「ヤクザな船員の破天荒な人生だっちゃ」ラムの大通り kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤクザな船員の破天荒な人生だっちゃ
禁酒法の時代といえば、マフィアが台頭した時代。リノ・ヴァンチェラ演ずるコルニーもそうした方向に進むんじゃないかと思わせておいて、無声映画の女優リンダ・ラリュに恋してしまう物語。
沈没、漂流、パトカーを盗んで転落事故、たどり着いた酒場で皿洗い。この短い序盤だけでも波乱万丈なのですが、マスターに「闇撃ちゲームをやらないか?」と誘われ、そこで大金を得るコルニー。いきなり船主、船長となって恋物語を展開するのです。
途中からはだらだらとしたストーリーにはなるものの、どこか可笑しい登場人物。ケンカとか、酒飲み勝負とか伏線はいっぱいあるものの、BBにデレデレしすぎになってしまい、見てるだけで酔ってしまいそう・・・船の名前は良かったです「LADY OF MY HEART」。
ジャマイカ、ハイチ、パナマ、キューバと、観光映画としても成立しているし、音楽も『冒険者たち』と同じ雰囲気で癒されます。ブリジット・バルドーを見るだけなら他の映画の方がいいけど、セーラー服を着た姿がとてもセクシーでした。
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