ワイルドキャッツ
劇場公開日:1986年4月29日
解説
落ちこぼれハイスクール・フットボール・チームのコーチに就任した女性と選手たちの活躍を描くコメディ。製作はアンシア・シルバート、監督は「フレッチ 殺人方程式」のマイケル・リッチー、脚本はエズラ・サックス、撮影はドナルド・ソーリン、音楽はホーク・ウォリンスキとジェームズ・ニュートン・ハワード、プロダクションデザインはボリス.レヴィン、編集はリチャード・A・ハリスが担当。出演はゴールディ・ホーンほか。
1985年製作/アメリカ
原題または英題:Wild Cats
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1986年4月29日
ストーリー
シカゴ・プレスコット高校の陸上部のコーチ、モリー(ゴールディ・ホーン)は、父が名フットボール・コーチという血筋を受ける、離婚して2人の娘をかかえるネアカなキャリア・ウーマン。夢は母校のフットボール・コーチになることだが、体育部長ダーウェル(ブルース・マクギル)は強硬に反対。女なんかにというわけだが、そんなにやりたいのならと、彼はモリーにスラムのセントラル高校のコーチを世話した。高校は無法化し、校長エドワーズ(ニプシー・ラッセル)は、2匹のドーベルマンを飼ってニラミをきかす。ワイルドキャッツというチームは、シカゴ最低の戦績(不戦勝1)のグータラ集団。モリーはコーチをやめようとするが、娘アリス(ロビン・ライヴリー)や友人ヴァーナ(スウォージー・カーツ)からタイムウォッチを贈られ、ヤル気を出す。だが、チームの連中はモリーを女とバカにし、彼女の職員室を荒し、タイムウォッチも壊してしまう。頭にきたモリーは、彼らにランニング競争という挑戦状をたたきつけ、雨中決行した。モリーが負けたらコーチを辞めるというわけだが、1人2人脱落者がふえ、最後に残るトルーメイン(ウェズリー・スナイブス)もギブアップ。そのモリーが勝った日からチームの連中は彼女に一目置き、モリーはチームを強くするために、チンピラの仲間入りをして登校しない名クォーターバックのバード(マイケル・T・ウィリアムソン)をチームに戻す。ついにチームは連勝し出した。しかし、元夫のフランク(ジェームズ・キーチ)は、スラムの生活は娘に良くないとモリーに迫り、彼女から親権をとり、娘を引きとろうと法廷にかけこむ。チームの面々のモリーへの応援もむなしく敗れるモリー。一方チームは巨漢フィンチ(タブ・サッカー)も加わり、ついに最終戦はブレスコット高との戦いとなった。悩むモリーを励ますため、チームの面々は彼女にタイムウォッチを贈る。さて試合当日。前半苦戦のワイルドキャッツも、モリーが娘と別れてもコーチをやるという言葉にヤル気を出し、ついに優勝。観客席のフランクもモリーの生き方を認め、親権のことは一から考えなおすことにした。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイケル・リッチー
- 脚本
- エズラ・サックス
- 製作
- アンシア・シルバート
- 撮影
- ドナルド・ソーリン
- 美術
- ボリス・レヴィン
- 音楽
- ホーク・ウォリンスキー
- ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 編集
- リチャード・A・ハリス
- 字幕
- 戸田奈津子