ロスト・ワールド ジュラシック・パークのレビュー・感想・評価
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失われたのは世界ではなく物語の面白さ。レックスくん、他にもっと食べるべき人が居るよ!
恐竜パニック映画『ジュラシック・パーク』シリーズの第2作。
前作の登場人物イアン・マルコム博士を主人公に据え、「サイトB」と名付けられた、恐竜が繁殖する島での恐怖の冒険が描かれる。
監督はスティーブン・スピルバーグが続投。
○キャスト
イアン・マルコム…ジェフ・ゴールドブラム。
新たなキャストとして、イアンの恋人で古生物学者のサラ・ハーディングを演じるのは『妹の恋人』『逃亡者』の、後にオスカーや世界三大映画祭などのビッグ・タイトルを総なめにする大女優となるジュリアン・ムーア。
「最低続編賞」や「最低脚本賞」などでラジー賞にノミネートされてしまった本作。なる程、確かにコレは…。
子供の頃、確実に観たことがあるはずの作品なのだが、冒頭で女の子が襲われるシーン以外、全くと言って良いほど記憶に残っていなかった。
子供心にも、なんか微妙な映画だと思ったのだろうか。
間違いなくインパクトはあるのに…不思議だなぁ。
唯一記憶に残っていた冒頭のシーンもそうなんだけど、ホラー・パニック映画の要素は前作から大幅にパワーアップしている。
サラがガラスの上に取り残されるところとか、Tレックスが影になってテントに映し出されるところとか、ちっちゃい恐竜がオッさんに飛びかかるところとか、草むらの中からラプトルが襲ってくるところとか、本当にハラハラドキドキする描写が多いし、それらが全て上手い。
恐竜のCGのクオリティも上がっているし、レックスは2頭も出てくるしで迫力満点の恐竜パニックが楽しめる。
結論から言えば、つまらない映画では決して無い。
むしろ普通に面白いパニック映画だと思う。
じゃあなんでこんなに評価が低いのかといえば、どうしても看過し難い問題点があるから。
①キャラクター、特に仲間達の魅力が一切ない!
前作でも大概問題児だった恐竜気狂いのハモンド博士。
4年前あれだけの問題を起こしたのにも拘らず、性懲りもなくまた少人数での調査隊を結成する。
しかもマルコム博士の恋人を送り込むことで、彼が島に行かざるを得ない状況を作り出すという策士ぶりを披露する。
もうこいつが最大の悪役やろ。
そのくせ、ラストはなんか良いことを言って物語を〆るのだからタチが悪い。
全くマルコム博士のいうことを聞かないサラ。
今回のヒロインなのに、魅力が一切ないどころか、大抵のトラブルはコイツのせいだったりする。
マルコム博士は早くこの女と別れた方が良い。
メカニックのハゲたオッさんが英雄的行為の果てに食べられてしまったけど、間違いなくレックスくんが食べるべきだったのはこの女です。
マルコム博士の娘ケリー。
お父さんと全く似ていないことを指摘されるが、そのことに関しては謎のままである。
こいつも人の話を聞かない。
体操アタック!が物語のシリアスさを削いでいる🤸♀️
前作に登場した子供達、レックスとティムは、否応なく惨劇に巻き込まれたため同情することができた。また、彼らの成長は物語を進めるのに欠かせない要素であり、彼らと交流することでもたらされた主人公グラント博士の変化は感動的だった。
彼らは、物語上絶対に欠かすことが出来ない存在だった。
しかし、ケリーに関しては勝手についてくるわ特に物語には必要ないわ、その上シリーズにおいてあれだけ避けていたはずの恐竜殺害をやってのけるわ、もうなんのために登場させたのか分からん。
本作のメッセージは、女と子供は言うことを聞かん、ということなのだろうか?
