ユージュアル・サスペクツのレビュー・感想・評価
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どういうこと?
ソゼは自分の顔を知っている男を殺すためにあんな大掛かりな
仕掛けをしたってこと?
そういうことなのだとしたら、いくら何でも作戦が複雑で
途中でボロが出るよね?
もっとシンプルに船の中の誰かを雇って殺させれば
いいじゃん。複雑なトリックは失敗する可能性大きいもの。
ソゼの仕事の邪魔をしたものもいっぺんに消したかったのか?
ソゼ程の能力があればひとりひとり消せるよね。。
ソゼが何をしたいのか全然わからなかった。。。
追加
ネタバレのサイトを読んだらソゼの話すことはどれがホントで嘘かわからないということらしい。。
結局、仲間の4人の死体とかって上がったのかね?その描写なかったし、、
もしかして殺したかった船の男の話以外は全部嘘かもしれないってことか。
そりゃすごい。法螺話を延々と聞かされてたってことだよね。
評判通りのオチ
映画好きな人が、よく口にする作品なので、かなりの期待をして鑑賞しました。
ラストのどんでん返しは度肝を抜かれましたし、久々に映画を見てて心拍数が上がるのを感じました。舐めていた人物が黒幕だったという、落差の衝撃が私たちを襲います。
ただし、ラストシーンに全振りした結果、そこに至るまでの主人公達が犯罪を繰り返していく過程には少し退屈さを感じ、(これが傑作映画なの!?)という印象を抱いてしまいました。
しかし終わりよければ全て良し、鑑賞後の感想は、なかなかの傑作だなと感じました。
絶対騙されるという謳い文句の映画
そんなハードルあげてもやっぱり騙されました。
それは気づかないよ、とちょっとずるい気もするけど。
5人の常連の前科者たち(ユージュアルサスペクツ)は銃を積んだ車を襲った容疑をかけられ呼び出された。そこで出会った悪人同士。宝石強奪話があるので一緒にやらないかと、そのうちのひとりが持ちかけ、5人で実行に移していくことになった。
そうして目立っているうちに裏社会のドン、カイザーに目をつけられ脅されコカイン取引を阻止するよう指示されるが、そこでほとんどが死んでしまう。
誰も見たことがないカイザーが誰なのかというのを生存者に確認していくが…。
100分強という短い時間の映画。
アカデミー賞で作品賞をとっているんですね。
明らかにこのひとがカイザーだろうって人がいますが、どんでん返しというぐらいなら、このひとではないだろうということを考えてしまいがち。
もう少し純粋な気持ちでみたかった。笑
ガブリエル、久しぶり!
念願の映画館鑑賞がかないました。映画館様ありがとうございます!久しぶり鑑賞で新たな発見もあり面白かったです。映画館がほぼ満席ってなんだか嬉しいなあ😊それにしてもうっまい、ケビン・スペイシー。表情も動きも語りも❗️(2021.10.16.)
いつもはどんな映画でも勘が働かない私が今回は珍しく、え~!!とならずあまりびっくりしなかった。ファイトクラブ(1999)やプロジェクト・グーテンベルク(2018)では存在しない人が「居る」映像に騙された。映像の力にはコロリと騙される。
キントは脚と手に「障害がある」から偏見と思い込みの対象に簡単になれる。それを逆手にとってるのが上手い!と思った。それに彼だけが唯一火傷もなしの生き残りの語り手だから信用できない。まず脚が次に手が元に戻ってコバヤシが待っている車に乗りこむ映像だけで答えを出してるのはすごい!
そしてキントが語ったこと(= 映像化された内容)が真実なのかも勿論疑わしい。信用できない語り手だ。だからカイザーが誰かわかっただけで終わった訳ではこの映画はとても知的で観客に考えさせ何かを残す。
大火傷のもう一人の生き残りに目をつけて話させ似顔絵書かせたFBIの捜査官(素敵だった!)目のつけどころがいい!FAXが届いても時すでに遅し!このタイミングのズレも良かった。
タバコ、ライター、時計、帽子などの小道具(「消えもの」だけどurineも)がスパイスとしてよく効いていた。
そして、ガブリエル・バーン!キートンは元・刑事ということだけでも現役刑事から一番目をつけられる。これも先入観と偏見から人間はなかなか自由になれないことが上手く使われている。キートンは最後の最後になって「真実」を自分の目で確認して脚のことで皮肉を言って「計画通りに」殺される。このシーンが映画の冒頭に置かれていることに痺れる!ブライアン・シンガー監督、素晴らしいです!
