「職探しのシーンは自分のことのように感じた」我等の生涯の最良の年 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
職探しのシーンは自分のことのように感じた
終戦に伴い本国に帰還した軍人達が、家族との再開を喜びあい幸せを噛みしめる。だがその素敵な時間はすぐに終わり、就職難や身体の障害といった、復員兵としての苦悩にぶち当たる。特に、フレッドの爆撃機操作の経験が社会では全く評価されず、職探しに苦労する様に同情した。似たような状況に自分もなったので、自分のことのように感じるシーンだった。しかし、フレッドは最後には自分にとって納得のいく仕事に就けたのが良かった。このように、復員兵の苦悩とそこからの立ち直りがよく描けていた。
最後はハッピーエンドなので後味が良い。だが3時間近くある内容は長過ぎる。あと30分は削ってコンパクトにできたと思う。
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