ユージュアル・サスペクツのレビュー・感想・評価
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I don't believe the God, but I`m afraid of him. カイザー・ソゼ❗
「午前10時の映画祭」で鑑賞しました。いやいや、これは面白かったです。どれぐらい面白かったかというと、映画館を出る時に左足を内側にして歩いてしまうぐらいでした。歩きにくかったからすぐ止めましたけど。
とりあえずケヴィン・スペイシーがスゴい‼️この頃って「セブン」にも出ていた頃なので、正に油が乗っていた時代なんでしょうね。色んな理由で消えてしまったのが残念です。後、若いデル・トロのチンピラ感😁似合ってました。
個人的にはx-menのイメージが強いブライアン・シンガーなのですが、最初に注目を浴びたのは本作だったんですね。確かに良くできている❗実はキートンがソゼだったと思わせてからの真犯人はお見事な作りでした。ソゼさん、自分に害をなした奴らを一気に復讐しちゃってます。そうそう、冒頭の港でロープ等の道具が置いてある場面が写ってて「きっと後で何か意味があるんだろうな」っと思ってたら、その後ろにヴァーバルが隠れていましたって所に繋がるという。シンガー監督、ちゃんと最初から最後まで考えて映画作ってますよね。
まぁ、ヴァーバルが喋った内容はほぼ作り話だったのですけど。でもヴァーバルことカイザー・ソゼさん、壁に貼ってあるニュースの単語からドンドン話を作れるってスゴい能力ですよね。もう、何処からが現実で何処からが作り話か全くわかりません。こんなタイプの人が会社にいたら厄介だろうなぁ。
感興できず
わたしも世間も(たとえば)東京物語が傑作なのは知っている。でも東京物語が退屈で寝てしまった──などと言うひとはいる。でもそれって東京物語のせいじゃない。あなたが言う「退屈」とは古典的名作が現代人の刺激を満たさないということであって、あいてが東京物語ならば(あるいは絶対的な世評に支えられた古典的名作ならば)「退屈」はあなたのリテラシーの足りなさのせいだ──と個人的には思う。
もちろん大前提として映画は誰がどう見ようと勝手。でもわたしはIMDBやrotten tomatoesなどポピュラリティのあるレビューと、じぶんの評を比較する。なぜそうするのか──というと、じぶんの評と世評との間隔を知りたいから。それがおおむね同じならば、ほっとするし、いちじるしい開きがあるならならば、じぶんが気づくことができなかった面白みを知りたい──と思う。
なんかつまんない見方するんですねえ。はい。小市民なので。(過疎レビュアーなのでじぶんでじぶんにツッこみをいれました。)
(ちなみに日本のレビューサイトの評は事実上その比較の参考になりません。)
本作The Usual Suspects(1995)を憶えているのは、面白さがわからなかったから。
いっぱんにThe Usual Suspectsは傑作と見なされていてIMDBは8.5(!)。rottenでも88%と96%。だけどわたしはかつて見たときも、見直したときも、やっぱりわからなかった。
ただし、じぶんはわからないけれど、この映画が、魅力を持っていることは(なんとなく客観的には)わかる。こういう言い方は卑怯かもしれないがThe Usual Suspectsが世間的に傑作と見なされていることは(なんとなく)わかる。
しかし、もやもやする。
わたしが面白くなかった(じぶんでじぶんの)分析として、ブライアンシンガーのユージュアルサスペクツといえば、あまたのクライム映画に影響を与えたので、その回想を主軸とする語り口が──その後の亜種をたくさん見たせいで、むしろ常套に感じられてしまった。──とは、考えた。
が、わたしは(公開当時リアルタイムではなかったが)90年代にはThe Usual Suspectsを見ている。初見のときさえ「おや、わりと普通だな」と思った明瞭な記憶をもっている。もしTheUsualSuspects(1995)がタランティーノのReservoirDogs(1992)より前だったら、飲めたかもしれない。ReservoirDogsはメタ構造をもった新しいクライム映画だった。でもTheUsualSuspectsは、(いうなれば)ふつうのノワール──複雑な筋書きと、意外な結末を持っているとはいえ──(ハンフリーボガードが出てくるような)古典的ノワールの構造をしていた。──のである。