久しぶりにガブリエルに会えて嬉しかった。相変わらず素敵な声と大人の色気にウキウキ。
わかった気になったけれどもう一度見て確認しつつ味わいたい。面白かった!
暗黒街の5人
どんでん返しサスペンスと紹介されていたので見てみました。
出てくるのはほぼ犯罪者。船内での殺人と爆発シーンからはじまり、何があってそうなったのか生き残った詐欺師ヴァーバルの回想から6週間前に戻ります。
前科があるが彼女のためにも堅気になりたくて頑張る元刑事キートンが、何かあるたび警察に疑われかつての仲間に誘われまた悪の道に戻ってしまうという辺りは「暗黒街のふたり」を思わせる内容。
しかし半分見てもどういう展開になるのか掴めず。
大がかりな強盗の仕事には全て「カイザーソゼ」という黒幕がいることがわかります。
退屈ではないですが特映像や演出が凝っているわけでも、魅力的な人物が出るわけでもなく。イケメンヒットマン(マクマナス)もいますが彼らは必殺仕置人として銃を打ってる訳でもなく強盗だから全然カッコよくない。
ラストのどんでん返しだけ楽しみに見てましたが、「えー?それがどんでん返し?ちょっと違う…」と納得いかず、本当のどんでん返しが訪れても「あぁその方がまだ面白いけど?ふーん?」ぐらいの感じでした。
カイザーソゼの部下というイギリス人弁護士が何で「小林」という日本名なのか謎すぎましたが刑事もその辺気にならなかったのでしょうか。
ラストが分かってからまた見返す楽しみはありました。しかしものすごく意外で驚いたとか深い裏がある訳ではなかったです。
灯台下暗し
一筋縄ではいかない映画。前半部分まであえて謎な点を多く残しながら物語を進め、そこに観る者の気を取らせておいて最後に一気に畳み掛ける… まんまと作り手の術にハマりました。
強盗団の1人で、生き残りであるヴァーバルの語り口で物語が進められていることにどうしてもっと注意を置かなかったのか、、、 まさに手品のような手法で見事に手玉に取られました。灯台下暗しとはまさにこの事。
キャストのキャラクターそれぞれに味が出ているのもこの映画の魅力だと思います。特にケビンスペイシーのあの雰囲気は最高。
まちがいなくサスペンスの傑作です。
自作自演
サスペンスというが悪党どもの汚れ仕事に終始付き合わされるだけで感情移入も爽快感も皆無、終わってみればそれ自体が猿芝居かも知れない如何わしいスクリプトに拍子抜けする。アガサ・クリスティのファンで「アクロイド殺し」が下敷きと知っていればどうと言うことは無いのだろうがこの手のトリックは邪道の部類だろう。もっともキャスティングを見れば役不足、分かる人には分かる程度なので怒る気にもならない。
そもそも伝説の犯罪者まで担ぎ出してこんな回りくどい汚れ仕事を彼らにさせたのか必然性も狙いもさっぱりわからない。回想シーンで行ったり来たり、わざわざ分かり難くする演出も鼻につく、そんなに謎めかしたいのか、助演男優賞を獲った彼も台本を一回読んだだけでは理解できなかったと漏らしていたようだ。
元祖どんでん返し!
サスペンス・ミステリーにおけるラストサプライズの元祖!
