「ケアの視点から」レナードの朝 邪悪ばうあーさんの映画レビュー(感想・評価)
ケアの視点から
医療現場が舞台だが、良い意味で介護の現場のような描写だった。
『やれることはなんでもやってみる』
それが医療的ケアだろうが介護だろうが、「その人のため」と思うならやってみる。
いくつもやってみて、その中から1つでもプラスになれば良いじゃないか!
責任がどうこう、前例がどうこう… 糞食らえ!
そうして新薬を使用し、回復が見られた。
その後問題が発生しても逃げず、一緒に苦労する。
これこそが「対人の仕事」なのだ。
終盤でキュートな女性が起こした行動、これこそが「寄り添う」ことなのだと象徴的であった。
少し古い映画ですが、テーマは全く古くない。
福祉職の人はもちろん、医療職の人も「対人の仕事」とは何かを考えるために、是非一度は見て欲しい映画です。
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