画が殺伐としていた。から、とも言えない。たとえば北野武のアウトレイジは画もやることも殺伐としまくりだったが、なんか艶っぽかった。けっきょく、じぶんの持っているチャンネルと映画の持っているチャンネルの違い、みたいな。──わかったようでわかってない、ような分析しかできない。こんなんじゃ人様のことは言えないよね。
このユージュアルサスペクツにたいするわからなさはガイリッチーにたいするわからなさに(ものすごく)似ている。
映画好き人間を自称するばあいガイリッチーを好きだを言いたいところ──だが、わたしは(ジェントルメンもキャッシュトラックも未見だが)ざんねんながら食指があまり動かず。
(もちろんガイリッチーは優れた映画監督です。が、ロックストックやスナッチが異様に崇められる現象にスノビズムを感じる──という話。)
(男としちゃ男っぽいガイリッチーを好きだって言っておくと箔がつく。頭空っぽの映画評論家がこぞってガイリッチーを称揚してるのは、そういう理由です。)
もうひとつの分析としてケヴィンスペイシーが役者格的にけちな詐欺師なだけのはずがない──という思惑によって、なんとなく意外性が削がれた。ってことはある。役者格からしてスティーヴンボールドウィンが浮上するはずがない──そのように選っていけば、あながち読めない話でもない。これは映画を見慣れていることの弊害ともいえる。ここに出てくる俳優がみんな初見ならば──誰がゆうめいで誰がそうでもないか──がわかっていなければ、先が読めない──からだ。
最後の分析は、リテラシー負けを認めるものだが「過大評価されているのでは」ということ。どんでん返し部分を除けば、鈍い演出だった。──と個人的には感じています。いずれにしろThe Usual Suspectsに関してはわたしのリテラシー負けです。
オチを知っていても面白い事は面白い
最後のどんでん返しを知っているのにこの映画を観ても面白いんだろうか?
そんな思いで改めて観ました。
初見は公開した頃なので20年程前ですが、ラストのインパクトは凄かったです。
正直に言えば、たぶんキントが親玉だろうというのは読めてはいたものの、
その場の張り紙やコーヒーカップのメーカーから空想で物語を作り上げていた事への天才ぶりに驚きを飛び越えてゾッとする程の恐怖を感じ、
引きずっていた足で平然と歩きだす姿に完全に逃げ切りを果たし切った痛快さを知り圧倒させられる。
ストーリーを遡れば、ひ弱なふりをしたり、カイザーソゼの存在をFBIが掴んでいる事に激高したり、キートンに騙されたと泣いたり、そんな姿まで嘘だったのか!!と思うと、そこにも絶句しかない衝撃があって。
20年経った今でも、この映画のラストの急展開、どんでん返しを超える映画はないかな。と個人的に思える映画でした。
改めての観返しですが、オチを知っていても面白い事は面白いです。
けれど、知らないでこの映画を観るインパクトにはやっぱり敵うはずもなく。というのは正直な感想です。
ラストの展開も、そうそう、こんな感じ!と、割と微笑ましく迎えながら、やっぱりこの展開かっこいいな。と感心したり。
ただ、とにかくケヴィン・スペイシーの存在感、その一挙手一投足に完全に釘付けになりますね。
表情、声、語り口、感情の変化、ここまで怪しくて、知性的で、得も言われぬ余裕を感じる佇まい、ひたすら凄いとしか言えない存在感です。
また、オチを知っているからこそ、ストーリーの細かい部分の合点が行ったり、純粋に謎解きを楽しめたり。という部分が多かったのも事実で、ラストばかりに目が行く映画かと思っていましたが、推理物としてもかなり面白い映画でした。
ただ、推理部分に関しては、警察の掴んだ事実、キントの説明する内容の2つから、キントの隠した本当の真実を推し量るしかなく、しかもその部分の解答に関しては、実はキントはカイザーソゼだった。という事実くらいしか明らかにならないんですよね。
なので、見終えた今の状態では謎だらけというのが実情です。
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ブログの方では、ネタバレありで個人感想の詳細とネット上での評判等を纏めています。
興味を持って頂けたら、プロフィールから見て頂けると嬉しいです。
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ラストの衝撃
何やら物騒な場面から始まり、語り手のキントの回想でそこに至るまでの物語が進んでいく。
伏線の回収とどんでん返しは良いんだけど、
それに至るまでの話の真偽が解らなくなる。
全部彼のでっち上げってことでOK?
