レナードの朝のレビュー・感想・評価
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Document of a Medical Miracle
A flash of a film nominated for three Oscars. It's the 1960's, and Williams plays an under-qualified, or perhaps over-qualified physician hired to oversee patients of catatonia. He takes special interest in De Niro's character, who becomes the first-ever patient 'awakened' from the state of paralysis. It's a touching and sad set piece.
ロビン・ウィリアムズの温かさとロバート・デ・ニーロの細部にこだわっ...
ロビン・ウィリアムズの温かさとロバート・デ・ニーロの細部にこだわった名演を楽しむ作品。原題は「Awakenings」つまり「目覚め」で、嗜眠性脳炎(しみんせいのうえん)という1900年代前半の流行性脳炎で身体を自由に動かせず精神活動も停滞してしまった患者がロビン・ウィリアムズ演じる主治医の試行錯誤の上に一時的に回復し「目覚める」様子を描いている。
地味だがいい映画
変に脚色していない実話映画は面白いんですね
医者としての努力や葛藤
患者の混乱と喜びと不安
これ以上ないくらいひしひしと伝わってきました
医者の演技はもちろんのこと、患者達の演技力凄まじい
特にデニーロ
本当に病気なのではないかと不安になるほどでした。
素晴らしい映画でした
learn meから30年以上
実話をもとにしたストーリーということで、ハッピーエンドというわけにもいかないですが、印象に残るセリフがたくさんあり、心に残る作品になりました。
主人公が症状が戻っていってしまう絶望の中でも、
「learn me」と言いながら自身の記録を撮らせるシーンがなんとも切なかったです。
この作品から30年以上経ち、このような事例から学び、この病気の治療はどれほど進んだのか。
少し気になり調べてみましたが、まだまだ完治に至る治療法は見つかっていないようです。
「命は与えられ、奪われるものよ」というセリフが、とても心に響きました。
この病気でなくても、人は皆命は与えられ奪われるもの。
奪われる時・状況は誰にも分からないから、きちんと生きたいし、正直にいたいなと思いました。
セイヤー医師の努力は無駄ではなかった
セイヤー医師による新薬の投薬の効果は、残念ながら一時的なものに過ぎなかった。それでは彼の努力は無駄だったのかというと、全くそんなことはない。難病患者と家族が再び言葉を交わせる嬉しさ、患者自身の生きる喜び、医学の進歩への寄与など、彼がもたらしたものはとても大きかった。やはり、不可能だと思われていることを可能にしようと挑戦する人々によって、世界の進歩は成し遂げられているのだと思わされる映画だった。
ロバート・デ・ニーロの難病患者の演技も、流石はデ・ニーロと言いたくなるような名演だった。
30年間植物状態だった患者が薬物投与で覚醒。 しかし、現実は厳しく...
30年間植物状態だった患者が薬物投与で覚醒。
しかし、現実は厳しく、しばらくしたら元に戻ってしまう。
せいぜい数ヶ月の覚醒のために高額な薬物を投与する意味があるのか、考えさせられる。
ただ、薬物の購入資金のため、看護師たちがポケットマネーを出し合うところは感動した。
切ない。
長い眠りからの目覚め、そして...
終盤の展開はなんとも切なく、胸が締め付けられる。
それにしてもデ・ニーロの演技力!
デ・ニーロが病人役であることは知っていたのに、登場後もしばらく気づかなかった。。
観て良かった作品。
感動しました。。。
レナードは元気になってから1人の患者の娘に恋をした、ただその後病気が悪化し、自分からさよならを告げたところ、その娘が彼を優しく包み込んでくれた。。。ぐっときました涙がポロリです( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
素晴らしかった
観といた方が良いではなくて
観なきゃいけない映画ってのがあるよな、
と思える映画でした。
とにかくデニーロの演技が凄すぎて見入ってしまった。
脳炎で不自由な体の状態から、
30ねんぶりに歩く感じ、
体はおじさんだけど心は子ども、
そして戻って行く体。
どれも素晴らしかった。
そして、それを支える付き合い下手なロビンウィリアムズの視線も優しく、
デニーロをただの患者としてではなく、
友人として、時に教えてくれる先生として
接して行く姿にも感動しました。
自由な体で何でも出来るのに、
すぐ側の幸せになんで気付かないのか?
