「リズミカルなピンポン。作品性と商業性。」リトル・ショップ・オブ・ホラーズ コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
リズミカルなピンポン。作品性と商業性。
内容は、ある所に予想外の形で発見されるハエトリ草の一種と思われた植物🪴と主人公が繰り広げるドタバタホラーコメディミュージカル。好きな言葉は『切り刻め!腹ペコだ!』食人植物🪴となったオードリーIIの言葉。一種の異常さを感じる場面とその後の食事サパーシーンは非常に上手くリアルに作られていて感心した。さすがイギリスの原子力局との技術だなぁ。マペットの扱いと出来に多大なる愛を感じました。好きなシーンは、真後ろで口を開けたオードリーIIを主人公の視点で見る恐怖焼き付く場面。紫色の大きな口と紫色の衣装をきた三人娘がシンクロして恐怖以外の何者でも無いです。そして最後の10分で、原作映画とガラリ結末を変えて商業作品としてハッピーエンドに持っていった終わりの部分。1960年版の映画リトルショップも観ましたが全然違う作りと技術の進歩メッセージ性と内容が全てアップデートされた素晴らしい作品だと思います。観ていてエンターテイメント性もしっかり感じました。この路線に舵を切る時代性や意味もわかるし現代に通じる所があります。マペットや特殊効果の絶妙な使い方やオードリーIIの唇の🫦動きは夢に出そうなぐらいリアルな出来でした。この製作陣の苦労を感じるだけでも素晴らしい歴史に残る出来に仕上がったと感じます。
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