私の愛するテーマ

劇場公開日:

解説

血のつながった3世代の女たちの日常を描くドラマ。製作・監督・編集は「マリアの本」のアンヌ・マリー・ミエヴィル、脚本はレナルド・カルカーニとベルナール・カサス、フランソワ・ロッシュ、カトリーヌ・トマ、マリー・クリスティーヌ・バリエールの共同、撮影はジャン・ポール・ロサ・ダ・コスタが担当。出演はガエル・ル・ロワ、アニー・ロマンほか。

1988年製作/フランス
原題または英題:Mon cher sujet
配給:シネマドゥシネマ
劇場公開日:1990年3月31日

ストーリー

オペラ歌手を志す20歳のアンジェール(ガエル・ル・ロワ)は、サキソフォン吹きのミュージシャン、カルロ(イヴ・ネフ)と結婚しているが、将来についても自信がなく、不安に満ちた楽ではない生活の中で、深く考えることもなく堕胎する。母のアニエス(アニー・ロマン)は40歳、離婚して独り暮らしをしている。翻訳家として自立し、フランソワ(ベルナール・ヴォリンジャー)とハンス(ハンス・ジッヒラー)という2人のボーイフレンドの間で自由な関係を楽しんでいる母の姿に、アンジェールは自分の早すぎた結婚を後悔するが、アニエスにも娘や母の問題など悩みは尽きなかった。60歳になるアニエスの母オディール(エレーヌ・ルーセル)もまた一人暮らしで、生き生きと仕事をこなしている。気懸りだった父オーグスト(マルク・ダルノー)の死で、彼女は自分の生と死をみつめるのだった。やがてアンジェールに子供が生まれ、3人の女たちは改めて生命というものに面と向いあうのである。

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