17位/443 2021.05.20現在
ケビンスペイシーが
素晴らしすぎる映画!
セブンも素晴らしかったけど。
頭の良い方達は
展開が読めた!とか
オチが予想出来るって言うけど
自分は、バカだから
まんまと騙される!
でも、バカで良かったと思う。
まんまと騙された方が面白いし
良い映画で難しければ
もう一度観ればいいし。
面白いことは間違い無かったけど
10年程は観てないので
細かい感想は、書けません。
でも、死ぬまでには
もう一度観るはずの映画。
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
ユージュアルサスペクツのあるある言いたい♫
ユージュアルサスペクツのあるある早く言いたい♬
ユージュアルサスペクツのあるある今から言うよ♪
サスペクツって言う時
噛まないようにゆっくり言いがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→25歳位
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→自宅DVD
鑑賞回数→2回
記憶度→30%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→17位
洋画部門→14位
タイトル噛みそうな映画→1位
ある意味王道クライムサスペンス映画
どういうこと?
ソゼは自分の顔を知っている男を殺すためにあんな大掛かりな
仕掛けをしたってこと?
そういうことなのだとしたら、いくら何でも作戦が複雑で
途中でボロが出るよね?
もっとシンプルに船の中の誰かを雇って殺させれば
いいじゃん。複雑なトリックは失敗する可能性大きいもの。
ソゼの仕事の邪魔をしたものもいっぺんに消したかったのか?
ソゼ程の能力があればひとりひとり消せるよね。。
ソゼが何をしたいのか全然わからなかった。。。
追加
ネタバレのサイトを読んだらソゼの話すことはどれがホントで嘘かわからないということらしい。。
結局、仲間の4人の死体とかって上がったのかね?その描写なかったし、、
もしかして殺したかった船の男の話以外は全部嘘かもしれないってことか。
そりゃすごい。法螺話を延々と聞かされてたってことだよね。
一生に一度しか楽しめない映画
【”カイザー・ソゼ”とは、何者か? 一度目に見て、一部? 二度目に観ると全て!!な作品。】
◆冒頭、ー カリフォルニア サンペドロ州 昨夜 ー と言う、テロップが流れる。
・そして、舞台は6週間前、ニューヨークの警察に飛ぶ。
集められた5人の”ユージュアル・サスペクツ”
・ディーン・キートン(ガブリエル・バーン:最近、観ないなあ)
・ヴァーバル・キント(ケヴィン・スペイシー:ホモセクシュアルっぽいなあ、と思っていたら・・)
・マクマナス(スティーブン・ボールドウィン:作品に恵まれず、今では、弟が、大活躍・・)
・ホックニー(ケヴィン・ポラック:余り知らない・・。)
・フェンスター(ベニチオ・デルトロ:凄く若いなあ・・。苦労したのかなあ・・。)
<ココから、繋がりを持った5人の”ユージュアル・サスペクツ”達と、関税局捜査官クイヤンが、”カイザー・ソゼ”の、巧妙に仕組んだ罠に嵌って行く様が、面白き作品。
けれど、作品の作りとして”それ、アリなの?”とも思ったなあ。
キントのように、”頭の弱い”私には、”詳細部分確認:利き腕とかね・・”のため、2度の鑑賞が必要だった作品でもある。>
評判通りのオチ
映画好きな人が、よく口にする作品なので、かなりの期待をして鑑賞しました。
ラストのどんでん返しは度肝を抜かれましたし、久々に映画を見てて心拍数が上がるのを感じました。舐めていた人物が黒幕だったという、落差の衝撃が私たちを襲います。
ただし、ラストシーンに全振りした結果、そこに至るまでの主人公達が犯罪を繰り返していく過程には少し退屈さを感じ、(これが傑作映画なの!?)という印象を抱いてしまいました。
しかし終わりよければ全て良し、鑑賞後の感想は、なかなかの傑作だなと感じました。
絶対騙されるという謳い文句の映画
そんなハードルあげてもやっぱり騙されました。
それは気づかないよ、とちょっとずるい気もするけど。
5人の常連の前科者たち(ユージュアルサスペクツ)は銃を積んだ車を襲った容疑をかけられ呼び出された。そこで出会った悪人同士。宝石強奪話があるので一緒にやらないかと、そのうちのひとりが持ちかけ、5人で実行に移していくことになった。
そうして目立っているうちに裏社会のドン、カイザーに目をつけられ脅されコカイン取引を阻止するよう指示されるが、そこでほとんどが死んでしまう。
誰も見たことがないカイザーが誰なのかというのを生存者に確認していくが…。
100分強という短い時間の映画。
アカデミー賞で作品賞をとっているんですね。
明らかにこのひとがカイザーだろうって人がいますが、どんでん返しというぐらいなら、このひとではないだろうということを考えてしまいがち。
もう少し純粋な気持ちでみたかった。笑
ガブリエル、久しぶり!
