ライフ・イズ・ビューティフルのレビュー・感想・評価
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2000作目はまだ見ぬ名作で。 前半、なんだ、このうるさい男は(笑...
2000作目はまだ見ぬ名作で。
前半、なんだ、このうるさい男は(笑)コメディだったのか、いや、あんまりおもろないし。ヒロインも微妙やん、おばあちゃんとあんま違わんし(笑)
子どもが出来てからの後半は一転、重すぎる展開。つらすぎるやん。なぞなぞ男、しばく(笑)そして衝撃。
全然ビューティフルやないやん!ライフ・イズ・ノット・ビューティフルやん。
もっと明るく楽しい作品だと勝手に思ってた。
何をやっても長続きしない自分が、記録はじめてから2000作も…感慨深い。名球界ならぬ名画会に入会させて(笑)映画ってステキですね。
素晴らしい父親の愛に息子は何を想うか?
ユダヤホロコーストもの
父親が息子を不安にさせないよう、おどけ続ける、というもの。
愛情一杯で素晴らしいのは間違いないが、前半が冗長すぎ、そして、おどける父親は極限の最中に発出した行動ではなく、実は日常から真面目にふざけた人間、と考えると、やや薄いものにも感じてしまうのは、自分がひねくれてるからか?
泣けない友人が泣ける映画
おじさんになってくると涙腺が緩くなってしまう。ふとしたことですぐ涙がにじみ、泣かせにきてるなとわかる展開であってもまんまと泣いてしまう。でも、逆におじさんになると恋愛もので泣けないという声も聞こえてくる。共感できないらしい。そんな友人たちの中に、映画やドラマで次の展開を予想することに頭を使ってしまい、泣くことはほとんどないという友人がいる。驚くくらいに泣かないらしい。その泣かない友人に、泣ける映画はあるのか聞いたところあがってきたのがこの映画だ。実は観ていなかったので今回鑑賞してみることにした。さぁ、どれだけ泣かせてくれるんだ?と。
結論から言うと全く泣けなかった。主人公グイドのイタリア人っぽい、ふざけた行動が受け入れがたくて少し冷めてしまったのかもしれない。収容所生活でもふざけた姿勢は変わらないんだもの。でも、そのふざけた行動があんな形で伏線回収されていくなんて!あの展開があるからこそのあのふざけた態度だったのか!なんて話だ。
自分は泣けなかったが、泣いてしまう感情も大いに理解できる。たしかにいい映画だった。
人生が美しくなるかは、自分次第。
第51回カンヌ国際映画祭審査員グランプリ受賞作。
第71回アカデミー賞外国語映画賞受賞作。
Huluで鑑賞(字幕)。
ホロコーストを題材にしているのに、悲壮さを感じさせないのがすごい。ロベルト・ベニーニの名演が心に沁みました。
如何に苦しいことがあろうと、人生は生きるに値する。心の持ち様で、いくらでも輝かせることが出来るんだな、と…。人生が美しくなるかどうかは自分次第なのだと思いました。
『左の耳しか聞こえないんです』
ありえない話だけど、まぁ、いいのではないかと感じる。
オッフェンバックの『ホフマン物語』の舟歌が登場する。誠に美しい曲なのだが、二重唱のオペレッタとして聞かせてくれている。僕はそこだけでも、この映画を評価したい。
ロベルト・ベニーニはスタンダップコメディアン出身と言うが、アメリカ人やイギリス人と大きく違う所を見つけた。彼は下ネタで笑わせていないと思うが。だから、腹を抱えて笑える所は無いが『左の耳しか聞こえないんです』このセリフジ~ンと笑えた。でも、
彼を描くなら、ジム・ジャームッシュの方が上だと思う。
追伸
ドーラを助けない訳にはいかなかった。だから。そう考えると、涙が出てきます。傑作かもしれない。もう一度見てみます。
どんな状況でも人生は素晴らしい
1999年の主要映画賞をかっさらった、名作中の名作。ロベルト・ベニーニのアカデミー賞受賞は、誰も異論はないはずです。
前半はまったりとした、ラブストーリー。悪くはないものの、些か退屈。あくびの1つ2つも、出ちゃうほど。
作風が変わったのが、後半。前半にあった「まったりとしたラブストーリー」は、壮大すぎる伏線でした。
過酷な状況でも、愛する人がいれば、人生は素晴らしい。
「ライフ・イズ・ビューティフル」を観ると、毎回のように号泣します。
過去の大きな過ちを知っていればこそ観る者の心に刺さる映画
映画としての品質はお世辞にもいいとは思えない。
笑顔を絶やさない主人公と無慈悲に流れる現実のあまりの惨さに心が痛む。
何も知らない無垢な少年や現実に悲しむ妻や軍医の表情がかえって主人公の笑顔を印象的なものにしている。
【愛する女性と息子を守るために、ナチスに対しユーモアを忘れずに男が行った崇高な行為を描く作品。愛した女性と息子をユーモアで二人の不安感を払拭しつつ守る姿には、真の男の姿を見る思いがする作品でもある。】
■イタリアの小さな町にやってきたユダヤ系イタリア人・グイド(ロベルト・ベニーニ)は、美しい小学校教師・ドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)と出会い、略奪に近い形で結婚する。
そして、息子・ジョズエが生まれ家族三人で幸せに暮らしていた。
しかし、ユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れるファシズム政権下で、グイドとジョズエは強制収容所に連行される。
◆感想
・ナチスの、ユダヤ人に対する行いはヴィクトール・フランシスの名著「夜と霧」に記載されているように、過酷な描写が多い。それは、真実であろう。
