ローラ殺人事件のレビュー・感想・評価
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ローラが死んだ週末を俺は決して忘れまい‼️
この作品は40年代ハリウッドで全盛を極めたフィルムノワールの最高傑作の一本です‼️自宅で散弾銃で顔を撃たれた女性の死体が発見される。女性の名はローラ。捜査が進むが、実は殺された女性はローラではなかった。一体誰が殺され、誰が殺したのか⁉️回想形式を巧みに取り入れた物語展開が実にうまく、唇からタバコをぶらぶらさせたダナ・アンドリュース演じるタフな刑事が、殺されたローラの事件を捜査するうちに、彼女の面影に魅了されてしまう‼️フラッシュバックで映るうっとりした表情の美しさで魅力爆発のジーン・ティアニーのローラ‼️尊大な老紳士に扮するクリフトン・ウェッブも印象深い‼️そして耳にこびりついて離れないテーマ曲「ローラ」‼️ローラが実は生きていたという中盤のショッキングな展開から、強烈なクライマックスまで、オットー・プレミンジャー監督がデビュー作とは思えない素晴らしい演出で、フィルムノワールの歴史を切り開いてくれた大好きな映画です‼️
予定調和のような 美しい世界
ジーン・ティアニーの代表作である
そして、美しい彼女と 素晴らしい美術/室内装飾を
撮影が更に引き立てる(アカデミー賞授賞)
白黒映画の硬質な 美しさ!
刑事が たてるグラスの氷の音まで 違って聴こえる
これらに 甘いテーマ曲が かぶさり、メロドラマ的な効果も上げている
オットー・プレミンジャー、初監督作品としては
出来過ぎである
パトロン(年上の恋人)が ローラ(ティアニー)と
その世界を 手放したくない気持ちが解る、
美しさである
映画は ライデッカーの悲哀を語っている
育てもした(創造か?) 彼の怒りは 理解出来る
が 成長は彼からの離反を促す
ここが、パトロンに徹し切れないライデッカーの
男としての 辛さである
オーストリア出身の プレミンジャー監督が
ハリウッド映画に持ち込んだ「洗練」みたいなものを感じた
絶頂の美しさを 画面に刻んだ、ティアニーが
この後、坂を転げ落ちるように不幸に見舞われるのが、気の毒である
ライデッカーが バスタブでタイプしてるが、
ダルトン・トロンボが モデルだろうか
演じている、クリフトン・ウェッブは舞台出身で
(親父なのに)裸になったり、倒れたりしている
頑張りました
この物語の主役は 美女(ティアニー)にやられてしまった、貴方だったのかも
まさに「掌中の珠」でしたね、彼女は…
ハードボイルド
面白かったです。思いがけず気に入って何度も観てしまいました。
1944年の公開、フィルム・ノアールの名作です。
ローラに魅入られ翻弄される上流階級の容疑者達、刑事さえも亡き彼女の影に惹かれていきます。
型通りと思ってたら思いがけない展開、見応えありました。
ジーン・ティアニー演じるローラがとにかく美しいです。主無き部屋には肖像画の白く美しい顔が浮かび、全編彼女の存在感に満ちています。
ダナ・アンドリュース演じる刑事は、まさにハードボイルドスタイル。照れ臭いくらいですが、これがかっこいい。
モノクロならではの美しさや表現も堪能しました。黒々した影が振り返る、ゾクッとしました。
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