オテサーネク 妄想の子供

劇場公開日

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解説

チェコの民話をベースに命を持った切り株人形の恐怖を描く寓話。監督・脚本・原案・美術は「悦楽共犯者」のヤン・シュヴァンクマイエル。出演は映画初出演のクリスティーナ・アダムツォヴァーほか。

2000年製作/132分/チェコ
原題:Otesanek
配給:チェスキー・ケー=レン コーポレーション

ストーリー

ホラーク(ヤン・ハルトゥル)とホラーク夫人(ヴェロニカ・ジルコヴァー)には子供がなく、二人は失意を抱えていた。ある日、夫人は赤ん坊の形に削った木の切り株をオティークと名付け、我が子としてかわいがるようになる。同じアパートの住人たちの奇異の目や夫の不安をよそに、夫人はオティークに異常な愛情を注ぐが、そのオティークは生命を持ち、恐ろしい食欲であらゆるものを平らげていく。そんな事の真相を理解していたのは、民話『オテサーネク』を読んでいた少女アルジュビェトカ(クリスティーナ・アダムツォヴァー)だけ。民話のオテサーネク同様、オティークは生きた猫や人間まで食べてしまう。収拾のつかなくなったホラーク夫妻は地下室にオティークを閉じこめるが、今度はアルジュビェトカが彼の面倒をみはじめる。やがて少女はアパートの住人をオティークの餌にすることを選び、ついにはホラーク夫妻も食われてしまう。それにようやく気づいたアパートの管理人(ダグマル・ストシーブルナー)は、鍬を持ってオティークのいる地下室に下りていくのだった。

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映画レビュー

4.5すごいすごい!こんな作品があったなんて!!!

2021年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なんじゃこりゃー!
今のいままで知りませんでした、本作の存在を。
私はこの20年何をやってたのやら。アップリンクさん、感謝です。

こんなにも気持ち悪く、スタイリッシュで、いやらしく、いやーなジョークだらけのファンタジーホラー、いや、ファンタスティックホラーを観られるなんて、、、ありがたし!!!

何を書いてもネタバレになっちゃうんで書きませんが・・・、もー、なんつーんですかね?
最初から不気味さトップギアっす。富士急ハイランドのドドンパ級のGでココロも体も一気にあっちの世界に運ばれます。オープニングの異常感、良いです。
なんでそんな描写が必要なの?と思いますが、だんだんその必然性が見えてきます。

結構哀しい物語のスタートで、かなり切ないのですが、そこから始まる狂気が素晴らしい。
願いから来る狂気、、無邪気な狂気・・・それは民話の狂気・・・。ひゃー、怖いやつだ!これ!
遠心力がどんどん力を持ってくるように、時間が経過していくたびに怖さの拍車がグングンかかっていきます。ドドンパ級のGは衰える気配ありません。
合間合間に挟まる下世話なジョーク、淫雛な食事風景。OUTなエロ。
とにかく「ヌメーーーー」っとしてるんですね。

それがいい。

民話をうまいこと現代の物語と結合したもんですね。ナイス脚本です。
結構「あれ?そーなっちゃうんだ?」と裏をついてくる、しかしそれは説得力のある裏攻め。
うんうん、そーでさぁね。そーなりまさぁね。と。

良いなぁ、どんどんどんどん、蟻地獄にハマっていく感じ。蜘蛛の糸に絡まっていく感じ。
さらに、ベースが民話ってのが、何というのでしょう。牧歌的な怖さ?無邪気な怖さ?
それはアリアスターのミッドサマーみたいです。あの、なんちゅーか、明るいから怖い・・・みたいな。

ラストは・・・・これまた民話と現実のGAPを感じさせる良い結末です。

あーーー、怖かった!

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バリカタ

4.0イレイザーヘッドかと思って見てたら

よしえさん
2021年3月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

童夢でした、みたいな。
自分で書いておきながら上手いこと言うなとちょっと感心した。

妊娠もしてないのに異形の子を産んでしまった夫婦の悲劇が前半とすれば、後半は異形の子に絡んで同じアパートの住人の異常性がどんどん浮き彫りになっていく。
特に、前半からどこかおかしげな様子だった隣人の子アルジュビェトカが後半突然主役に躍り出て、愛らしさの影でどんどん狂気を圧し拡げていく様は、まさに恐ろしさしか感じない。

画的にはほぼホラーなのだけど、ぎりぎりファンタジーの範疇に留まっているような肌触りで、グロテスクなシーンも多いがあまり気にはならない。むしろ執拗に描かれるありきたりのはずの食事のシーンが怖かったりもする。
それにしても、原作は童話なのだそうで、映画内で原作のストーリーも説明されるのだが、このお話、元から怖いのだ。チェコの子供たちの情操教育が心配になってくるが、元々スラヴ神話自体結構恐ろしい話が多い印象なので、もうこれはそういう土地柄なのだろう。

なお、映画はオチの切れ味が鋭すぎて、暫く切られたことに気づかなかった。

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よしえ

生理的に嫌な映画wwそれが素晴らしく見所なとんでも映画ww

2020年1月14日
PCから投稿

子供をなかなか授からない夫婦のお話です。旦那さんが木で作った人形を妻にあげると、取り憑かれた様に木の人形を育てます。すると切り株に命が宿りますが、食欲が半端なく人までも食べてしまいます。夫妻は切り株をアパートの地下に隠しますが、隣に住む女の子は、本当のことを知ってしまいます。そしその切り株を育て、教育まで始めます。

嫌なところは、食べ物が汚くて気持ち悪く見えるところ。ドロドロな感じで口の周りに着くのも汚らしくてこの映画の魅力かもww
そして、嘘を重ねてプレッシャーになっていく夫と、全くおかしな事をしていないと思わせる妻の行動が逝っちゃってますww見ている方がおかしいのかと錯覚しそうな勢いの変なストーリーww近所に住む思春期の少女が1番理解していて鋭く、そして厳しいのがこれまた怖いです!
極めつけは木の人形の動きがヤバい!グロい動きと、口から覗く歯と目が気持ち悪すぎです。

生殖と誕生の、社会生活に馴染まないどぎつさと生々しさが、芸術的に表現されている映画でした

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尾高友義

3.5シュールで不気味

jukokoさん
2017年4月9日
Androidアプリから投稿

食べ物や人のアップ等なんとなく不快さを煽るような映像が印象に残った。
おとぎ話を下敷きにしたファンタジーらしいけども、
自分の子供が普通と違ったら?
そして人を殺すような人間に育ってしまったら?
などなど色々と深読みして考えることもできて
楽しめた!

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共感した! (共感した人 2 件)
jukoko
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