「ジャッキー久々の快作!」レッド・ブロンクス バラージさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキー久々の快作!
『シティーハンター』『新ポリス・ストーリー』『酔拳2』と個人的には今ひとつの作品が3作ほど続いたジャッキーの久々の快作。やはり『ポリス・ストーリー3』のスタンリー・トン監督との相性はいいと確信させられた。
とにかくアクションシーンのつるべ打ちが素晴らしく、またスタンリー・トンがスタントマン出身のためか常識外れの凄絶なスタントがあるのも『ポリス・ストーリー3』同様で大興奮。ビルからビルへの大ジャンプは、ビビるジャッキーにトンが「まず僕が跳んでみせるから」とスタントを成功させたため、ジャッキーもやらざるを得なくなったとのこと。ジャッキーはジャッキーでホバークラフトに跳び移るところで踵を骨折したにも関わらず、ギプスの上にスニーカーの絵を描いて、海上でホバークラフトに引っ張られるシーンを演じたんだから(エンディングのNG集にある)、もう無茶苦茶(笑)。
舞台はニューヨークのブロンクスだが、撮影はカナダのバンクーバーで行われたとのこと。またヒロイン役のフランソワーズ・イップは美人なもののちょっと大根で、現代劇ではジャッキーと初共演となったアニタ・ムイのほうがやはり魅力的だった。
なお本作のDVDまでは日本公開版だが、Blu-rayは89分に短縮された米国公開のインターナショナル版のみなので注意が必要です。
コメントする
