「綺麗、美しい、可愛い…」ローマの休日 okkoさんの映画レビュー(感想・評価)
綺麗、美しい、可愛い…
オードリー・ヘップバーンが本当に美しい…
まだ大人になりきれないのか、お転婆という言葉が似合いそうな王女がたった一日の逃避行を経て、己の立場や現実を知り大人になる流れがどこを切り取っても美しいな…と思いました。
名作過ぎて話の流れも名場面も知っているけれどきちんと観たことはなかったこの作品。映画館で上映中と知り、大画面で観られるならと映画館へ行きました。
可愛い!美しい!腰!!!!細い!!!!!!大丈夫かな?と心配になる細さでしたが、ドレスを着る人って腰の細さ大事ですものね…それがなくとも全身から漂う気品の良さに見惚れてました。
アメリカに戻りたいらしい新聞記者のジョーは王女を使って特ダネを作ろうとするけれどそりゃ恋に落ちる。吊り橋効果とかあるけれど、そんな吊り橋なんて壊れるこわれる。仕方ない。素敵な思い出過ぎる。
最後の記者会見のシーンで種明かしをする時の、あの、周りが聞いても違和感はないけど本質はお互いにしか分からない会話というものがとても好きです。
ローマの思い出に…と写真を渡す、実はライターがカメラだったんだと見せる。種明かしの時にはアン王女も傷ついたでしょうけどその後の真意をきちんと受け取る様。
素敵だった〜…
失恋なんですけども、お互いがお互いの立場を認識してもうそうするしかなかった悲しいお話なんですけども…
ラストの廊下を一人歩くジョー。やはり私はその後ろ、アン王女が今にも現れてくれないかと睨みつけるけれど現れることもなく…
これが答えで、この後二人は出逢うことはないんでしょうけども、ハッピーエンドじゃないのになんでこんなに綺麗なんだ…
映画館で観られて良かったです。