劇場公開日 1956年6月26日

恋愛時代のレビュー・感想・評価

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3.0貧乏が愛を救う

2021年8月9日
PCから投稿

 世間体を気にするあまり、両家はいがみあってる芝居をするが、そのうち本気でケンカするようになって結婚を認めない考えに変わってしまう。窓から愛の台詞を交わしたり、家族同士で罵倒したりと、日本のホームドラマでも見かける下町の雰囲気。美しい自然の風景と対照的にアメリカの話や軍人を描いたりしてますが、貧乏であっても平和な世の中がいいと訴えてますね~

 海岸のシーンで、マリナ・ヴラディの見せる腋毛が美しい。

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kossy

3.5風習に縛られる若者の苦労

2020年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

農村を舞台にした恋愛コメディで牧歌的ムードが微笑ましい佳作。若いマルチェロ・マストロヤンニの素朴さが印象的で、相手役のマリナ・ブラディも魅力的。サンティス監督としては、リアリズムと重厚な人間ドラマの「にがい米」とはタッチを異にして、気楽に農民の日常を人間味豊かに描いている。お金の無い若いカップルが結婚にたどり着く苦労と、古い常識が根強く残る農村の生活感が記録されている。

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Gustav