だが、今作では、喜劇俳優のロベルト・ベニーニがメガホンを取った事もあり、そのような部分は抑制したトーンで描かれる。
- 最も、端的に描かれたシーンとしては、グイドが撤退するドイツ兵に撃たれるシーンであろう。撃たれるシーンは直接的には描かれず、銃声のみが響き渡る。-
・グイドが、ドーラに一目ぼれし、彼女の婚約の場から連れ去るシーンはコミカルに描かれる。
- 象徴的なのは、ユダヤ人への侮蔑の言葉を書かれた馬に乗って、二人が式場から出奔するシーンである。-
・後半は、グイド一家が、ナチスの収容所に連れていかれるシーンが描かれる。
- だが、グイドはドイツ指揮官の言葉を、自分の息子を含めた収容された人々に、ユーモアを持って伝えるシーンの素晴らしさ。
そして、グイドは、息子ジョズエに対し、”これは、ゲーム何だ!”と言って、不安感を軽減させる数々のシーン。
更に、別れ別れになった愛した”お姫様”ドーラに対し、音楽を介してメッセージを伝えるシーンも素晴らしい。-
<ジム・ジャームッシュの「ダウンバイロー」で知った、面白きイタリア喜劇俳優のロベルト・ベニーニが監督・脚本も手掛けた素晴らしきユーモアと気品溢れる反戦映画の秀作。
一人の男が、愛した女性と息子をユーモアで二人の不安感を払拭しつつ守る姿には、真の男の姿を見る思いがする作品である。>
■その他
・イタリア映画の秀作って、自転車が重要なアイテムとして描かれることが多いなあ・・。
立派な父親
何の情報もなく地上波放送してたのを録画して観賞したので
最初はコミカルな映画だと思っていました。
中盤にかけて 第二次世界大戦下のユダヤ人迫害(ホロコースト)を、
ユダヤ系イタリア人の親子の視点から描いた作品だと理解しました。
■最初はコミカルなラブコメ映画だと思った。
古い映画でコミカルなこのノリは、正直あまり好きではないな・・と思いながら
最初はウエイターの主人公とお金持ちのご令嬢との
身分違いのラブ・ストーリーなのかと思ってました。
そしたらユダヤ人・・あれ??
ナチスの強制収容所に収監されたある一家の物語だったのです。
■子供に恐怖を与えない為に笑顔を振るまう父
収容所に入れられてからは子供には「これはゲームなんだよ」・・と
最後の最後まで笑顔を振るまう父の姿に泣いた。
■なぞなぞの答えは無い
ベニーニ監督曰く、なぞなぞに答えはなく、
戦争のバカバカしさを強調するためだと言うことでした。
ナチスに強制収容されたユダヤ人の話で、一見暗くなりそうなところ、主人公の明るさと前向きさ、家族への深い愛情で、希望を感じさせる内容になっている。
全然知らない映画でしたが・・名作と呼ばれるのも納得です。
悲しさ、虚しさ、だけどそこには美しい愛もある
とても悲しい映画だよね。ラストシーンは胸が痛くなる。どうしてもどうしても角から出てきてくれないかなとおもった。でもお母さんが残っててよかった。本当に。父は偉大だ。愛をそして、それを伝える義務は映画を見た全員にあるのではないだろうか
主人公がうるさい
映画のタイトルだけは聞いたことがあった。
テレビ放映されていたので視聴。
イタリアの田舎町からローマに出てきた男性が、女性と結婚し子どもを授かった。
その後、戦争により突然家族がナチスの収容所に連れて行かれてしまうというストーリー。
タイトルを聞いたことがあった分、期待しすぎた。
ずっと喋っている主人公。
最初から最後までとにかくうるさい。
ストーリーも、別におもしろいわけでも感動するわけでもない。
どこを主軸に描きたいのかがよく分からない。
どんな形であれ、語り継ぐ義務があるのだ、我々は‼️❓
この映画の品質うんぬんは、あえて、意味がない、とまで思います。
現実に、こんな主人公がいるのだろうか、とか、意味があるのだろう、とか。
シンドラーのリストとかで、伝えきれない、こともあります。
また、現実に一筋だと、目を背けてしまう、こともあります。
いかに、非人間的なことが、理不尽なことが、されてきたか、今も、される恐れがある事を、語り継ぐ責務があります。
それが、この映画では、対比や、何某かの比喩で、見せつけられるのです。
慟哭と共に、みんなが、観る義務があります。
二度と、繰り返さないように、そう念じながら、憤怒と共に。
このネタを切り口で!
もしかしたら貴方も「こういう映画はあまり見たくないな・・・」という印象をもってしまう映画かもしれない。なんとなく糞真面目っぽい雰囲気がジャケットからだと言っていると言うか・・・この作品がレンタルビデオ店に並んでいた時、私もそう思った。それでも私がこの映画を見たのは、当時仲良くしていた可愛い店員さんから勧められたからである。そして本当に見てよかったと思った。
じっくりスローテンポでアットホームな優しい感じの前半から、緊張感漂う中をユーモアで切り抜けていく後半に移り変わる脚本が実に見事だ。短編映画ならいざ知らず長編映画でこういうやり方で立派な脚本を書いて成功させたのは称賛に値する。エピソードの一つ一つがアイデアに富んでいて最後まで惹きつけられた。
この映画は戦争の悲惨さとか無慈悲さとか残酷さを描いた映画ではなく、人の持つ勇気と愛と知恵と諦めない強い心・・・そしてユーモアの持つ力を描いた映画だ。
初めての感覚
強制収容所の話を知っているからこその恐怖や悲しさはもちろん感じます。ただ、それに加わる安堵と少しの爽やかさ。すべてが父の明るさと愛の上に。観終わったあとの複雑な感情は初めての経験でした。もちろん、いい意味で。
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