ロボコップ(1987)のレビュー・感想・評価
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冒頭で、いきなりロボコップになる前の警官が滅多打ちに撃たれ、腕が取...
冒頭で、いきなりロボコップになる前の警官が滅多打ちに撃たれ、腕が取れたシーンはショッキングだった。
マーフィ巡査の”マジメにやれ”に痺れます、何十年経っても
4K版のディレクターズカットでの鑑賞。実際には2Kでの上映でしたがスクリーンでの初鑑賞だったので不問にします。
凶悪犯罪の巣と化した近未来のデトロイト。南署から転属になったマーフィ巡査は男勝りのアン・ルイス巡査とパトロール中にクラレンス率いる強盗グループに遭遇、廃工場に追い詰めたものの反撃に遭い惨殺されてしまう。民営化された市警を運営するオムニ社は実戦配備前に暴走した警察ロボットED-209の代わりにマーフィをサイボーグ化しロボコップとして蘇生させる。着任早々から活躍するロボコップはマーフィとしての記憶は消去されたはずだったがクラレンス達に襲われた時の記憶が悪夢として蘇り・・・というストーリーは全人類がご承知の通り。
いかにもヴァーホーヴェン監督作品だなと思うのは市警のロッカールームが男女兼用であること。これは『スターシップ・トゥルーパーズ』と同じ設定、未来の話なんだから男女平等なんて常識でしょ?ということでしょうがこれを32年前にやるかね?という話。初パトロールでアンを制してマーフィがハンドルを握る時のアンの超イヤそうな顔とか、そんな些細な描写も当時も今も斬新。マーフィ殺害の血も涙もないエゲツなさは今でも鳥肌立つし、コブラ銃を街中で乱射してはしゃぐクラレンス一味のキテレツぶりもヤバい。そして廃工場でのクライマックスで疾走するバンのホイールが外れてカメラの真上をヒュンと飛び越えていくシーンは判っているのに首をすくめてしまう。何十年経とうがビタ一文色褪せない乾いたバイオレンスとギャグには開いた口が塞がらないです。
私の座右の銘はマーフィの名台詞「マジメにやれ」なわけですが、この映画を観るたびに己のぶったるんだ根性にヤキを入れられます。この映画の前ではいつまで経っても舎弟だなと思います。
忘れちまってた傑作!
己れの記憶力の程度を再確認してしまった。えっ、そうだったっけ?の連続。
先駆者へのリスペクトを込めて星たくさんにしました。この頃まではストップモーションアニメだったんだ。も少しスムーズに動いていた印象だったけど。ジョーンズもデカプリ落ちしてるし。
味方にハシゴを外される悲哀。生前の記憶を追いかけ「流れない涙」にくれるサイボーグ。カベドン!ただしtoo much power だけど。
全く古さを感じないんだけど、これは自分の記憶力の無さに感謝すべき?
インパクトのあるダメージ表現!
残酷な流血描写も包み隠さず描いてなかなか新鮮だった。今だと確実に年齢制限がつきそう。
かなり前の作品だけど、ロボットの駆動の描写がしっかりしていてよかった。
ストーリーはこういった系の設定の王道的な感じで先が読めてしまい、少し単調に感じた。
リメイク版を鑑賞したのでレビュー登録。 やっぱり本作こっちが勝って...
リメイク版を鑑賞したのでレビュー登録。
やっぱり本作こっちが勝ってるな。
2014.6.8
よく分からんがクセになるw
傑作ということはいたるところから聞いていましたし、リメイクも出てますからこれを機に良いかな、とプライムで鑑賞。傑作かどうかっていうと個人的には微妙だったけど、とりあえずクセになりましたw
本編中、いくつかCMが流れるのですが、なんか...色々突っ込みどころがありすぎて、シュールな笑いを起こします。何かを伝えたいんだろうけど、よく分からないんですよ!何ですかあのボードゲームはw
敵マフィアの頭が乗ってる車がさっき自分で爆破した車と似ている(あるいは同じ)に見えたり、子ども達に真面目にロボコップが対応したり、場所探知でロボコップの居場所がわかるのに探しに行かず、ヒロインに仮眠をとらせる時間を与えるくらい敵が馬鹿だったり、よくわからんタイミングで警察がストライキをしたり、人質を取る連中の要求が色々個性的すぎたり、予想外にリアルにエグかったり、ちゃっかり切ないヒーローやりきってたりetc、......昭和の東映ヒーローを見てるような感覚でしたw
ただこのボケ全般(狙ってはいないだろうけど)で突っ走るこういうノリは今の時代の映画じゃできなくなってるような気がしました。だからこそ、今作は見てて古い作品ですが新鮮に感じたし、中毒性があるな、と感じました。まあ、大元のプロットがシンプルでわかりやすいからこういうことができるのでしょう。また見たいです。この流れで2、3作目も見ていきます。
79点!
