「あと味の悪さと言う点では群を抜いている」隣人は静かに笑う odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
あと味の悪さと言う点では群を抜いている
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拗れさせればサスペンスと言いたいのだろうがもはや超スローテンポのホラー映画。1時間たっても盛り上がらない。
邦題で敵が隣人とばらしており、どう見せるのかと思ったら普通の市民を装ったテロリストの化けの皮を剥がしつつ主人公親子がじわじわと追い詰められて餌食になるというだけ、犯人に計画性があるようでいい加減、意表をつきたい為に手の込んだ仕掛けを用意したが思いつきにしても合理性に欠け過ぎだ、ゲートで止められていたら意味がない。せめてバンにもあって解除してほっとしたのも束の間、予備がドカーン位にする知恵が欲しい。
FBIを諸悪の根源に仕立てテロに狙われても仕方ない感を持たせる為とはいえ女・子供まで殺すシーンはやり過ぎだろう。善意にとれば監督は映画でテロ対策の無能ぶりを皮肉りたかったのだろうか、9.11前だから警鐘の重みは理解できるが話を創りすぎて映画のお遊びととられてしまったのだろう。あと味の悪さと言う点では群を抜いている。
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