夢のチョコレート工場のレビュー・感想・評価
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♪ドゥパティ・ドゥ
「チョコレート工場のはじまり」を観て、バートン版に微妙につながらず、違和感を感じていた。
バートン版がリメイクものということは知っていたが、なかなか本作を観る機会がなかった。
鑑賞後、なるほどこちらのオリジナル(それでも原作を改変してある)につながると納得した。
ちなみに原作は続編「ガラスの大エレベーター」があり、本作も続きを意識したような終わり方になっている。が、
興行的に失敗したようで続編はお蔵入りになってしまった。(原作者自ら脚本しているのだが、出来に納得しなかったらしい)時代を先取りしすぎたか…
今だったら大エレベーター作れるのでは?
と、ほんのり期待。
1971年の作品か。 不思議なチョコレート工場のファンタジー感がも...
ウォンカ役素晴らしく夢がある!
ディズニーランドや“風雲たけし城”の元祖?
観てみたら「良く作ったなぁ~」と思うセットの数々。
カラフルで想像力あふれた作品だと思うが、50年以上前の映画なので、さぞ当時は画期的な捉えられ方をしたのではないだろうか……などと思う。
ワンカ社のチョコレートは人気があったが、当選すれば「ワンカ社の秘密の工場見学できる」という“金の券”を5枚だけ入れたため、世界中でワンカ・チョコを買い求める人々が描かれる。
こういう風景を見ると、最初の仮面ライダーチップスに付いていた「ライダーカード欲しさにチップス買った記憶」がよみがえる(笑)
そして、5人の子供とその家族の計10人がワンカ秘密工場見学に行くのだが、お菓子の国を巡る船は「浦安のディズニーランドの“イッツ・ア・スモール・ランド”風」だし、ガム好きの女の子が膨れた身体を転がすあたりは「“風雲たけし城”の“ダルマさんが転んだ”風」…(笑)
小人たちが歌う「♪ウンパルンパ」の唄が耳に残る。
それなりに楽しめる映画ではあった。
オリジナル‼️
ファンタジー映画の古典。名作です。
1971年製作のミュージカル映画「夢のチョコレート工場」。
「チャーリーとチョコレート工場」のリメイク元ネタ作品です。
なんといってもあったかぁ~い手作り感が魅力のこの作品。
ジョニー・デップ版のCGの世界とは違ったぬくもりを感じます。
観ていて思い出すのは開園当時の東京ディズニーランド。
イッツ・ア・スモールワールド、カリブの海賊などのアトラクションの
あのアナログ感…。懐かしい限りです。
(TDLでは昔バイトをしていたりというのもあっての思い入れも少々…。)
ただ、観始めて冒頭いきなり街のお菓子屋さんでのミュージカルシーン。
ディズニーアニメのようなあのノリは決して悪くはないのですが、
しょっぱなから若干のおいてけぼり感が…。
そもそもミュージカルそのものの存在意義が判らず…。
なぜそこで歌う??という根本的なとこからダメです。個人的に。
(「ダンサー・イン・ザ・ダーク」とか「ドリームガールズ」とか…)
それでも中盤以降は自然に受け入れていた自分がいました。
工場の世界観とウンパルンパのおかげですね(笑)
あ、そうそう。
観る前から個人的にとても気になっていたことの1つ
工場内の影の主役、ウンパルンパたちはCGなしでどう描かれるのか。
いましたよ~。たくさん(笑)
オレンジ色の顔、緑のパーマヘア、白い眉毛のちっさいおっさん達。
こちらでは同じ顔の量産ではなくて、しっかり個体差があったのと、
歌の感じが若干しっとり大人の雰囲気を出してましたが、あの存在感は健在。
ミュージカル映画になっている分だけ歌うシーンもより自然な流れに感じました。
ウォンカチョコがバカ売れするシーンでは日本の“商店”も描かれていたり。
店の作りや店主の容姿を見ると、そこにはやはり時代を感じます。
日本で言うと昭和46年ですもんねぇ…。
デジタル技術やCGのない時代の職人たちが作り出すノスタルジックな夢の世界。
一度観て見る価値は充分あると思います。おすすめです。
※他サイトより転載(投稿日:2008/04/13)
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