U・ボートのレビュー・感想・評価
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戦争の無意味さを感じる
日本側から見た第二次大戦を扱った映画もそうだが、ドイツも負けた側
こういうラストになるのも仕方ないだろう
このまま死んでしまうのでは?
という恐怖が見ていることらにも伝わる
潜水艦内の緊迫感と臨場感に圧倒される
薄暗い潜水艦内での乗員達の緊迫した作業や会話、命懸けで細長い通路を走り抜けるシーンなど、リアルな映像が多く、息を潜めて観入りました。
艦長に作業完了を報告し、ジブラルタル海峡を進むシーンで涙が溢れました。
全てのキャストの演技が秀逸で、ラストの無情さが心に刺さる。
「これが現実なんですね」
BS - 12を録画にて鑑賞
1941年ヒトラー率いる潜水艦乗組員4万の内帰還1万
店でどんちゃん騒ぎ
何隻も入る潜水艦ドック
ほっそい潜水艦
ほとんど帰還しない割には意気揚々と出航した
敵発見!潜行!!
演習でした
保証深度90m
160mまで
出撃10日目
出撃20日目
駆逐艦発見
手動で魚雷発射口を開ける
爆雷食らった
大荒れの海。潜らないのね
負傷者1名
味方潜水艦発見、トムセンだ。
この時代は潜水艦の中で音楽なんかかけても大丈夫なのね
夜間に敵船団発見
満月で護衛艦も見当たらず怪しい けど一発行くか
潜行せずに魚雷を発射するんだ
4発
駆逐艦発見!
急速せんこー
2隻沈没。敵も反撃
ソナー打たれた。静かに!!
見つかった
火災
増援部隊が汗ソナー再び
更に潜行190m
200m、210m、230m、ボルト飛び出して10浮上
爆雷の嵐
浸水
150mで全速力
亡霊ヨハンが錯乱
艦長銃殺する気満々やん
またしても敵襲
やばい沈んでる
フェードアウトした
さて…潜行6時間でやっと諦めた
これで1時間
トドメ一発当てたら乗員おった悲
ヨハン詫び入れに
9回目の出撃
一段落
寄港地が変わり殺伐と。
ジブラルタル海峡が難関みたい
スペインのビゴ
夜景をバックに垂直浮上
補給船で歓待を受ける乗組員
下船出来ず
ジブラルタルは幅11キロ英国軍基地もあり
哨戒機も飛んでいる
浮上したまま潮流に乗ってやり過ごすの!?夜間とはいえまた無茶な
上空から敵機
航海長やられた。潜行せず逃走
90m潜急行
人力で艦尾へ移動して沈降を防ぐ
やべえ160超えた
200、220,240ネジが飛ぶ
メーター振り切れた
海底に着いたのがええのかわるいのか
推定280
一気に浸水、魚雷室探知室
浸水止まらずバッテリーも多数だめに
浸水した水てどうやって抜くのか?
ヨハンが針金見つけて浸水止まりを報告
バケツリレーで中央に集めて排水するらしい。この深さでどうやって?
電池3つしか残ってない。
計器類全滅
羅針機も。
圧縮空気で浮上するしか。
動力ポンプで水を汲み出せるらしい。
修理に8時間
酸素量に限りあり。皆ボンベつけてる
ブドウ糖でもはぶどう酒の間違い?
15時間経ったが修理が終わらん
絶望
空気はあるのね
修理完了!計器類も一部復旧!!
グートグート
噴射!うまくいけばビール1本配給、初めて笑いが
浮上。やっぱり空気が恋しい
次はディーゼル!これもOK
テーマ曲もスピーディー
闇夜を疾走
昼に
大合唱、ビールで乾杯
無事帰港
整列
ものすごい空襲だ!
