「待たせ過ぎな男と待てなかった女」レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
待たせ過ぎな男と待てなかった女
野性味溢れるブラッド・ピットの存在感と理不尽な目に遭いながらも復讐を成し遂げる姿、最後に手を下したのは父と兄で損な役回りの次男。
ズッシリと構えたアンソニー・ホプキンスの存在は物語にあまり絡まない地味な位置付け、三兄弟と家族の絆から一人の女性を挟んだ愛憎劇というよりは、インディアンの魂を持ち破天荒ながらも信頼の厚い男が生き抜いた人生がテーマか。
禁酒法や三兄弟だったり悪徳保安官など「欲望のバージニア」を思い起こさせる展開、本作の方が公開年度は早いがコッチは実話をベースに、ブラッド・ピットの最後もトム・ハーディと似ている、熊ではないが。
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