元環境テロリストのニック。
この人もサラ同様、やることなすこと裏目に出る。
恐竜の赤ちゃん助けとる場合かっ!💦
ニックの真の目的は、ハンターたちに捕獲された恐竜を助けることにあった。
檻から逃げ出した恐竜たちは、ハンター部隊の装備や人員に甚大な被害を与える。
このハンターたち、登場時は『マッドマックス』のチンピラ並みにヒャッハーしていたのだが、実は結構話のわかる人たち。
自分たちを命の危機に晒したイアン・マルコム御一行を助けてくれ、その後行動を共にするようになる。
特にリーダーのハゲ、ローランドは普通にリーダーシップのある頼れるおじさんだった。
そのため、味方であるニックの起こした行動が、ただただ残虐な仕打ちのように思えてしまう。これでハンターたちが非道な人間たちならいくら殺されてもOKってなったんだけど、そうじゃないからなんか後味が悪い…。
特にローランドの銃から弾を抜いたことを誇らしげにアピールするところ!お前マジで余計なことすんなよ!ローランドさん死ぬところだったじゃねえか!結果としてアメリカ本土にレックスが上陸することになったし…。
本当にやることなすこと裏目に出る男だよニック!
②脚本に問題がある!
というのも、本作は誰が見てもわかるように2本の映画を無理矢理一本にしたかのような、歪な構成になっている。
何故かラストの30分はエメリッヒ版『GODZILLA』みたいになる。
たしかに、T-レックスがアメリカを蹂躙するという展開は燃える🦖🔥
であれば、『1』の焼き直しのような島でのイザコザを全て取っ払って、恐竜がアメリカの大都会で大暴れすると言う映画に振り切ってしまえば良かったのに。
ジャングルもやる都会もやるというどっちつかずの態度が、結果として映画を散漫なものにしてしまっている。
島を舞台にするなら、マルコムチームとハンターチーム、そして恐竜軍団の三つ巴という描き方も出来ただろう。
都会を舞台にするなら、レックスやラプトルが人々に襲いかかるという恐竜パニック映画が作れただろう。
面白くなる要素がたっぷりとあっただけに、映画の出来に不満の声が寄せられたのもわかる。
流石スピルバーグ、本作も十分面白い映画です。
ただ、『1』が面白すぎたのです。
どうしてもあのレベルを求めてしまうので、本作にガッカリするのも仕方がないかな、と。
なお、『1』同様に本作も吹き替えのレベルがバリ高いので、吹き替えファンにはおすすめ出来ます😆
酷評が多いですね、
まさに「じゃない方」 なんでサムじゃなくてジェフやねん! いずれ出...
まさに「じゃない方」
なんでサムじゃなくてジェフやねん!
いずれ出てくるのかと思ったら最後まで出てこずびっくりした。
特殊部隊みたいなの出てきた辺りからつまらなくなったな。
ありきたりになっちゃった。
やっぱり1は越えられない。
子育ては大変
日テレ金曜ロードショーにて。
ティラノサウルスの子供への愛情が素晴らしい。ちゃんと獲物を手負いにして、「さあ、やってごらん」と初めての狩りをやらせるところがいい。その獲物は人間だけどね。
原作を読んだのもだいぶ前なので、記憶も定かではないが、あまり原作は生かされていないかも。むしろ、前作ジュラシック・パークのネタを使っている。冒頭のニワトリサイズの恐竜とか、滝の裏側でティラノサウルスに舐められるとか、きっとスピルバーグが使えなくて心残りだったのかな。私としては、体の色を変えられる恐竜(名前は覚えてない)を出して欲しかったよ。
ハモンドの人選もおかしいし、同じ過ちを繰り返すのも変だし、「恐竜を保護しよう」とか言い出すのも納得できない。今の世にいてはいけない生物を勝手に作って、生態系をおかしくしてることを、理解してないのか。
一作目のフォローにならない二作目だった。
駄作じゃない!
