劇場公開日 2022年11月4日

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「『私は大道芸人です。それが好きなんです』」ライムライト マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0『私は大道芸人です。それが好きなんです』

2023年1月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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マサシ
カルヴェロさんのコメント
2023年1月31日

もう何度見たことでしょうか
小学生の頃からチャップリンは見ていました
当然子供の頃は面白いところをケラケラ笑って見てるだけ
寅さんと一緒の見方ですよね
恋をし、愛とかを知ってしまうと途端に作品を見る目が変わります
そして歳を重ねた今、もう涙が
今これらの作品を見ていない人たちが羨ましいです
何も知らずに初めて見ることが出来るのですから。 でわでわ

カルヴェロ
Gustavさんのコメント
2023年1月31日

マサシさんへ、共感ありがとうございます。

チャップリン63歳のこの時、「独裁者」「殺人狂時代」の作品内容とその他言動によりアメリカでは厳しい状況に置かれていたと言います。チャップリンの平和主義が共産主義に視られて、赤狩りの対象となっていたようです。イギリスでの貧困生活と舞台芸人からアメリカに渡り、映画で成功と名声を得たチャップリンが、そのアメリカから追い出される苦境の背景を思うと、この作品の存在価値も複雑です。淀川長治氏は確か二度目のハリウッド訪問で、映画関係者にお願いして、この作品の撮影現場でチャップリンと再会しています。その時の映画の台詞“時は偉大な作家である”に感銘を受けた淀川氏のお話も感動的でした。この「ライムライト」は、チャップリンの芸人としてのオリジンと成功と挫折を繰り返した人生観が、惜別の境地で描かれたアメリカ映画の遺作になりました。

“Time is the great author. It always writes the perfect ending.”

時が解決することも、生きて来た功罪に見合った結果に落ち着くのも、人生。それを信じて努力を惜しまず生きて行きたいものです。

Gustav