烙印
劇場公開日:1952年6月30日
解説
メル・エプステインが製作し、「地球最後の日」のルドルフ・マテが監督したテクニカラー西部劇1950年作品。エヴァン・エヴァンスの小説より、「地球最後の日」のシドニー・ボームと「戦乱の花嫁」のシリル・ヒュームが脚色した。撮影は「旅愁」のチャールズ・ラング、音楽監督は「武装市街」のアーヴィング・ダルボットの担当。主演は「ネブラスカ魂」のアラン・ラッドと「テキサス決死隊(1949)」のモナ・フリーマンで、以下「白昼の決闘」のチャールズ・ビッグフォード、「猛獣と令嬢」のロバート・キース、「ヴァレンチノ」のジョセフ・カレイア、「地球最後の日」のピーター・ハンソン、セレナ・ロイルらが助演する。
1950年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Branded
配給:パラマウント日本支社
劇場公開日:1952年6月30日
ストーリー
不正な博徒を殺害したかどで当局に追われているチョヤ(アラン・ラッド)は、レフィングウェルという怪しげな男にそそのかされて、肩に偽のほくろを入墨し、南テキサスにいる金持ちの牧場主リチャード・ラヴァリー(チャールズ・ビックフォード)の息子になりすまして、財産横領をたくらんで乗り込んでいった。その息子というのは5歳のとき誘拐されたままで、チョヤとは同じ年頃になっている筈だったので、リチャードも夫人もすっかりチョヤを信用し、娘のルース(モナ・フリーマン)は初め疑いを持っていたが、それもチョヤはうまく信用させた。一方、レフィングウェルはチョヤから一向に便りがないので、会いに出て来、チョヤに早くラヴァリーを殺して財産を相続しろと催促した。だが、チョヤはルースを愛しており、この計画に嫌気がさしてきたので、レフィングウェルに断わり、そのかわり、ラヴァリーが牛を売って得る1万8000ドルを奪うことで彼を承諾させた。チョヤが指揮をとりルースも同行して、エル・パソまで牛を売りに出かけたが、到着したときチョヤはレフィングウェルこそラヴァリーの息子の誘拐犯人であることを知り、息子は更にメキシコの山賊ルブリスに攫われ、いまはルブリスの息子トニオとなっていた。チョヤはレフィングウェルを追っぱらい、ルースに真実を告白して、トニオを探しに出発し、ついにトニオを連れ帰ることに成功した。晴れてチョヤとルースは結ばれ、レフィングウェルはルブリスに殺された。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ルドルフ・マテ
- 脚本
- シドニー・ボーム
- シリル・ヒューム
- 原作
- エバン・エバンス
- 製作
- メル・エプステイン
- 撮影
- チャールズ・ラング
- 美術
- ハンス・ドライアー
- ローランド・アンダーソン
- 音楽
- アービン・タルボット
- 録音
- ハリー・リンドグレン
- ジョン・コープ
- 編集
- アルマ・マックローリー
- テクニカラー・カラー・コンサルタント
- モンロー・W・バーバンク