何人もの曲者を巧妙に操るカイザー・ソゼの存在はお見事。
目的のために操った犯罪者たちはもとより、
真相に迫る刑事すらも、相手の憶測を叶えるような話術で優位に立たせて切り抜ける。。。
2020年に観ても色あせない名作です。
どんでん返し作品の見方。。
どんでん返しモノの傑作と言われるこの作品ですが、個人的にはまあまあといった印象でした。これはひとえに僕のサスペンス作品の見方が悪いんです。なんというか、「ネタバラシの前に見破ってやるぞ!」とか、「騙されないぞ!」と意気込んで見てしまうから、あらゆる登場人物が黒幕じゃないかと一度は想像してしまう。それは決して「真相を見破った」んじゃなく、「なんとなくぽいかも」と思う程度。。だから、黒幕が発覚しても騙された感が薄くなってしまうんですよねぇ。。おんなじような人いないかなぁ笑
この作品でも、キートンであれ、キントであれ、一度は鑑賞中に黒幕と疑ってしまう。ただ、そういう意味では、この作品の二重の返しはなかなか良かったです。
ただ、キントがカイザーソゼとした場合、最後の船上での展開に疑問が、アルトゥールが撃たれた直後のシーンでキントは船外にいた。キートンが撃たれるシーンでも船外から見ているシーンがあった。あれらのシーンは、そもそもキントの想像だったということなのでしょうか。冒頭の船上での展開と最後の船上での展開に違いがあったのはそういうことなのかな。でも、あれがキントの都合のいいイメージ展開だったら、ちょっと反則なような。。どこからウソ(キントのイメージストーリー)だったのか。そもそも、最初から事実じゃなかったのか。作品の根底から疑わしくなってしまいました。
黒幕すぐわかる/キャスト工夫可という方へ
レビューを読んでいると、「すぐに黒幕がわかった。キャスティングに工夫ができる」的な人がいたので、そんなレビューアーさんに。
(その方はコメントの返信がオフ)
これはマイケル・キートンの出世作。彼はそれまで世界が知る名俳優ではなかった。しかし、彼はこの作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞。
当時、監督はあえてマイナーな俳優たちを起用し、犯人を予想させにくくする作り込みもした。
さらに1995年という公開年を考えると、このどんでん返しに観客はたまげたのでは。
今でこそ、「シックスセンス」(1999)「メメント」(2000)「シャッターアイランド」(2010)など、見る側にもそのような展開は想定しうる。
そう思うと、緻密に作り込まれていると思う。
確かに映画好きの人であれば、すぐに展開がわかるかもしれない。
しかし、個人の感想だけで決めつけず、制作の裏側や時代背景まで考えてレビューできれば、「映画通」を名乗っていい気がする。
最後に全てが腑に落ちる映画
とにかく伏線が多い。
8割以上は伏線。
あいつはこうだろうとか、こいつがこうなんじゃないかとか、どうせどんでん返しだろうと想像してみても引っかかる。
巧妙に作り込まれた素晴らしい映画。
2度も騙されて腑に落ちた映画は初めてだった。
最後まで犯人は分からない!
内容も面白かった!
でも... 最後の最後でケヴィン スペイシーの演技が下手で犯人が分かってしまった。途中でまさかの俳優にネタバレされるとは思わなかった...
今の演技がスゴい上手だから昔の作品見ると、あらさが目立つのはしょうがないのかな。
途中でちょっと興醒めしてしまった。
監督の指導なのか、わざとなのか?
あの演技がなければ最後まで誰が犯人か分からなかったんだろうなあ〜...
作戦を立てる役で、何があっても殆ど動じず冷静で坦々と喋り、言葉のチョイスもなかなかスマートなのに、刑事から最後にキートンが犯人と言われて「うそだー‼︎」と感情を取り乱してる姿が嘘泣き感ハンパなかった(^^;)
でも犯人が分かってからでも、もう一回見たいと思えるくらい、よく出来ていた作品でした。
やっぱりかー
内容は面白かったし、誰が黒幕かもはっきり分からなかったけど、変な勘が働いてしまった。
ただ、これまでストーリーが全て嘘っぱちとは、思いもしなかった!
てか、マグカップの裏見て、初めて気付いたし。
変な勘が働かなければ、もっと楽しく観れた作品だと思う。
余韻
どんでん返しといえば ということで名高いユージュアル・サスペクツをやっとの思いでみたが、いつまでも余韻が後を引く。
途中でソゼが誰かわかってしまって面白くなかった、との声も耳にしたが、果たしてこの映画はソゼが誰かわかっただけで面白さが半減してしまうものなのだろうか。
それこそ人によって感性は違うのだろうが、私は、彼だとわかったからこその面白さを感じた、果たしてキントの話は全て事実なのか、全てでっち上げではないのか、面通しで出会った5人は本当にその後一緒に行動していたのか、全てキートンに意識を向けるためのでっち上げではなかったのか 等鑑賞後も尚作品に翻弄されてしまう。
開始最初のキートンの放った「足の感覚がないよ」はソゼではなく、キントに対する皮肉だったのではないかとすらさえ思えてくる。
面白い!!
