ルームメイト(1992)のレビュー・感想・評価
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設定は面白いのに、ストーリーの酷さに唖然とした
ルームメイトが次第に狂気をあらわにするという、サイコスリラーの設定に興味を持ち鑑賞。最初は普通の女の子だったヘドラが、徐々に狂気をあらわにし、アリソンに成り代わろうとする不気味さを期待した。だが、ストーリーは全く期待したものではない酷さだった。
まず、アリソンが彼氏と別れてからよりを戻す流れがあっさりし過ぎていて全く感情移入できない。ルームメイトのヘドラとの確執を生じさせるために無理やり入れた設定にしか思えない。
ヘドラの持つ狂気には双子の姉妹の死が関係しているような描写があった。だが、これも取ってつけたような設定で、現在の彼女が狂気を持つに至る説明としては浅い。
他にも全体的に突っ込みどころが多過ぎる。なぜヘドラの殺人や殺人未遂がすぐに犯人特定に至らないのか(警察は何をしているのか)、彼女は銃をどこで手にいれたのか、アリソンの彼氏の出張先の部屋をなぜ知っていてなぜ入れるのか、なぜアパートの通気孔から声が漏れることを今までアリソンは知らなかったのか、なぜラストは何事もなかったかのように終わるのか等々、疑問点のオンパレードだ。そもそもヘドラは一体何をしたいんだろうか。あと、ヘドラは犯行の詰めがいちいち甘過ぎる。
あまりのストーリーの酷さに出演者がかわいそうになってくる映画だ。
真似しないでよ!
最初は犬を買ってきた。サムとアリーがヨリを戻し、バディと名付けられた犬はアリーとサムになついてしまい、11階から落ちて死んでしまう。一人身で寂しいヘディの入浴シーン、オナーシーン。可哀想にはなってくるが、服や髪型も真似をしてアリーと偽って怪しげな酒場で飲みまくる。
グラハム氏を殴り倒し、アリーの恋人も殺してしまう。得意先のレイプ未遂のミッチがやってきて、彼を銃殺・・・双子だったというヘディは精神病を抱え、いつキレるかもわからない状況。
1992年作品ではあるが、アリーがソフト開発してたり、チケットをPCで注文、メールやチャットと当時としては先端をいってた映画だ。まぁ、怖かったけど、それもアリーって感じで。
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