レイジング・ブルのレビュー・感想・評価
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こんなボクサーがいたんですね、ジェイク・ラモッタ。強いんですが、妻...
こんなボクサーがいたんですね、ジェイク・ラモッタ。強いんですが、妻への猜疑心が異常なまでに強いのが玉に瑕。 癇癪持ちの男をやらせたら天下一品のデニーロ、弟役のジョー・ペシも負けてはいません。デニーロアプローチとして有名になった役作りも見逃せないポイント。 内容は、結末が劇的なわけでもなく、最後には謎の教えに導かれるのですが、見てる間はグッと引き込まれます。なんだろう?この不思議な魅力。モノクロ映像が味ありました。
デ・ニーロはキチガイの天才(褒め言葉のつもり)
本作のジェイクといい「タクシードライバー」のトラヴィスといい、ほんとロバート・デ・ニーロって頭おかしい人演じさせたら天才だな しかも撮影に臨んでの厳しい減量と増量はリアルトラヴィス状態 芝居へのこだわり方はキチガイと紙一重 その役者根性には脱帽する他無い それにしても、本作の時代背景 ジェイク・ラモッタの全盛期って、ほぼ太平洋戦争から朝鮮戦争の間なんだね それなのにアメリカ本国では呑気に(と言っていいのかな)ボクシングの試合とは そりゃ日本が戦争に負けるわけだ
嫉妬心の塊
ジェイク・ラモッタってボクサーの半生は興味深く映画にする人物像として魅力が溢れている。 可愛く言えばヤキモチ焼きだがそれでは済まない凄まじい程の嫉妬心に弟をボコボコにする場面は呆気に取られてしまい若干、引いてしまう。 コノ映画を撮るのはあまり乗り気ではなかったらしいスコセッシが「グッドフェローズ」と「カジノ」の前身のような作品に仕上げたのが興味深い。 まぁJ・ペシが出演しているってのもあるが登場人物の描き方に物語のテンポと演出に片鱗が伺える。 輝かしい人生を歩んだボクサーとは言えないが落ちぶれて行く無様な姿にチャンピオンベルトを分解して売ろうとする滑稽な行動に愛着が。 とにかくデ・ニーロの存在感が凄まじい。
シャドー
映画の中身はほとんど忘れてしまって、デニーロがよく食べていて、太っていて、ボクシングの試合場面はあまりなく、リングの外での話がメインだった記憶しかありません。加えて、デニーロ演ずるボクサーは何だか嫌な奴でした。 でも、フード付きガウンを着て、リングで一人黙々とシャドーしている場面(オープニング・クレジットだったかな)がとても良く、その場面は本当にかっこよくて好きです。
ガッツ石松が大好きな映画
アマゾン・プライムに入っていたので、多分、25年以上ぶりに観た。みた当時は批判的な意見が多かったはずだが、今見たら、スコセッシ×でニーロの凄さを身にしみた秀作であった。「ボクサーを辞めたら、皆から愛される人間になったはずだった」と考えていたボクサーの悲哀を苦しいくらいに表現したデニーロは僕の中では大スターだ。
デ・ニーロ・アプローチの凄みを見せつけられる映画。なぜファイターは...
デ・ニーロ・アプローチの凄みを見せつけられる映画。なぜファイターはああいう男が多いのか、それとも先入観なのか。デ・ニーロは怖い時は本当に怖くなれる役者だ。
デ・ニーロ・アプローチ
主人公のロバート・デ・ニーロが役作りに拘って27㎏太ったそうですね。 27㎏太るとかありえません、本当凄いです。 名作という評価も多いようですが、ボクシングのシーンはどこかリアリズムに欠け、また、猜疑心の塊で横柄な主人公の態度には共感出来ません。 僕にはこれを名作とする理由が分かりませんでした。
狂い咲きデ・ニーロ
ちょっと機材のトラブルがあり、細切れで観るはめになってしまったので、評価が微妙なんですよね… 最初、途中まで観てた時は、「あれれ?、なんか絵が決まってなくない?」なんて思ってたんですね。それで機材トラブルがちょうど、デ・ニーロ兄弟のいざこざ辺りで、しばらくして復旧、そこからまた観始めたんですが、そしたら「あれれ? なかなか良いじゃない?」なんて感じたんですね。うーん、これって映画自体によるものなのか、それとも私側の要因なのか迷うんですよね… でも、素直に評価するなら、この後半は見ものです。デ・ニーロの狂い咲きが極まっていくほどに、画面も力が出てきてます。 うん、スコセッシの評価が私の中で、すこし上がりましたです。
1人のボクサーの人生に隠された壮大なテーマ
その外見的変化はさることながら、内面的変化も完璧に演技に反映し「デ・ニーロ・アプローチ」の真価を見せつけられる。 巨匠スコセッシは、他のスポーツ映画など足元にも及ばないほどの強烈な個性を持った傑作を作り出した。 ラモッタの栄光と挫折、幸せに最後を迎えるかなど分からない"人生"をリアルなタッチで描きだす。 また、これは優れた伝記作品であると同時に人間の不寛容と原罪の意識から生まれる"生"のドラマでもある。 思うようにいかない人生と生きることで増えて行く罪の意識との葛藤。 スコセッシは、強烈な個性を持った映画的映像でどんな人間にも存在する二面性を表現した。 ちょうど、"鏡"映った自分のような二面性を…。
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