ルーカスの初恋メモリーのレビュー・感想・評価
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ジョージ・ルーカスは出てこない
いつもルーカスをイジメからかばうキャピー(シーン)や、ルーカスにひっそり恋心を抱く同じ吹奏楽部のリナ(ウィノナ・ライダー)が人物設定上生きていますね。ストーリー的には大したことないのですが、飛び級で高校生になったルーカスが新鮮だし、80年代の流行であるお色気&オバカコメディ路線とは一線を引く作品だと思います。
恋に破れた主人公のスポコン物でもなく、むしろ休み期間中に自殺した先生をモチーフに、表には現われない自暴自棄的な少年の物語のような気がするのです(フットボール部に入部する件は、自殺の話題へと繋がっている)。頭はいいが、他人への思いやりの面ではまだまだ幼いルーカス。窮地に立たされても平気で愛想を振り撒く明るさというのは好感持てるのですが・・・結局は機転が利くことを武器に無茶ばかりしているだけなのかもしれません。身障者をいじめることにも似たような雰囲気があり、笑うに笑えない場面もあったことが残念だ。
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