「物語の劣化が激しい」ロスト・ワールド ジュラシック・パーク Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0物語の劣化が激しい

2016年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

単純

総合:60点 ( ストーリー:40点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:85点|音楽:65点 )

 映像はいいが、二作目ともなると一作目ほどの驚きはない。しかも物語がかなり劣化してしまった。
 例えば、いつ襲われるかわからない危険地域で、弾を装填していない銃を持ち、見張りもたてずに全員で寝入って恐竜に襲われる傭兵たちがいる。本当に馬鹿すぎてひくくらい呆れる。結局傭兵たちは恐竜の怖さを表現するためのやられ役なのだろうが、こうでもしないと完全武装の人間が簡単に恐竜をやっつけちゃうからだろう。
 それにやたらと恐竜に対する倫理観を前に出してくるし、主人公側は恐竜が目の前にいてもなかなか殺されない。映像の良さと恐竜に襲われる怖さは観ていてあるけれど、物語の質の低下がとにかくひどくてB級水準にまで落ち込んでしまった。

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Cape God