「終映迫る!「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選グランドフィナーレ」 ベルモンド3役、集大成の一本! あのレミゼを第二次大戦下に翻案 激動の人生ドラマ」レ・ミゼラブル(1995) ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
終映迫る!「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選グランドフィナーレ」 ベルモンド3役、集大成の一本! あのレミゼを第二次大戦下に翻案 激動の人生ドラマ
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いよいよ上映終了迫る!
今や「ああ無情」でなく「レミゼ」で通用する本作ですが、東宝ミュージカルをもう何回もリピしてますから、その範囲内でのあらすじはバッチリです。
ヒュージャックマンのミュージカル版も感動でした。(映画館は終映後拍手喝采だった。)
第二次大戦前後の現実を、小説内の出来事になぞりながら、進む展開の妙。
欲もなくただ真っ当に生きた主人公の孤高の人生こそが素晴らしい。
苦難の人生を送った父と、貧しい中から這い上がろうとする子、小説の中のジャン・バルジャンの3役を見事にこなしたジャン=ポール・ベルモンドの名演が光る。
特に、時が読めないのに小説レミゼに魅かれ、人名や銀の燭台など、ことあるごとに小説にこだわるユーモラスな人柄が良いです。
これに反して、次節により憑りつく正義が変わってしまうジャベールや、欲に堕ちるティナルディエ夫婦、浅ましいギャングの末路など、不正を働く者は相応の人生を生きることになるp展開。
エンディングの感動、見事な人生賛歌になっています。
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