「やはりこのコンビは最高。」リーサル・ウェポン2 炎の約束 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
やはりこのコンビは最高。
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リッグスとマータフが、ある男を数日間ホテルで警護する任務につく。
この男は元麻薬の運び屋で、後日裁判で証言するため、警護が必要だった。
ところが運び屋が麻薬組織のアジトを思い出し、即座に3人でそこへ。
応援を呼んで包囲するが、組織のボスは南アフリカの外交官で、手出しできず。
リッグスは後日忍び込んで暴れる。その時外交官秘書と恋に落ちる。
組織は報復として警察官を次々殺して行った。
そんな時リッグスは外交官秘書を自宅に呼んでヤリまくってて連絡つかず・・
やがて敵が自宅にヘリでやって来て撃ちまくられた。
何とか逃れて女を家に送り届けたが、尾行されておりそこで捕まる。
で体の自由を奪われて海に沈められるが、得意の肩関節外しで助かる。
しかし女は殺されていた。またマーティの妻もこの組織に殺されたと判明。
怒ったリッグスは警察官としてでなく、一人の男として敵と戦う事を決意。
それを聞いたマータフも警察クビの覚悟を決めてリッグスに合流。
車でアジトの支柱を引っ張ってアジト崩壊。監禁されてた運び屋も救出。
最後は敵が麻薬で儲けた金を船で自国に持ち帰ろうとしていた所、
コンテナの中に忍び込んで逆襲、皆殺しにする。
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いやあ、かなり久々に見たけど面白かったわ。やっぱりええコンビやなあ。
マータフがウンコ中に爆弾仕掛けられたシーンでは、
リッグスが自ら申し出てマータフを浴槽に引きずり込んで救う。
また全体に黒人差別がちょっとしたテーマになっており、
アパルトヘイトの南アフリカ大使館が悪の枢軸として描かれる。
リッグスはそんな差別意識満載の敵を憎み、露骨に軽蔑している。
それはコンビであり親友であるマータフが黒人だからと思われる。
マータフはその友情にこたえ、最後はクビを覚悟でリッグスに加担する。
またリッグスが撃たれた事で怒り心頭に発し、敵ボスを射殺する。
このような名コンビに加え、今回は運び屋のキャラも立ってた。
おしゃべりで軽薄に見えるため、2人は最初高圧的に対処していたが、
なかなかいい奴なので最後は友達のような感覚で行動を共にしている。
敵に捕まって拷問されても口を割らないといった根性も見せている。
・・・でもやっぱり古い作品だけあって、ツッコミ所も多数ある。
まず警護中の民間人を連れて無許可で組織のアジトに行くのはあり得ん。
現代風な感覚で言うと、そんなの全く格好良くないけどなあw
あと敵組織が報復を始めた際に女とヤッてて連絡つかんってのもなあw
それに敵の尾行に気付かずに女を自宅に送り届けた事も大失態。
そもそも強引に誘った経緯もあるし、リッグスが殺したようなもの。
愛した女を殺された言うて怒るのは、少し筋が違うと思うわ。
っていうか、組織が警察官を次々殺したのだってリッグスが原因。
密かに捜査を進めるならまだしも、無駄に挑発しに行くんやからなあ。
それって任務でもないし、別にメリットないし、何故そんな事をしたんだか。
それに運び屋が組織に捕まって拷問を受けるが、
これだってマータフが自宅に戻った際、運び屋を車に残したのが原因。
警護せなアカンのやから一緒に自宅に入れっての。完全にチョンボやん。
それからこの話、後日大問題になるのは必至。
任務外で外交官を殺してるんやからなあ。完全にクビやろう。
ってよりも刑務所行きになる可能性すらあるで(場)