「男はつらいよ」ライムライト 映爺さんの映画レビュー(感想・評価)
男はつらいよ
サイレント時代は表情や動きでしかメッセージが伝えられなかったからだろうか、今と比べトーキー草創期の映画の方が台詞力が強いと思う。
「独裁者」で床屋が演説の最後に語るハンナへの言葉。
本作で語るテリーへの言葉。
今では人生讃歌として人間哲学として語り継がれる名言なのですが、床屋もカルヴェロも純粋に「恋する人を励ましたいっ」という思いから発した言葉だと解釈しています。
好きな人に幸せになってほしいという一心で精一杯笑わせるカルヴェロの姿は、まさに車寅次郎のルーツ!
この映画が無ければ「男はつらいよ」は無かったかもしれませんね。
「街の灯」と並ぶ究極のラブストーリー♪
何度観ても、いくつになっても、涙涙涙なのです。
コメントする