劇場公開日 1962年8月7日

リバティ・バランスを射った男のレビュー・感想・評価

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3.5多方面で絶賛の傑作。確かに面白くはあったが個人的にはそこまでは…。...

2023年6月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

多方面で絶賛の傑作。確かに面白くはあったが個人的にはそこまでは…。
キャスト、スタッフは豪華。暴力か法か、主人公2人がなんとも適役。映画的にもヒーロー西部劇の終焉を告げる作品とのこと、確かに。

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はむひろみ

3.5タイプの違うふたりの友情

2023年5月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ジェームズスチュアート扮するランスストッダード上院議員がジョンウェイン扮する友人のトムドニファンの葬式のためシンボーンにやって来たと言った。上院議員はトムドニファンについて語り始めた。
ジョンウェインとジェームズスチュアートの共演作品だね。リバティバランスとは強盗の名前だ。それに当時の人々の中には字が読めなかった者もいたんだね。巨悪のリバティバランスに挑戦しようというランスを導こうとするトムドニファン。タイプの違うふたりの友情と言うところかな。

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重

4.0心温まる西部の伝説。題名に大きな意味がある。

2023年3月3日
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アメリカ西部にある小さは町に
初老の夫婦がやってくる。
ふたりの顔には懐かしさと
寂しさが見える。

汽車から降りた夫婦は大歓迎される。
上院議員の男は次期 大統領候補。
妻はこの町で生まれ育った。

何故、夫婦はこの町に来たのか。
リバティ・バランスとは誰なのか。
その謎は次第に明かされてゆく。

友情と愛情の交差する映画。

ジョン・フォード監督が
その時代を生きる人々の
粋で情熱溢れる様を丁寧に描く。



ジョン・ウェインが良い。

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星組

5.0白いエプロンでの決闘

2022年8月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

1962年。ジョン・フォード監督。押しも押されもせぬ大物政治家が西部の小さな町に帰ってくる。ある男の葬儀のためにお忍びできたという政治家に対して、新聞記者が無名のその男との関わりを聞き出すが、、、という話。回想の形で語られる西部開拓時代の法と暴力と民主主義の始まりの物語。そこに恋がからんでいく。
なんといってもエプロン姿のジェームズ・スチュワート。決闘までエプロンのまま。西部の野蛮で暴力的な男らしさとは対極の、理想を求める法と正義の人という表現なのだが、それが女性性をまとっているのが特徴。この表現がすばらしい。この作品によって「映画における白いエプロンの意味」があからさまになったといっても過言ではない。と多くの評者がいっている。
もちろん、回想だから結果が見えていて、わくわくどきどきということにはならないが、モノを投げたり置いたり手放したりすることを契機に画面と物語が転調していて、そのリズムはとても心地よい。蓮實大先生が指摘しているように。教科書らしき本を乱暴に机に置くヴェラ・マイルズとその後の展開を見よ。

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文字読み

3.5「ベルファスト」で、幼きケネス・ブレナーがTVで観ていた映画。 T...

2022年7月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「ベルファスト」で、幼きケネス・ブレナーがTVで観ていた映画。
This is the movie of John Ford 。
これぞ ジョン・フォード節。

若き、リー・ヴァン・クリフが、悪役ででてる。

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J417

5.0東部男と西部男の伊達比べ そして、哀しさ

2021年10月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

西部劇なんだけど、派手な銃撃シーンで魅せるアクション映画ではなく、セリフ劇です。

ジョン・スチュワートが演じる東部の男。法律家で学があり礼儀正しい男。
そして、ジョン・ウェイン。西部男! 口は達者で荒っぽいが優しい。
この二人のコントラストが凄い。法と秩序の東部男。銃が必要だと西部男。どっちも正しい。その価値観のぶつかり合い!
でも、二人が対決するのではない。悪役がいる。リー・マーヴィン! 彼の演技が見事。ジョン・ウェイン相手に見事な悪役っぷり。ボス感が見事!
そんな男たちの伊達比べが見どころです。
それで、伊達っぷりが頭一つ出ていたジョン・ウェインが終盤になると哀愁を帯びてくる。切ないです。
そして、最後の締めくくりのセリフがいい。あれが全て。伝説を作った男と背負わされた男。二人とも大きなものの為に殉じたんですね。その哀しさ。

