レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想いのレビュー・感想・評価

全30件中、21~30件目を表示

3.0誰が誰に翻弄された?

2020年8月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ジャーニー

4.0生き急いだ男が生き延びた不思議な人生ドラマ、その魅力に溢れたズウィック監督のアメリカ映画

2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興味深い映画だった。父と息子の関係、男兄弟三人の愛憎、ネイティブアメリカンの神秘的能力に惹かれる白人の姿、愛する男と一度は結ばれるが幸福にはなれない女性の立場、戦争で破綻する人間育成と恋愛感情の結び付きなど、現代のアメリカ社会とは違う価値観と秩序の過酷な時代背景から生まれた人の道というドラマが壮大に描かれていた。
ブラッド・ピットは悩む青年の役柄が続くが、この作品でも第一次世界大戦で弟を守り切れず死に至らしめたことに懊悩し復讐を果たして、戦後は弟の婚約者と相思相愛になりながら遥か離れて世界を旅する放浪の身に自分を追い詰めていく。複雑で何を考えているのか捉えどころのない不思議な人物を、ピットが魅力的に演じている。男泣きの難しい演技も見せていて、これは「エデンの東」のジェームズ・ディーンの再来の俳優扱いになるのだろうか。また、映画の最後で明かされる、生に対して最も危ういポジションにいたこの主人公が1963年まで生き延び、彼を愛した多くの人達はこの世を早くに去ってしまったとある。これは63年生まれのピットをキャスティングしたからその数字にしたようにも思えて、役柄と俳優の生まれ変わりを意図したと捉えても面白い。どちらにしてもこのブラッド・ピットが演じた主人公のユニークさが映画最大の見所になっている。
戦争のない平和な今の世からみれば、戦争によって愛することを大切にした時代があった。平和なだけで幸福が満たされる訳ではなく、その時代の幸福の追求がある。それは多くの映画で描かれて来た、死に直面して初めて人は愛することに真剣になれること。その遺伝子を受け継いでいるからこそ、多くの名画が普遍性を持っていると言えるのではないか。この作品にも、そのことに気付かせてくれるテイストがあって、作品の完成度ではなく内容面で感動するものがあった。

アンソニー・ホプキンス演じる父親は元騎兵隊の大佐で、戦争の残酷さや国家の独善に嫌気が差し退官し隠遁した男で、妻とは別居しながらも三人の息子を育て上げた人物である。彼の教育方針は特に描かれてはいないが、子供たちは其々に立派に成長している。ただ、父の愛情が次男に多く注がれるのは、自分に似た性格や資質を多く受け継いでいることに起因しているからだろう。その上でカギになるのは母親の存在なのだが、キリスト教のアメリカ映画の例に洩れず、脚本は妻の存在に深入りしていない。この上品で美しい妻とホプキンスの夫婦のドラマも観てみたいと思わせる設定ではある。禁酒法の時代背景もなぞる程度で説明不足の欠点も多いが、色々と考えさせる物語の真面目さをエドワード・ズウィック監督が手堅くドラマティックにまとめている演出は評価したい。
  1996年 11月25日

公開時は映画館の前まで足を運んだのだが、大味の大河ドラマと思って敬遠してしまいこの時後悔してしまった。ブラッド・ピット作品を全て観ているわけではないが、デヴィッド・フィンチャーの「ファイト・クラブ」とこのズウィック作品、そして最近の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が現時点でのピット映画のベストになっている。その中でこの作品が一般的には全く評価されず、忘れ去られているのが少し残念ではある。

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Gustav

4.5モンタナの三兄弟

2019年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

単純

20世紀初頭、モンタナの牧場主(アンソニー・ホプキンス)には息子が三人いた。
末っ子の三男坊をみんなが可愛がっていた。
三男坊が大学で知り合った婚約者の女性(ジュリア・オーモンド)を牧場に連れて来るが、みんなに好かれ、特に次男(ブラッド・ピット)とは互いを意識するようになる。
三男坊は第一次世界大戦の欧州戦線に参加すると言い出し、兄貴二人は三男坊を守るため同行することに。
大河ロマンのがっちりした作りは安心して見ていられる。

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いやよセブン

3.0感情の置きどころ

2018年11月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

難しい

この映画をどのように捉えるべきか。
次々と愛する人を失っていく主人公。
ストーリーは難しくはないが、感情の置きどころが非常に難しい。
深く考えずに切ない愛の物語としてひたるべきか。

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光陽

4.0切ない

2016年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

切なすぎる。ブラピはそんなに好きじゃないけど、この映画の彼はかっこいい!素敵です。女優さんはきれいですが、もっと印象的な人だったらもっと盛り上がったかな。

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Karokaro

3.5情感豊か

2015年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

総合:70点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )

 大自然に囲まれた北部で兄弟の複雑な心情を描くという点で、同じブラッド・ピット出演の『リバー・ランズ・スルー・イット』に似ているが、こちらのほうが物語に複雑さと展開の広がりがあってより楽しめる。途中で待たされるだけで展開が少なくて退屈もあったが、思うようにはいかなかった家族のそれぞれの生き様が波乱万丈の過程を経て、想いを残して後半には完結していくところがしんみりとして良かった。
 残念なところとしては、厳しい冬の生活に耐え切れない妻が出て行くくらいだから、どれほどの寒さなのかと思ったが、そのような場面はとうとう出てこなかった。大佐の戦いもモンタナの農場経営も長男の起業も議員のことも酒の密輸も山での狩人の生活も、細かな生活の場面は省かれる。絡み合う人間関係とその狭間にある感情だけに焦点が当たるのは情感豊かだが、人々の生活感がないままに年月が過ぎていくのは物足りなさもある。それとブラッド・ピットの顔が他の2人と似ていなくて兄弟に見えないのは良くない。

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Cape God

4.5観る度に思う

2012年12月31日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

今夜で観るのは6回目くらい。2年に一度は観たくなる。 3人の兄弟達の運命が、ひとりの女性によって翻弄されてゆく。その行末を知って観てもなお、より強く胸に迫る。 怒りに燃え、狂ったように敵を倒し頭の皮を剥ぎ、墓の前で泣きじゃくる次男の役、ブラッドは怖いほどに美しく危うい。 その父アンソニー・ホプキンスは強く逞しく家族を守る。あのレクター博士と同じ役者とは。。。 ブラッド・ピット目当てのというよりも
これから家族を持ち護っていかねば、と思う人に是非とも観て欲しい。 ブラッドはどう生きれば大切なものを護れたのだろう? この映画を観る度にそう思い涙する

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ミントユ

4.5ブラピが熱演!!

2009年7月9日
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

ブラピがトリスタンを熱演していて釘付けになりました。弟を大切にするワイルドで自由な男の役がかなりのはまっていました。

ストーリーは19世紀初頭のアメリカが舞台なんですが時代背景もよく理解できるし勉強にもなりました。

家族の関係がこじれて最後まで重たい内容でしたが心にジーンとくる何とも言えない切ない感じが良かったです。

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ようすけ

4.5名作でした。

2008年7月15日

泣ける

難しい

もうブラピって魅力的過ぎ★
かなりのハマリ役だね・・・!!
結構重たいお話なんだけど
かなり惹きつけられる映画でした。
かっこつけて生きない生き方に
自信をもって生きるトリスタンはかなり魅力的~☆
何となくで、借りてみた映画だけど
心に残るいい映画でした名作ですよ~!!^^

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ラブコメ娘