ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズのレビュー・感想・評価
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初々しいジェイソン・ステイサム
ガイ・リッチー初長編監督作かつ、ジェイソン・ステイサムの映画デビュー作。
タイトルは一切合切って意味の慣用句、ロック、ストック&バレルのもじり。バレルが銃身って意味なので二重に意味が掛かっている。
ガイ・リッチーは当時、スタイリッシュなCMやPVで注目された新進の映像監督だったけれど、あのマドンナと付き合ってた(のちに結婚&離婚)ことで有名だった。マドンナは今でこそちょっとイタイエロババアだが、当時は絶対的なクイーン・オブ・ポップ。日本で言うと宇多田ヒカルと紀里谷和明?(余計でした)。
さて、映画について。
そのスタイリッシュな映像は今見るとやはり少し色褪せている。うーん、もう少しかっこよかったはずなんだけどなぁ。
二転三転するストーリーは、予測はつくものの、よく練られていて、劇団新感線のよう(褒めてます)。
ジェイソン・ステイサムはその後の活躍を知っているせいか少し贔屓目に見てしまいますが、当時から目立ってます。
90年代の名作を映画館でリバイバル上映する「Filmarks90’s」なる企画で、平日の昼間の郊外のシネコンで鑑賞。観客は自分も含めて2名。この企画、大丈夫か?でも過去作を近所のシネコンで観れるのはありがたい。頑張ってください。
登場人物が多く、ややこしい
1週間限定上映で観てきました。登場人物が多く、相関図を作成しないと把握しにくいと思います。
時代を感じる映像で、けっこう暴力的な場面がありました。
大まかな内容は分かったのですが、残念ながら爽快感まではいきませんでした。
4人ぐらいの観客でしたが、最後まで残っていたのは自分だけでした。
全てが繋がる
繋がると書きましたが、どちらかと言うと複数の糸が複雑に絡み合って最後に綺麗にスッと「ほどける」様な感じでした。
設定やシチュエーションの為か観てる途中パルプフィクションが頭をよぎりました。
劇場公開時鑑賞。言われてみれば4人の中にステイサムっぽいのいたかも
うん、いたいた。
多数の人物、複数のストーリーが交錯して最後にぴたりとパズルのピースがはまる大好きなタイプ。慣用句をもじっているらしく意味のよくわからないタイトルも逆によし。ガイ・リッチーの出世作(かつ最高傑作)という認識だったが、マシュー・ボーン製作だったのか、へー。
2023/10/8:劇場でやってたので、24年ぶりに鑑賞。いやあ、やっぱり面白いや。ジェイソン・ステイサムもちゃんといるいる。前半の下ごしらえ部分はややスローペースだけど、いざ話が動き出したら、あとは二転三転四転五転するストーリーの濁流に飲み込まれるのみ。
『パルプ・フィクション』の亜流
むかーし観て、よくなかった事しか覚えてなかったんですが、
映画館でリバイバル上映するって事で、超久しぶりに観賞、2回目です。
『パルプ・フィクション』を、イギリスで、変にスカして、難しくした感じで、亜流の、クライム・ムービー。
本家と同様に、シャレや皮肉が効いてる展開ですが、
変にスカしてるし、全体的に少し分かりずらい(笑)
いろんな派閥があって、ココとココが仲間で、ココとココが敵で、ってのが、結構こんがらがります。
画面が、黄色のフィルターを付けてるように、黄色がかってて、観ずらいし、鼻につく(笑)
クラッシュもカバーしたジュニア・マーヴィンの「ポリスとコソ泥」が流れますが、それが1番うれしかった事(笑)
評価が高いみたいですが、僕は…
そーくるかっ!!
90年代の名作をリバイバル上映する『Filmarks90's』の第一弾✨
と言ってもあたしの人生にはこの作品が掠った事が一度もなく、存在すら知らなかった作品💦
どんなストーリーか全く知らないまま観始め、初めの印象は「あ〜はいはい、トレスポ的な感じね。90年代にリアタイで観てたら共感できたかもだけど、今みてもどーかなー」なんて勝手なことを思っていたけどゼーンゼン違ってたっ‼️
さすがマシューボーンが制作に携わってるだけあるある💛世の中ってこうしてうまく回っているのね〜🍀と妙に納得してしまった😂
痛快とか爽快とはまた違うけど、紛れもない良作❤ ❤ ❤
しびれます
音楽も、映像も、テンポも、かっこいい!
最初はカッコだけのかったるいものだろうかと思っていたのだが、どんどん後半から色んな人たちの思惑が絡み合っていって、なにがなにやらと、どんどん「どこへ行くの?」ってほうへ転がっていく。
目が離せない。
ラストもたまらんです(^o^)
惚れました♡
ガイ・リッチー監督のデビュー作。
1998年(イギリス)監督・脚本:ガイ・リッチー(この時、30歳)
リッチー監督の最新作『ジェントルメン』を観たついでに、
以前観て面白かった『スナッチ』と今作品「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』を再見してみました。
いやぁー20年ぶりに観ても見事に騙されて面白かったです。
内容は結構複雑に仕組まれています。
今となってに主役の、
《ジェイソン・ステイサムの小悪党の4人の仲間。》
彼らをハメて50万ドルの借金を騙し取ろうとする、
《賭博場の元締めハリーとその手下》
借金返済に困って思いつく、
《隣家のギャングの一味は・・・》
マリファナ工場で大儲けしている、
《金持ちの坊ちゃんたち仲間たち》の金を強奪する計画だ。
この4グループが、話の中心です。
ステイサムの仲間が、
隣のギャングが金持ちの坊ちゃんたちのマリファナや持ち金を盗んだ後で、
ステイサムたちがその獲物をそっくり頂こうという計画でした。
この映画でお宝は【マリファナと大金+骨董価値のある猟銃】
『スナッチ』では【8カラットのダイヤモンド】
『ジェントルメン』はマシュー・マコノヒーの【大麻工場とその利権】
という訳ですが、
そのお宝がどう転んで誰のものになるかが、最大の監督の腕の見せ所。
3作品とも最後の最後まで分かりません!!