ちなみに、映画は細部に渡って芝居ががっています。酒場の外へ突き飛ばされた酔っ払いの千鳥足まで名人芸! 脇役までも芸達者が揃ってます。
そんなところも見どころ。

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やじろー どん

4.0ストイックなモノクロ映画

2021年10月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

陰影の美しさ、哀愁を帯びたストーリー、沁みましたね。
良質な映画を観たという感じです。そりゃ暴力描写とかリアリティとかは昔の映画なので現代のレベルと比べたら勝ち目は無いですが、「スクリーンの向こう側」を感じさせる芸術作品で、個人的には大好きですね。
酒が旨く飲める、そんな映画でした。

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A Lonely DINOSAUR

3.5誰が撃ったのかな?

2021年7月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2021年7月17日
映画 #リバティ・バランスを射った男 (1962年米)鑑賞

西部劇でよく見る勧善懲悪のフォーマットはありつつも、州昇格に向けた選挙とか法治国家らしい話も出てくる。

#ジェームズ・スチュアート と #ジョン・ウェイン って1つ違いなんだね、
演技面では対等にぶつかりあってます。

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とし

4.0述懐の古典

2020年7月11日
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いつか見ようと思っていながら、見ていなかったThe Man Who Shot Liberty Valanceを見た。

個人的にはあっさりした印象の映画で、往年を楽しんだけれど、ジョンフォードなら駅馬車や怒りの葡萄やわが谷は緑なりきや荒野の決闘のほうがいい。

あとでwikiを見たら『クライマックスの決闘のシーンを終盤に持って来ず中盤で行い、終盤で決闘シーンの謎解きの種明かしを行うという前代未聞の展開を持つ作品である。』と書かれていた。

が、「前代未聞の展開」において、名画になったわけではなく、助けた男に恋路を奪われるトムドニファンの哀感に主意がある。とはいえ、それが染みる感じはない。さらりと描き、どう見るか委ねている。

ただ、人がたくさん撃たれて死ぬ西部劇で、ひとつの殺人にどこまでもかかずりあう映画だったと思う。
ジョンフォードもジョンウェインもジェームズステュアートも最盛期は過ぎていて、なんとなく晩年の始まりを感じさせる映画だった。

ところで、往時の西部のダイナーの様子をこれほどつぶさに描いているのは見たことがなかった。その肉の厚みたるや、特大わらじカツにしか見えず、一人前の皿などオーバルのパーティープレートと言っていい。それをヴェラマイルズが給仕している側で、ジェームズステュアートが、たらいかなにかで、おおざっぱに皿をすすいでいる。忙しそうなのだが、口数に比べて動きは優雅。こんなダイナーで皿洗いをしたいと思った。

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津次郎

4.0名作です

2019年4月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

「捜索者」同様に後から評価が上がった作品だそうです、古臭さは無く胃は無いですがそれを上回る面白さでした。ジョン・フォードって素晴らしいですよね。
それにしてもジョン・ウェインって高倉健と一緒で背中で演技すると(というか普通に喋って演技していると大したことないけど)最高の味が出ます、男の悲哀を全身に背負う、良いですね~アッパレです。

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雪国の離島の生まれ、山裾育ち

2.5主人公が青臭く魅力に欠けた

2017年6月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

総合50点 ( ストーリー:50点|キャスト:50点|演出:55点|ビジュアル:55点|音楽:60点 )

 主人公のランスは力もないくせに実現出来ない青臭い理想論ばかり主張してすぐに感情的になって行き当たりばったりの行動をとるし、トムは偉そうに講釈するだけで覚悟を決めて何か実行しようとしないしで、登場人物の魅力に乏しい。その間も敵役のリバティは誰に咎められるでもなく好き放題している。むしろ彼のほうが存在感がある。
 物語は結局リバティとは別の主題であるはずの州への昇格を阻む悪の親玉の北部の農場のことは登場せず、悪党数人が南へ来て何か悪さをしているだけだし、展開も無駄に長くて退屈気味だった。結局トムはその後どう生きたんだろうか。

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Cape God

4.5男に泣きます

2014年5月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

興奮

アメリカの男がここにいました。男気があって、早撃ちで、でも女性には不器用で… 男なら誰しもが惚れてしまう男がここにいました。本当のスターがここにいました。

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チャーリー