「ヒップホップ映画の原点」ワイルド・スタイル DJ souchouさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒップホップ映画の原点
一応作劇上の主人公はグラフィティライターのレイモンド(冒頭に米軍勤務の兄に説教される愚弟賢兄を地で行くシーンがある)なのだが、女性美術編集者との逢瀬以降何となく影が薄くなりそのままラストの野外ステージライブになだれ込み、その熱狂の中でどうでも良くなる。
重箱の隅レベルで悪く言ってしまえば未整理かつ散漫なのだが、それで良いんです。ヒップホップほぼ最初期のドキュメンタリーも兼ねてるので。
各社から出てるDVD版ではグランドマスター・フラッシュのDJシーンでボブ・ジェームスの「マルディグラに連れてって」を2枚使いする箇所が著作権の関係で似た感じのインストにダビングされてるのが残念。
なお、おたのしみ研究所(渋谷HARLEMの運営母体)からリリースされてたVHS版では…?
他にも、故ラメルジーのライブは圧巻の一語。
ヒップホップに興味のある方は是非。
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