念願の映画館鑑賞がかないました。映画館様ありがとうございます!久しぶり鑑賞で新たな発見もあり面白かったです。映画館がほぼ満席ってなんだか嬉しいなあ😊それにしてもうっまい、ケビン・スペイシー。表情も動きも語りも❗️(2021.10.16.)
いつもはどんな映画でも勘が働かない私が今回は珍しく、え~!!とならずあまりびっくりしなかった。ファイトクラブ(1999)やプロジェクト・グーテンベルク(2018)では存在しない人が「居る」映像に騙された。映像の力にはコロリと騙される。
キントは脚と手に「障害がある」から偏見と思い込みの対象に簡単になれる。それを逆手にとってるのが上手い!と思った。それに彼だけが唯一火傷もなしの生き残りの語り手だから信用できない。まず脚が次に手が元に戻ってコバヤシが待っている車に乗りこむ映像だけで答えを出してるのはすごい!
そしてキントが語ったこと(= 映像化された内容)が真実なのかも勿論疑わしい。信用できない語り手だ。だからカイザーが誰かわかっただけで終わった訳ではこの映画はとても知的で観客に考えさせ何かを残す。
大火傷のもう一人の生き残りに目をつけて話させ似顔絵書かせたFBIの捜査官(素敵だった!)目のつけどころがいい!FAXが届いても時すでに遅し!このタイミングのズレも良かった。
タバコ、ライター、時計、帽子などの小道具(「消えもの」だけどurineも)がスパイスとしてよく効いていた。
そして、ガブリエル・バーン!キートンは元・刑事ということだけでも現役刑事から一番目をつけられる。これも先入観と偏見から人間はなかなか自由になれないことが上手く使われている。キートンは最後の最後になって「真実」を自分の目で確認して脚のことで皮肉を言って「計画通りに」殺される。このシーンが映画の冒頭に置かれていることに痺れる!ブライアン・シンガー監督、素晴らしいです!
久しぶりにガブリエルに会えて嬉しかった。相変わらず素敵な声と大人の色気にウキウキ。
わかった気になったけれどもう一度見て確認しつつ味わいたい。面白かった!
暗黒街の5人
どんでん返しサスペンスと紹介されていたので見てみました。
出てくるのはほぼ犯罪者。船内での殺人と爆発シーンからはじまり、何があってそうなったのか生き残った詐欺師ヴァーバルの回想から6週間前に戻ります。
前科があるが彼女のためにも堅気になりたくて頑張る元刑事キートンが、何かあるたび警察に疑われかつての仲間に誘われまた悪の道に戻ってしまうという辺りは「暗黒街のふたり」を思わせる内容。
しかし半分見てもどういう展開になるのか掴めず。
大がかりな強盗の仕事には全て「カイザーソゼ」という黒幕がいることがわかります。
退屈ではないですが特映像や演出が凝っているわけでも、魅力的な人物が出るわけでもなく。イケメンヒットマン(マクマナス)もいますが彼らは必殺仕置人として銃を打ってる訳でもなく強盗だから全然カッコよくない。
ラストのどんでん返しだけ楽しみに見てましたが、「えー?それがどんでん返し?ちょっと違う…」と納得いかず、本当のどんでん返しが訪れても「あぁその方がまだ面白いけど?ふーん?」ぐらいの感じでした。
カイザーソゼの部下というイギリス人弁護士が何で「小林」という日本名なのか謎すぎましたが刑事もその辺気にならなかったのでしょうか。
ラストが分かってからまた見返す楽しみはありました。しかしものすごく意外で驚いたとか深い裏がある訳ではなかったです。
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