「何度観ても面白い、ガイ・リッチー初監督作品」ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
何度観ても面白い、ガイ・リッチー初監督作品
ロンドンの下町に住む
パッとしない4人の若者は
楽して金儲けを企むが
相手が悪く思わぬ展開へ…
登場人物も怪しさ100倍
弾丸を潜り抜ける男や
裏組織を仕切る危ない男
強盗をするトンマな奴ら
美味しいところを奪う男
などなど、など…
みんな何かを企み狙い
ぐちゃぐちゃ絡み合い
意外な結末に進んで行く。
そんな強烈な奴らに混じり、酒場の主人役にミュージシャンのスティングが配役されていて、彼が登場するだけで誰も逆らえないほど怖い雰囲気を出している。そしてその息子役として、映画初出演のジェイソン・ステイサムがいる。彼はこの作品をきっかけに、次回作の「スナッチ」以降「トランスポーター」シリーズなど今日まで数々の主役をこなしているから凄いと思う。一番出世したのではないか。
登場人物の面白さに加え、意外性や物語のテンポも良く、公開後に広く認められたガイ・リッチー監督は、次回作「スナッチ」でさらに手腕を発揮するが、それ以降は増えた予算の分だけ、印象も個性も薄くなった作品が増えたのではないかと思う。
いい感じの粗さが味の
映画のひとつだと思う。
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