ローズのレビュー・感想・評価
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In the spring, become the Rose. ドラッグ、セックス、ロックンロール
この映画自体より主題歌の方が有名な気もする「The Rose」。歌の方は昔から知ってて、「人生の泣ける曲ベスト10」に常時入っているのですが映画は初めて観ました。いやいや、ベット・ミドラーのパフォーマンスがハンパなかったです。
60年代のロック歌手ジャニス・ジョプリンをモデルにした作品...っと言ってもどれぐらいジャニスに似ているんでしょうね?ジャニス・ジョプリンはベストアルバムぐらいしか聴いたことがないので詳しくは知らないのですが、60年代のシンガーってあんなに破壊的な生き方だったのでしょうか?スゲェな、60年代のロックンローラー。
もうドラマのパートはローズの行動にアイタタタタ😵って感じでしたのでいまいち入り込めなかったのですが、やっぱり本作のメインは歌のパートですよね。特に最後の舞台とかドラッグでフラフラだったローズがステージに向かうにつれてしっかり歩きだし、そして最期の圧巻のパフォーマンス。で、ステージ上で散る生き様。ロックだわぁ。で、そのまま流れる「ローズ」でグッと来ます。
ポスターのキャッチコピーで思いっきりネタバレしてたりします。
私は歌う
喝采よりも
愛を求めて
命つきるまで・・・
短い文で映画を良く表現しているんですけどね。きっと当時はローズみたいに命尽きるまで歌ったロックな歌手がいたんでしょうね。熱い時代だったんだなぁ。
ラストのコンサートシーンは最高の素晴らしさ
ジャニス・ジョプリンの擬似伝記映画というよりも最早ベット・ミドラー演じるローズという歌手の映画。マーク・ライデルの演出は悪くないのだが、残念ながら佳作の一歩手前の出来。イギリスのアラン・ベイツをローズのマネージャー役に持ってきた配役も意表をついた。ローズが「この男だけは」と思っていたフレデリック・フォレストにやはり去られるシーンで男の後を追いかけて絶叫するベット・ミドラーの演技が凄い。この時のベット・ミドラーの叫びを日本語で表現すれば、やはり、標準語の「行かないで~」ではなく、関西弁の「行かんといて~!」がぴったり来る。
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