皆ボロボロ
ドックの中まで阿鼻叫喚
広報官と艦長
ゆっくり沈む潜水艦と同じタイミングで艦長も
またテーマ曲
潜水艦という戦争もの
古い映画だなーと思って何気なく診はじめたけれど、本当に引き込まれる。
潜水艦という狭くて暗くて酸素も薄かったり、人口密度高かったりとストレスフルな環境。付け加えて沈む、破壊されるという恐怖。
役者の鬼気迫る演技に圧倒されるし、こっちまで心拍数があがってくる。
戦争ものは地上戦とか航空機系しか見てなかったので、潜水艦ってこういうかんじなんだ…とよく分かった。ほんと怖い。
戦争のむなしさを感じる名作。
潜水艦内外の戦い
第二次世界大戦、主にドイツ軍潜水艦内を舞台にした映画。
潜水艦外では、敵の攻撃、荒波、そして水圧。
潜水艦内では、澱んだ空気の閉塞感、汗や汚物の異臭、感染症、見えない敵の存在への恐怖、そして海底から浮上できないことへの憔悴。こちらまで息苦しくて窒息しそうな圧迫感が伝わります。
敵国の軍歌を楽しそうに合唱したり、敵国出身の婚約者の身を案じたりと、最前線では日本より健全な精神を保てていたのかなと感じました。
また、酸欠というのは極限状態ではありますが、「野火」などの作品で表されるような、激戦地における日本兵の状況と比べると、豊富な食料や燃料を補給出来るだけ、まだマシなのでは?と思ってしまいました。大戦全盛期と終盤では、戦局も違うのでしょうが。
現場を知っているとは思えない指導部からの無謀な命令、希望と共に浮き上がって生き延びても、あともう一歩でまた沈められる、戦時中の先の見えない非情さがよく描かれていました。
緻密に再現されたセットで、狭い空間でもこれだけの力強い描写で魅せることが出来る、作り手の巧みな手腕を証明した秀逸な作品です。
潜水艦が全然活躍しない
結局、主役たる潜水艦がやっつけた敵はタンカーなどしょぼい船ばかりで、敵の潜水艦はそもそも出ないし、駆逐艦からは逃げ回るだけで精一杯という非常に辛気臭い話だった。潜水艦の中の過酷な状況はとてもよく描かれていた。しかし修理の様子などは言葉による連絡だけであまり作業風景が描かれておらず、もっと絵で見たい場面がたくさんあった。潜水艦の外観もあまりみれず不満だった。
最高傑作 究極の人間劇
総合:100点
ストーリー: 100
キャスト: 100
演出: 100
ビジュアル:100
音楽: 85
これは単なる戦争映画というよりも、究極の人間劇。原作はノンフィクションではないが、実際に戦時下のUボートに乗りこんだ士官が彼の経験や調査を基に書かれた、生々しいほどに現実感のあるもの。
戦争という生死のやりとりをする極限状態の中、人知を尽くした戦いの結果として戦果を上げて歓喜するることがあれば、逆に敵からの奇襲攻撃も受けることもある。「シャッシャッシャッシャッ」と敵駆逐艦のスクリューが水を掻き分ける音が近づき、それは死への恐怖を乗員に運んで来る音でもある。駆逐艦の通過時に上から爆雷の投下音が聞こえ、続いてやってくる爆発によって船体はきしみ、耐え切れなくなったバルブが吹き飛び浸水が発生し、経験豊富な船員ですら恐怖で錯乱する。そうかと思えば広い嵐の大西洋上で偶然戦友と邂逅することもあり、それだけで明日をも知れぬ孤独な旅をする潜水艦乗りの心が沸き立つ。
そんな中で帰還を前に受けた命令は、非常に困難で生き残れる可能性が低いもの。そして実際予想通り大きな損害を受けて艦は沈み続け、このままでは水圧による破壊が迫る。沈降するたびに水圧に耐え切れなくなった部品がはじけ飛びさらに新たな浸水が始まり、死が迫っていることをいやでも乗員に教える。あらゆる手段を講じ"浮かべーーーっ"と叫んでも止まることなく沈み続ける艦。奇跡的に圧壊寸前に海底の台地のようなところに引っかかりかろうじて生き残るが、艦はあちこちが壊れ浸水し、機関は動かず酸素も電池も残り少ない。まさに船体の壁一枚向こうに待っているのは、数時間後に迫る死。
乗組員は絶望的状況の中、針の穴を通すようなかすかな可能性に賭けて修理と再浮上を試みる。それほどにまで数々の試練を乗り越え生き残りを目指した彼らにやってくる結末は、戦争の虚しさと現実の厳しさを残酷すぎるほどにまで容赦なく突きつける。
素晴らしい大傑作。私の中で最高の映画作品。俳優陣は日本ではまったく無名だが、勇気と恐怖と生への執着といった真に迫る演技を見せてくれるのもいい。いったいどうやって撮影したのかと思うほどの嵐の中を進む潜水艦や燃える油槽船の本物のような迫力もすごいし、実物大の艦を制作して撮影され、艦の内部の再現も偽物とは思えないほどの徹底した作り込みで、基地に至っては当時のものがそのまま現存しているものを使ったという正真正銘の本物。物語といい出演者の演技といい映像といい、全てが極めて高い品質を持って見事に合致している。この作品で監督のピーターゼンは世界に認められ、ハリウッド進出を果たした。
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