この映画、駄作といわれていますが、紛れもない神映画です。
前作のジュラシックパークと比べられてしまい、評価は低くなりがちですが、恐竜のCGやアニマトロニクスは今観てもとてもクオリティは高く、恐竜のためだけに観ても十分に楽しめます!また、ステゴサウルスやティラノサウルスの子育てといった当時の最新の研究結果も取り入れられていてgood!唯一残念なのは、羽毛恐竜が一切描かれなかったところです。
確かにストーリーは、前作には劣るものの、子供も大人も十分に楽しめます!ただ、繰り返し観ているうちに「あれ?よく考えたら悪いのこいつじゃね?」っていうシーンもあって気になりました。ヒロインのサラでさえ問題を起こしています。これが駄作要素か…と実感した。
サンディエゴでティラノサウルスが暴れるシーンも、前作ではいなかった一般人の存在によってより面白くなりました。実はこのシーン、日本のゴジラのオマージュとして、日本語を喋るおじさんが叫びながら逃げています!観るときは、そのおじさんも探してみてください!
そして、スピルバーグ映画といえば、悪役の最期がとっても気持ち良い!今回のメインの悪役はピーター・ルドロー。前作でジュラシックパークを作ったジョン・ハモンドの甥で、島の恐竜を連れ出してサンディエゴに恐竜のテーマパークを作ろうとします。彼の最期にも注目です…!
駄作駄作といわれていますが、やっぱり恐竜はカッコいいし、ストーリーは普通に面白いです!前作を観ていてもいなくても面白いので、是非観ていただきたいです!(正直な話、ジュラシックパークIIIのほうが駄作…)
サイトB
前作『ジュラシック・パーク』には及ばない。強引に新たな島へ調査に行かされるという設定と恐竜の本土上陸なんてのは、アメリカ人にとったらラジー脚本賞候補になって当然。しかし、なんだかんだ言っても、映画館で観た時の迫力は最高。
ティラノザウルス捕獲にこだわるピート・ポスルスウェイト。ちっちゃい恐竜に人間の怖さを教えてあげて、挙句の果てにやられちゃうピーター・ストーメア。個性派の脇役も楽しいけど、人数が多過ぎ。時間も長いし、迫力画像を詰め込みすぎたため、一番印象に残ってるのは冒頭のシーンからゴールドブラムのあくびシーンだったりする。終盤のスピーディ過ぎる展開は印象に残らなくなるものだ。『スピード2』だったり『キングコング』だったりするし・・・
【公開当時映画館にて】
タイトルなし(ネタバレ)
再視聴。サラの救出作戦、T-REX襲撃、ハンター達の登場、ラプトル、T-REX本土上陸、と展開が盛りだくさんで飽きないし、インパクトはなかなか。でもやっぱり1作目の衝撃には遠く及ばない。あとは展開にムリが…猛獣相手にしてたヤツが子供に触ったりとか子供連れて来たりとか絶対したらダメなことをやってたり、ハンター達がアホみたいにスパスパ死んでったり、船の船員はなんで手だけになってるのかわからなかったりと突っ込みどころも盛りだくさん。もうちょい整えられなかったのかなぁと思ってしまう。Ⅲに比べりゃマシだけど。
【シリーズで比較すると…になっちゃう勿体ない作品】
・1997年公開のアメリカのSF映画。
・映画[ジュラシック・パーク]の続編です。前作から数年、イスラ・ソルナ島で野生の状態で生きている恐竜たちを調査するために、ジュラシック・パークの生みの親ハモンドが調査隊を組み派遣。そのうちの一人で調査を反対してたマルコム博士だったが、恋人のサラがすでに調査隊として島に行っている事実を聞き、早急に呼び戻すために彼も出発。訪れた島にはハモンドさんが社長を解任されたインジェン社の部隊も恐竜捕獲に訪れており、そこで皆が出会いつつ、恐竜とのパニックが起こり、島を出よう!という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・恐竜とのハラハラドキドキシーン