所々、コミカル描写
随所にP・バーホーベンがふざけ半分に撮った感のある描写が皮肉混じりというか!?
序盤の警察署で男女混合で着替えてる場面とかデカいロボットが猛獣のような声で階段を踏み外す?滑稽なシーンとか笑える。
とにかく悪は見事に皆殺しでヴァイオレンス描写はB級感漂う不気味な感じで銃も乱射しまマクり。
N・アレンの役名がアンルイスって偶然の一致がウケるし全体的に雇われたP・バーホーベンがやっつけ半分に撮れるトコは好きなようにヤッた感じ!?
日乃出会館内劇場にて鑑賞。
コントとかパロディで
パロディをテレビで見てた印象だけかと思ってたけど、マスクをとったロボコップを見て小さい時に本編観てる気がした。
いちいちグロくてインパクトがある。
名作とゆうよりカルト的に面白い。
特典映像の特殊効果の説明がよかった。
コマ送りの映像がなんかかわいい。
今まで勝手に抱いていたイメージと違う
すごく有名だけどきちんと見たことがなかった。
こんな殺伐として、そして切ない映画だったんだと軽くショックを受けた。
見て良かった。
革新的作品
あらすじ 壮絶な殉職を遂げた警官が死の淵からロボコップとして復活。やがて凶悪犯グループを追いつめ....
劇場では見れなかったが、当時ブラウン管越しにクギ入るように見てしまった。
ロボコップの動きや歩くときの機械音、当時のSF技術からしてかなりよく出来ている。
その後、3部まで続いていくのだが最後は空を飛んで行くシーンにはゲンナリしてしまった。
2014年にリメイク版が公開されたが、より動きが人間ぽくなってしまい、ロボらしさがなく、なにを見せたいのかわからない作品。
切なさと興奮と
なんとなく観てしまいました。久々の鑑賞でしたが、改めて、よくできた作品なんだなと確認する機会になりました。子どもの頃に見た際には、監督という存在を気にしないでいましたが、今見ると、バーホーベンの趣味満載の映画だってことにも気づきましたね。爆発するし、血は吹き出すし、手はもげるし、体がドロドロに溶けるし…
そして、これらの要素がしっかりと作品のテンションの維持に役立ってるってことも、かなり納得できました。
いや、改めてすごい作品だな、と。
で、私個人の体験としては、子どもの頃にこの映画に感じていた、ある種の切なさを再び感じることができて、感慨深かったです。そう、可哀想なロボコップ… それが私の原体験でした。
これぐらいテキトウで良い
今見ると結構グロかったんだと気づく。
ロボットの撮影がチープで怖い。
あのへんなペーストの食事には度肝を抜かれる。
笑える場面多数。大雑把でほんとアメリカ人らしい発想盛りだくさんの映画。
"人権"について
このシリーズはグロテスクですよね…ポール・ヴァーホーヴェン監督なのでなおさらです^^;
さて、当時はB級映画の扱いで製作された本作が、何故これほどまでに大ヒットしたのか。その理由は、近未来SFアクションというジャンルに人間ドラマの要素等を多く取り入れたことだと思います。
会社の利益のために"ロボコップ"を開発したオムニ社。その実験台に選ばれた瀕死の警官。彼は人間であった頃の記憶を消され、殺人マシーンに変貌してしまいます。ところが徐々に、記憶を取り戻していくのです。いくら改造したって、結局は人間なのです。
ここから、"人権"という難しい問題が提起されます。劇中ではダイレクトに語られませんが、この娯楽映画の裏には、直面すべき普遍的なテーマがあります。それをどう解釈するのか。ここに魅力を感じるのです。
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