「アウトローの日常」レザボア・ドッグス jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
アウトローの日常
クリックして本文を読む
伏線に使えそうなセリフやキャラクター設定はあるものの、その殆どは展開に活かされない。伏線があると期待して観るとやや肩透かし感を感じるが、重要ではない場面を敢えて混ぜ込む描写はある意味ではリアルな作風とも言える。
Mr.ブロンドの狂気じみた言動にも何か意図があると思わせられるが、ただ単に狂気じみているだけであり、強烈なインパクトを残した後、あっさりとストーリーから退場する。
エディを射ったのはMr.ピンクということで良いのだろうか。Mr.ピンクはダイヤの隠し場所を知っており、仲間が全滅すればダイヤを独り占めできることから、一応はエディを射つ理由はあるが、明確な描写はないため少し分かりづらい。
本作は深く考えるよりも悪漢達の軽妙な言動を楽しむ作品であるため、細部を気にするのは野暮なのかもしれない。
コメントする