「デルフィーヌ・セイリグ、ゴージャス過ぎ!」夜霧の恋人たち osmtさんの映画レビュー(感想・評価)
デルフィーヌ・セイリグ、ゴージャス過ぎ!
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やはり、この映画は、デルフィーヌ・セイリグが、あまりに白眉。
社長夫人というより、憧れの美人女優セイリグここに降臨!と見えてしまう。
しかし、金持ちなのに着てる服が毎回、一丁羅のシャネル・スーツじゃあ、すっかり手抜き。
安いドラマ作品じゃあるまいし。
失恋のショックで兵役に志願後、戦線に放り込まれるのが嫌で脱走兵になったり、他にもアノ「はい、ムッシュー」の体験など、今回も自伝的な要素はあるらしいが、全体はコメディ路線へ変更。但し特に爆笑は起きない。
あの靴屋の社長、今で言えば、ADHDなどかもしれんけど、もっと人物を掘り下げれば、喜劇と悲劇のコペルニクス的転回も可能だったはず。
やはりセイリグに尺を持っていかれたか。
あと、ラストのストーカー、エキセントリックなギャグのつもり?それとも次回作への伏線?
そして、あの邦題、訳わからん。
夜霧なんて全く出てこないし、単純にデートムービーにしたかっただけか。ちょーテキトー。
原題の直訳で『盗まれた接吻』(冒頭のシャンソンの歌詞からの引用)の方が粋に決まってるだろ。
この頃から洋画の邦題が迷走?
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