・前作よりもクオリティアップの映像
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・原作は読んでいないので比較などはできませんが、単純に大作映画の物語としては物足りなさを感じてしまいました。ジュラシック・パークの感動、ジュラシック・ワールドシリーズの緻密な作り、ジュラシック・パークⅢのシンプルな物語、これらと比較すると「今回の事件の必然性」にかけると言いますか。登場人物たちの行動の流れも共感し難く、例えば恐竜ハンターのピーターは「悪い奴そうでいい奴」という微妙な立ち位置。いや、ジュラシックパークシリーズ自体、完全な悪者が出てこないところが素敵なのでよいんですけども。。。
・本土に恐竜来ちゃうシーンも「・・・」ですね。船の人たちが全員殺されている、、、無理がありやしませんか。笑
[演出]
・マルコム博士の娘、ケリーが体操部の能力を使って恐竜をけ飛ばす演出は、昔から記憶に残っており、子供に活躍させるシーンを創るって素敵だなぁと改めて感じました。
・トレーラーでT-REXに襲われるシーンのハラハラドキドキさはたまりません。これは映画館で観たい演出ですね。
[映像]
・映画[ジュラシック・パーク]より多少クオリティアップしているのは見どころかと。
[音楽]
・シリーズ全て含めてBGMの内容、使い方はとにかく好きです。
[演技・配役]
・特に際立って感じたことはありません。
[全体]
・映画[ジュラシック・パーク]のインパクトが強すぎて、それを超えてくるインパクトがない、また物語に多少無理がある、という点から「普通に観ると面白い」けど「比較した結果の期待外れ感」が強くなってしまう作品でした。決して、面白くないわけではないんです。が、これで終わり?と思ってしまったり、その後物語は続くも「とってつけたよう」に感じてしまったり。詰め込み過ぎなんでしょうかね。ジュラシック「パーク」を出ることなく、ハラハラドキドキを与えてくれることに専念していたらもう少し違う物語になったのかもしれません。とはいえ、アトラクション映画としては大作ならではの圧巻の映像など、見応えはあると思います。ありがとうございました。
#映画 #SF #恐竜 #シリーズ映画 #スティーブン・スピルバーグ #マイケル・クライトン #ジェフ・ゴールドブラム #ジュリアン・ムーア #大作映画 #アトラクション映画
#全体3.3 #物語3.0 #演出3.3 #演技3.3 #配役3.3 #映像3.4 #音楽3.7
まあまあ
自宅PCにて、Amazon prime videoで視聴しました。
ジュラシックシリーズ2作目ということで、1作目とどうしても比較してしまう部分もありますが、悪しからず。
アクションシーンについて、崖から落ちそうになるトレーラーにぶら下がって生き延びるシーンが印象に残りました(恐竜映画なのに恐竜あんま関係ないところが印象に残ってしまいました笑)。ガラスの上に落下して、ヒビが少しずつ入って行くシーンは、『ドント・ブリーズ』でも似たようなものが見られましたよね。スリリングで効果的な演出だと思います。
ストーリーについて、街にT-レックスを連れてきた本人がT-レックスにやられる展開は良いですね。「ざまあみろ!」という感じでスッキリしました。全体的には、色んな組織、立場の人の思惑が交錯して、前作より複雑化したと感じました。前作ぐらいストーリーを単純にして、演出とかアクションを重視した方が、個人的にはいいんじゃないかなと思ったりしています。
恐竜に襲われるシーンはたくさんありますが、全体的に緊迫感が希薄というか、すぐに襲わない恐竜に対して疑問を抱く箇所が複数ありました。もっとギリギリで避けるような演出の方が、楽しい映画になったのではないでしょうか。
