若草の萌えるころのレビュー・感想・評価
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ジョアンナ・シムカスを見るための映画
名作『冒険者たち』でとても魅力的だったジョアンナ・シムカス主演映画、ずっと観たいと思っていて、ようやく鑑賞。原題は「ジタ伯母さん」。
ロベール・アンリコ監督&ジョアンナ・シムカス主演の本作、確かにジョアンナ・シムカスの美しさ際立つ映画なので彼女に見とれてしまう(笑)
ピアノ教えている婦人が突然倒れる。少しして、ジョアンナ・シムカスがその部屋に入って来て、倒れている女性を見つけて「ジタ伯母さん!」と叫んでドクター・コール。
ジョアンナ・シムカスはアニーという役で、父親は戦争で行方不明、現在は母親・ジタ伯母さんと一緒に住んでいる。
ジタ伯母さんの脳卒中の看護を母親としていたアニーだったが、夜中の街中を彷徨いはじめる。そして、男に尾行されたり、貧困外国人と出会ったり、警察に連れていかれたり、つかの間の恋愛らしきことをしたり……といろんな出来事が起こる。
物語面で、伯母さんが死にそうなのに放浪する女性というのは特段の魅力を感じないのと、貧困外国人が猫をつかまえて食べようとする件が好きになれなかった。
本作は、「綺麗なジョアンナ・シムカスを見るための映画」と割り切って観るしかない感じがした。
ジョアンナ・シムカスがブランコに乗るシーンなどはとても美しい。
退屈かも
紹介文通りのことが起こるだけで、引き込まれる物語もなければ、見とれるような映像があるわけでもない。
主演女優も(遠目には美人だけど)よく見るとさほど美しいわけでもなく(この辺は好みの問題ですが)、演技もどうかと…
登場人物の台詞も、どこかで聞いたような…。
個人的には残念な映画でした。
自分勝手な悪女
総合:50点
ストーリー: 45
キャスト: 60
演出: 60
ビジュアル: 70
音楽: 70
自由奔放で衝動的で自分勝手。ただ幼いだけかもしれない。でも本人は認識していないが、周囲を振り回し他人の迷惑を考えられない結構な悪女。見た目はそれなりに美女ではあるが、彼女の身勝手な行動を考えれば特に魅力的な登場人物とも思えない。
物語といっても大好きな叔母が危篤の中、かなり場当たり的な彼女のその日暮らしの夜遊び生活が描かれているだけで、特に主題があるようにも見えない。最初は物悲しさがあって雰囲気のある映画かと思ったが、だんだんといいかげんな話になってくる。こちらのほうもあまり評価できる面白いものではなかった。
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