「単なるコンサート映画ではない」ラスト・ワルツ あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
単なるコンサート映画ではない
本作の公開は78年だがコンサートは76年11月
スコセッシ監督がタクシードライバーを撮り終えてすぐの事だろう
コンサートの曲の合間毎にメンバーのインタビューをはさむ構成
しかしそのどちらも明らかにスコセッシ監督らしさを感じるカメラワーク
もちろん当時の最高のロックスターが登場する伝説のコンサートで演奏シーンも当然見応え聴き応え十分
これもまた76年という時代の空気を見事にフィルムに写し取っている
ひとつのロックバントの単なる解散コンサートの映像ではない
何かが終わるラストワルツだ
本作はヒッピー文化の終わりの日を記録しているのだ
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