全体的に、前作ほどの楽しさはなかったかなと感じます(あくまで前作比です)。次回作は更なるレベルアップを期待します。
全て人間のせい。
前作で懲りない創設者ハモンドお爺さん、老害に近い。ジュラシックパークがある島に運ぶために恐竜を育成している島に、自分は行かずに調査団体を派遣し、世論の賛成獲得のために自然に任せ恐竜育成することを賛成するレポートを欲しがる。
マルコム博士登場、もちろん大反対するが、離婚後付き合っている植物学者の彼女、サラが数年猛獣研究もしたのち既に現地入りしてしまったとのことで仕方なくすぐに島に乗り込む。今回の仲間はカメラマンなど。
前回は、シリーズ初作であり、とにかくティラノサウルスが暴れ回り、恐ろしいパニック映画のイメージ。人間の手には到底負えない恐竜を復活させる危険性を説きながら、さまざまな角度から利権が絡む事を描いた。
今作は、前作の事態を報道の情報操作で隠蔽し、世論を和らげようとするパーク創設者ハワードだけでなく、島で自然の中で育った恐竜を連れてきて高値で売ろうとするインジェン社のアホ達、インジェン社に派遣された軍隊さながらの捕獲のための団体も登場してくる。
インジェン社派遣の調査団体がキャンプに武器にと色々運んでいるのに、レポート目的で、カメラや麻酔銃以外はキャンピングカーと身ひとつ、のような軽装マルコム博士達。しかも離婚後寂しい思いをさせている娘が隠れてついてきてしまう。何が起こるかわからない、命の危険があるに違いない恐竜の島に娘が来ているだけでかなりKYで強く出られないのはわかるが、他のメンバーも周りの意見を聞かず1人で山道を奥まで進んだり恐竜を触ったりするトンデモなサラに、捕獲団の乱暴により怪我したティラノサウルスの子供を保護しようと連れてくるアホに、話にならない。性格は悪くないにしても、死んでも自業自得な面々。
子ティラノを探して仲間が来るから逃げようよ、と娘は忠告していたのに、ろくに聞かないマルコム博士。
案の定ティラノサウルスは子供を探しに来てパニック再来するのだが、マルコム博士は安全な木の上とはいえ娘を置いて助けに行って巻き込まれるし、ティラノサウルスに崖から落とされそうになったバスを落ちないように助けようとロープを結んでくれた人は食べられてしまうし、どいつもこいつも、、といったところ。
前作のただ恐竜を恐れる内容ではなく、恐竜側にも感情や母性があることがテーマになっていて、母ティラノが子供を探して駆け回るのだが、母性があるのが分かったのに、子ティラノの血がついた服をいつまでも着ていないでよサラ!匂いで寄ってくるに決まってるよね?しかも捕獲目的の団体も無線を失い合流して一緒に電力があるかもしれない建屋までラプトル生息域の中を通過して進む事に。そのキャンプにまで血の服持ってくるサラ。おかげでマルコム博士の娘も寝てたのに危険に晒されたし、本当にありえない。
結果、無数のコンピーに襲われ1人死に、何が起こるかわからない森でイヤホンとかしているアホも食べられ、ラプトル生息域の草深い茂みでは知らぬ間にどんどん人数が減り、犠牲者たくさん。
捕獲団より先に廃れた情報センター跡地にうまく入り込めたのはマルコム博士と娘とサラと、1人先に行き電力を戻して助けを呼んでくれた男性ひとり。ラプトルがまた来て、迫力満点。体操チームに2軍でいるマルコム博士の娘が建屋の鉄パイプで回転しラプトルを蹴り飛ばしたりと大活躍。捕獲団より先に4人で救助ヘリに乗り込むが、空から捕獲団が目的どおりティラノサウルスを捕獲し縛り付けるところをヘリから目撃。
せっかく無事に生きて帰って来られたのだからそこで手を引けば良いのに、後日その恐竜が港に運ばれお披露目されるイベントに何故か乗り込むマルコム博士とサラ。
母ティラノ、島から会場までの船の中で乗員を食べ尽くし、運転手なしの座礁で船着陸、サンディエゴの街に巨大ティラノご登場!