その巧妙な仕掛けや過程と語り口の巧さを楽しむ・・・そういう映画。
金や大麻やダイヤモンドに群がるギャングやマフィアや小悪党に、悲哀を感じて、
・・・欲は身を滅ぼす・・・なんですが、
ラストで急転直下、【漁夫の利】的な盛り上がりを見せるのも共通ですね。
複雑なストーリーをユーモアたっぷりと魅せるリッチー監督に、
尊敬の気持ちが強くなります。
『シャーロック・ホームズ』や『アラジン』で多才なところをみせるリッチー監督の
原点は、やはりこの映画にあるようですね。
ガイ・リッチーの手腕
この一作と「スナッチ」が少々で全ての才能を放出したガイ・リッチーの長編映画監督デビュー作の初期衝動が炸裂、洒落た笑いとスタイリッシュな映像にサントラも最高でセンス良し、濃いキャラクターが勢揃いで問題山積み、ドンデン返しの繰り返しに飽きる事はなく何度観ても面白さは薄れない。
キャスティングも逸品でスティング含めた役者陣の新鮮味が堪らない、今やアクション臭がプンプンなジェイソン・ステイサムも際立つ存在感で格好良かった。
腑に落ちないのがギャングの頭ドッグからクリスが奪った金がエディたちの借金完済に回った状況、ドッグもハリーへの借金があり日焼けサロンでクリスから取り立てられる場面が、そこら辺が有耶無耶な気もするし、ラストの携帯を口に咥える演出がワザとらしく思てしまう。
タランティーノやフィンチャー、イニャリトゥなど90年代に初期衝動を炸裂させた監督たちは賛否あれど今だに衰える事はなく、ガイ・リッチーはダニー・ボイルが如く成功しているにしても勢いは落ちて行く一方で、とうの昔に熱も覚め新作に興味すらなくなってしまった個人的な思い。
レンタルで初めて観て「スナッチ」初公開時の特別上映でフォーラム仙台にて鑑賞。
色褪せぬ傑作
ガイリッチーとマシューヴォーンの名前を世に知らしめた作品。
レンタル屋でたまたま見かけ、久しぶりにと観てみました。
ジェイソンステイサムにニックモラン、それとオープニングのオーシャンカラーもこの作品でブレイクしたような印象があります。
後もう一人、これがデビューとなったヴィニージョーンズですね。彼もインパクトがありました。
スティングも良い位置。というか脇を固めるキャストが皆魅力的でした。
作品はクライムムービーなのですが、脚本や演出それと音楽が素晴らしい。
テイストは違いますが、タランティーノのような稀有なセンスのある作品。前後に散らせた細かい伏線を畳んでいく様も素晴らしい。
あと小物、特に服。ポロシャツやチェスターコートが欲しくなります。
カメラワークも子気味良く、終盤からの伏線回収は素晴らしいの一言。本当見事すぎる。
ヴィニージョーンズに最後まで華をもたせていて、何というかイギリスらしくサッカー愛を強く感じます。
それと物語を見送るローゼズの「Fool's Gold」の入れ方、絶妙すぎですね。
今見ても色褪せぬ傑作でした。
とにかく楽しめ‼️‼️‼️‼️‼️‼️
ジェイソン・ステイサムのデビュー作品⁈
いやあー、こんなに面白いなんて‼️
主役ではないし、派手な格闘シーンもないけれど、あれがこうなって、これがああなって、最後にそうくるのね😁
という一種のカタルシス‼️が最高の盛り上がり方で味わえます。それもユーモアたっぷりに‼️
このカタルシスは〝浄化〟というより、もはや〝快楽〟そのもの‼️
映画館で映画が観れない今だからこそ、余計そう感じるのかも知れませんが、まあ、そんな解釈はどうでもいい。
とにかく楽しめ‼️
そう背中を押してくれる映画です。
バー経営者の父親、業務転換した殺し屋、麻薬組織のボス、ラリってた女の子、冴えない泥棒コンビ……、誰を思い出しても自然とニヤけてしまう人物造形の妙‼️
公開してるのに観にいけない『ジェントルメン』を観にいくのが一層楽しみになった半面、この映画ほど楽しめるのか⁈
そっちのほうが心配になってきました。
脚本がすごい!
オチが凄い!参った、ぶったまげた。登場人物が多すぎて、皆外人だから同じ人に見えて、誰が、誰っ?てなるけど、アレがコウなって、コレがアアなって、振りが見事に回収されていく。ギャグではなく伏線の回収で笑わせるってセンスの固まりかよ
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