と言うテーマも素晴らしかったと思います。
ダンスシーンの美しさ
さよならを告げて立ち去ろうとするレナードの腕を離さず、ゆっくりと体を寄せてダンスするポーラ。体の痙攣が止められないレナードなのに、ゆっくりと体を動かしているうちに、だんだんと痙攣も治っていく…。
実話をもとにしているとはいえ、きっとこんな事実は、実際にはなかったことだろう。
でも、映画的な表現として、深く深く心に刻まれる素敵なシーンだった。
残念ながら、薬の効き目は長くは続かなかった。
しかし、薬以上に大切だったのは、彼らへの周りの人々の眼差しと関わり方。そのことが、2人のダンスで象徴的に描かれる。
恋した彼女を前に、精一杯痙攣を抑えようと振る舞うレナード。そのロバート・デ・ニーロの演技が素晴らしい。
ドクター役のロビン・ウィリアムズも、患者たちとの関わりから得られる医師としての喜びと苦悩を、表情と仕草を通して、気持ちが体から滲み出ているかのような演技をみせる。
出てくる街の風景も、時代の雰囲気も、あと、今ではすっかり見なくなったナースキャップや小切手などの小物等も、観ていて懐かしい。
間違いない名画の一つ。
名作
今も観たくなる名作
現実にはあり得ないシーンももちろんあり得ますが、それ以上にロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムスの両主演の演技が素晴らしい。
有名な(?)ダンスのシーンはもちろん、デ・ニーロの痙攣の演技などは何か仕掛けがあるのかと思う程に壮絶の一言。下手な役者は共演したら辞めたくなってしまうかもしれない。
ロビン・ウィリアムスは特にラストで映像を見ている時の懐かしむ様な表情に後悔しているかの様な何とも言えない表情がとても印象的。
公開から30年以上が経っても、今でも泣かされてしまう名作だと思う。
実話と創作の狭間で‼️❓
テレビの録画📺吹き替え。
以前、映画館で字幕で見た時、かなり感動した記憶がある。
今回、吹き替えで観たら、正反対の印象を受けた。
レナードは子供の心を持つはずが、どう見てもおじさんが子供のふりをしてるようにしか見えない、セリフがかなり違うようだ、字幕と。
そこで、少し調べたら、事実は恋のようなものは無い、性欲と暴力性は人一倍だが。
そうか、そうしないと感動🥲ものにはならない、調べて失望した、調べなければよかった。
デニーロの演技までがヨタ芸に見えて来た、トホホ。
でも、医師のことは全て実話のようだ。
余談だが、最初は医師中心のシナリオで、デニーロに医師役をオファーしたらしい。
でも、デニーロがレナードをやりたがり、シナリオが改変されて、恋する子供心が創作されたそうだ。
ある意味、リアルな医師の姿に感動した🥲ありがとうございました😭
命とは、生きるとは、医師とは。
とある神経科の病院に仕事を得た医師。自分が担当した神経系の病気の方たちに、正面から向き合い、既存の医師たちが治らない病気だと諦めていく中、純粋な熱意で原因を追求していく中で、まわりの医師たち、患者たちも影響されていく・・・この作品を通じて、生きるということは何か、命とは何か、ということを深く考えらさせられた。
メッセージに胸打たれました
「午前十時の映画祭」で鑑賞。
ずっと観たいと思っていた作品。期待どおりの名作でした。
なんといってもデ・ニーロとロビン・ウィリアムズの共演がうれしい。彼らの共演を観られただけでも幸せです。
ひじょうに興味ぶかい題材(オリヴァー・サックス氏の著作がもとになっているんですね)で、抑制の効いた演出にも好感をいだきました。
印象的なシーンはいくつもありますが、中でも食堂でのダンスシーンは映画史に残る名場面ではないでしょうか。
