を観たということでしょうか?
この映画で描きたかったのは、この監督がイメージする母性本能の狂気なんでしょうかね?初めにオテサーネクを育て始めるホラークの奥さんも、次に世話をする隣人の娘のアルジェビェトカも、化物であるオテサーネクが化物じゃなく、可哀想な子供に見えている。そんな一見狂気じみたような奥深い母性愛を描きたかったのかな。
この監督の他の作品もそうだけど、食事のシーンがちっとも美味しそうに見えなくて、なんか効果音もグチャグチャしていて汚いものをいじっているように感じる。食事という行為が余り好きじゃないのかな?
コントロールできないもの。
コントロールできないものはこわい。
妄想の子供なら、
現実1割くらいなのかな。
ごはんは生きのびるためだけの
手段に見えた。
B級ホラー映画とおとぎ話の融合
ジャケットが可愛くて借りました。
どうしてだろうかわからないけど
出てくる食べ物が全てまずそうです...。
それもなにか意味があるんだと思います←わからなかったけど