「英国教会成立にまつわる歴史作品」わが命つきるとも SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
英国教会成立にまつわる歴史作品
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〜ヘンリー八世は、アン・ブーリンを正妻とするため、カトリックでは禁じられているが、現在の正妻との離婚を望み、有徳の法学者であるトーマス・モアにローマ法皇へのとりなしを依頼する。敬虔なカトリック教徒であるモアはそれを拒み、そのために王に忠実なクロムウェルらの謀略によって追い詰められていく。その生き方は最期まで高潔で、国王、自分の命よりも神への信義を選んだのだった。〜
ユートピアという言葉を造った人は、とても真面目なキリスト教徒だったということが分かり、勉強になった。
他に思ったこと:
前法務官の顔力がすごいと思ったらオーソン・ウェルズだった。
モアの家族は黒っぽい地味な色合いの装いだが、対照的に王や諸侯はホルバインの絵画から抜け出てきたような、色とりどりの豪華な衣裳で見応えがあった。とりわけヘンリー八世が金ピカしていたので時代考証的に少し気になった。
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