そこからは住宅街にまでティラノサウルスが押し掛け、ジャングルの中で見るのとは違い人間の暮らしのスケールに入ると恐竜の大きさがより一層巨大に見え、ちっぽけな人間の脳内で考えることなど今はどうでもよく、ただ命拾いに向かって動くのみ。
マルコム博士とサラはインジェン社社長が隠し持っている子ティラノを持ち出しに行き、船の波止場まで車で運んで母ティラノを誘き寄せ、間一髪、母ティラノが追いつく前に命からがら逃げてくる。ぐずぐず欲にまみれた考え事をし、子ティラノをなめていた社長は餌食に。
親子ティアラは再び護送船をたくさんつけて恐竜島に送還される。
ラストシーンでは前作より大きくプテラノドンが映り、大きく羽ばたき、止まって翼をたたむ姿の堂々とした風格。人の手がない中でも一度産まれれば自然界の中で命の営みを続けていく恐竜達の逞しい姿が見てとれる。
恐竜捕獲には成功したが、「仲間を失った。これ以上仲間を失いたくないんだ。もうたくさんだ。」という陸軍曹長のような隊員の発言が印象的。いや、やる前からわかっていたでしょうよと前作も見た私達は言いたくなるが、大抵の人は目の前に恐竜がいる現実を受け入れるところから始まるし、興味がなければそのスケールと恐ろしさには疎いのかもしれない。
わかっているのに、迂闊な行動をするサラにはうんざり。マルコム博士、趣味悪いよ〜。娘の賢さを見るに、元妻の方がお似合いだったんではないかしら。
〇〇したい、などの欲望や意思よりも、ただ生きるための命を優先して動ける者のみ、運が良ければ生き残る。命あってこそ。でもそれは恐竜側も同じで、子供を探す親だって訳わからない人間の暮らしの中に彷徨い込んで、命懸け。強欲な人間さえいなければ。。
不快な展開、登場人物
イアン以外の主要キャラクター2名が、非常に不快です。
多くの人間の命を奪うきっかけを作りますが
責任を取ることはなく、いけしゃあしゃあと生き残る始末。
※きっかけ自体も本人のエゴやあり得ないミスが発端で、理解は難しい内容です。
その他にも、飼い犬を食べられた少年は知ってか知らずか、鎖を咥えたT-REXの写真を撮るサイコパスっぷり。
子供の時分は気づきませんでしたが大人になりみると
見れた物ではありませんでした。
どうしたんだ、スピルバーグ
劇場公開時、とてもがっかりした記憶があり、今回確認することになった。
あれだけのヒット作の続篇、恐竜たちはますます数を増やし暴れまくるのだが、登場する人たちがみんな迂闊なタイプで、考えられないような行動をとる。
そんなバカな、と思っているうちに、なんともはやなお花畑のエンディングでとどめを刺される。
キレのない演出に、どうしたんだ、スピルバーグなんて。
タイトルなし(ネタバレ)
親切心なんて物は全て無に帰し、あるのは自然の掟のみ
弱肉強食オンリーの無法地帯!
俺たちが作って所有する事の何が悪いという言葉、サーカスのテントにしか見えない都会のジュラシックパーク、掌返しのハモンドじじい、全体に嫌悪感たっぷり。
そんなエゴの塊の地上に時空を超えてノアの方舟が漂着、自然界からの復讐劇!前作ほどの見せ場はないもののパニック映画としてかなりグレードアップしてる。
"うわー!…ぐぇっ…"つって生き絶えるのだったり、とりあえず人死にまくりで死に様も酷い…。
パークは惨劇の館と捉えてOK?
ダブルチーズバーガー!俺はオニオン抜き!後はアップルパイよー!って言える余裕のある大人になりたい。
昔と全然印象変わった!やっぱ映画は見直すのが良い!
★★★
全70件中、21~40件目を表示