ケビンスペーシー出演作のハズレの少なさよ!!
素晴らしいです!!
いやー、綺麗に騙されましたね!
それはもう、製作陣の思うツボに!
大どんでん返しでした!
最後クイヤンがキートンがカイザーだった!ってヴァーバル(ケビンスペーシー)に言った時は、そうだったんだ!って納得し。
そのあと、ヴァーバルが警察署から出る時に金時計と
金のライターとタバコを持って帰る時に、ん???ってなって。
そのあと、左半身が麻痺してるはずなのに、
いつのまにか普通の歩き方になってるヴァーバルに「
やっぱりこいつがカイザーだったのかー!!」
ってなり、最後駄目押しで、カイザーの似顔絵!!
そして黒い車でコバヤシ登場!
悠然とタバコに火をつけて一服するケビンスペーシーがかっこよすぎて、しびれました!!
素直に騙されて、とても爽快です^_^
何度も観て伏線を一つ一つ見つけていきたい、
味わい深い作品です(^^)
一言で面白い
終わった瞬間思った一言は
面白い!!!!
その一択でした。
実は詐欺師がカイザーソゼなんじゃないかって途中で思ったんですが、キートンがカイザーソゼだったのなったので、うわ!やられた!って思っていたら、まさかまさかの詐欺師がカイザーでしたね!笑
全てあの部屋の中にあるものを頼りに全て話してたとは気づきませんでした。
コバヤシという仮名の男とカイザーが手を組んで人を使って色んなことをやらせていたんですね、面白い作品でした。
期待しすぎたかな
サスペンス好きには大絶賛される!という噂の映画、ユージュアルサスペクツをやっと見ました。
最初はあ!ペイフォワードの人でとんや!(ケビンスペイシー)という印象から始まり
あれよあれよという感じで進んでいったけど。。
私★5つで言えば3、もしくは2.5という感想です。
なぜそんなに絶賛されるのか不明。
そりゃ左半身動かないのに左手ではらいのけちゃうところとか
みんなにはカイザー知らないていで話してたのに尋問中すらすらしゃべるとことか
伏線…と呼べば呼べるようなところはもっといっぱいあるかもしれないけど。。
私はサスペンスも大好きだし
伏線張り巡らされてる脚本の映画も小説も大好き!
(だって伊坂さん好きだし)
けど犯人わかってしもうた後の、まさかのその人じゃなく別の人?!
くらいの衝撃が欲しかった。
期待しすぎていたのが問題かも。
けどラストの歩きながらの足元のシーンはぐっときた。
とにかくケビンスペイシーはすげえというのが一番の感想です。
カイザーの能力
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
話は面白いし演出の質は高く緊迫感があって全体としては良い出来栄え。
しかしカイザーは何故一人一人のことをそこまで把握し調べ計画を作り人を動かすことが出来たのか。圧倒的な組織力を持っていないと出来そうなことをいっぱいやっているが、その割には危険な最前線にわざわざ自ら出てくるのは人手不足なのか。カイザーは人と言うよりまるで超人である。超人でないとこんなことは出来ない。謎めいた彼がそんなことをどのようにやっていくのかについての説明がなく、どうにも色々と疑問や矛盾が発生していく。港で大爆発が起きて銃声がするのに、事が終了するまで誰も警察を呼ばなかったのかね。
カイザー凄いね、本当にこんなことが出来たらもう何でも出来るんじゃないの。カイザーがそんなことが出来るという都合の良い前提で話が進むが、どうやってそれをしたかが何も描かれていないので、これだと『セブン』と同様でまるで現実感がない。カイザーの正体と実際にどう動いたかを説明しないと駄目。
全51件中、21~40件目を表示