「500年と50年の重みはすごい!」ロミオとジュリエット(1968) りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
500年と50年の重みはすごい!
他のドラマや漫画などの劇中劇でたくさん登場してたので、大まかなあらすじは知っていたものの、本作自体を観るのは全くの初めてでした。
好きな漫画の劇中劇で取り上げられてたので、これが本物かー!と大興奮!原作が500年も続いていることも、50年前のアンティーク映画としても納得の内容でした。
ロミオとジュリエットのセリフはロマンチック過ぎてうっとり…というよりは、ふたりの愛の熱量に驚きました。漫画の劇中劇でセリフを知っていたので、本当に言ってる!という感動が大きかったです。
なんと言ってもこの映画の最大の魅力はジュリエット!
容姿ももちろん、雷に打たれたような初恋に夢中でかわいいです。
それに対してロミオはやや魅力に欠けるかなのが残念。登場する若い男たちが獣のように野蛮で戦うのを好む中、穏やかで名家の跡取りなのに威張る様子は全く感じられないのは素敵。でも、リーダーシップやさわやかさに欠けるので、魅力的な男性像とは少し違うなと思いました。
結末を知っていても、どうか幸せになって欲しい…と祈りながら観てました。
ストーリーはシンプルで分かりやすく、魅せるシーンは驚くほど濃厚であるにも関わらず、対照的に残酷な結末だからこそ、人の心に残るんだろなと思いました。
私の長年のロミジュリってどんなストーリーなんだろう?を裏切らない内容で満足でした。
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