セイヤー医師をサポートする看護師、エレノアがまたいいなぁ。こういう名脇役の存在がいっそう作品に厚みを与えるんですよね。
それからジャズ界の巨匠、テナー・サックス奏者のデクスター・ゴードンが出演しているのもファンにはうれしい(映画の中ではピアノを演奏しています)。
長期間ほとんど動くことができなかった患者たちが、いきなり自力歩行するというのは、いささかどうかと思いましたが、まあそこは映画なので……。
「どんな人間にとっても、いちばんの薬は、人との関わり、愛情である」という、本作のメッセージには胸を打たれるものがあります。
介護などで誰かのお世話をした経験のある人には、なお深くそのメッセージが響くのではないでしょうか。
映画鑑賞以上の体験をしました。もう1度観たい。
それにしてもロビン・ウィリアムズにはもっと生きていてほしかった。残念です、ほんとうに。
ロバート・デ・ニーロの演技が
まだまだ治らない難病はたくさんありますが、セイヤー医師のような方がいるから少しづつでも医学は進歩してゆくのですね。
ロビン・ウィリアムズの演技もさすがですが、ロバート・デ・ニーロの演技がとにかく圧巻でした。
医師が患者を救い、次は医師が救われ一人の人間として一歩を踏み出す
前半はロビン・ウィリアムズの世界。人づきあいは下手くそだし自分の世界で完結して心優しい人。でもそれだけでなかった。「!」と気がついたら行動する素晴らしく優秀な学者であり臨床医だ。一見何も関係ないと思われる現象に関係性を見つける、これが研究の端緒で醍醐味だと思う。この箇所には頭のどこかがとても興奮した。セイヤー医師の住まいや生活や服や眼鏡やちょっと情けない顔など全てが可愛らしく思わず笑ってしまう。ロビンの笑顔は誰もが愛してしまういとおしさに溢れていた。
後半はデニーロの世界。目が開き表情がどんどん柔らかくなり動く。最初に鏡で自分の顔を見た時のデニーロの表情には泣きそうになってしまった。子ども、まだ若かった自分の顔がおじさんの顔に?ショックは受けてもそこでめげなくてよかった。ママとの再会、ポーラとの出会い、いいこと沢山あったのにまた戻ってしまった。切ない。でもレナードが自分の足で歩いて明るい外の世界を自分の目で見て新鮮な空気を吸うことができたことをレナードは決して忘れていない。だから副作用に苦しむ自分を撮影させた。そのレナードからセイヤー医師は一歩先に踏み出すことを学んだ。セイヤーを最初に認め助けを惜しまなかったのは看護士のエレノアだ。「シェイプ・オブ・ウォーター」を思い出した。ある存在の芯を見ることができる人とできない人が世の中にいて、後者がお金と権力と発言権を持っている。でも前者の人間が居なくなることは決してない。
私はレナードのママの言葉に感動というかよくわかる気がした。息子が生まれたとき、健康な赤ん坊を与えてくれて神様ありがとうなんて思わなかった。でもその息子が動かなくなり何もできなくなる病にかかったとき、何故こんな不幸がよりによって私達にふりかかるのだと思ったと。私達は幸福に感謝することをすっかり忘れてしまう一方で、不幸になった途端に運命とか神とか何かを恨むようにできている。
ぱきっとハッピー・エンドに終わらないところがいい映画だった。
ロビン・ウィリアムズのあの恥ずかしそうなかわいい笑顔を今もこれからも見たかった。デニーロ、相変わらず笑顔も苦しみも素晴らしく素敵だった。そして監督がペニー・マーシャルという女性であることを忘れないようにしようと思う。
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