ユージュアル・サスペクツのレビュー・感想・評価
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「カイザー•ソゼやん」
題名言いにくいし 友達にも説明しにくい。
テレ東の午後のロードショーで観る。
とりあえずユージュアル•サスペグツの意味は「常連の容疑者たち」という意味らしい。
あぁ そういうことか。
まず、5人並んでるポスターがカッコいい。
犯罪サスペンス映画の代表。
一回じゃわからない もう一度観たくなる映画。 一度見た人は見終わった後 よくわからずネットで調べてるはずだ。
カイザー•ソゼ この映画を観たことない人でもなんかどっかで聞いたことある(多分千鳥が言ってた)
せっかくの名作なのにあんまり知られていないのは悲しい。
大どんでん返しのある映画 っていうのを知らずに観るとかなりおもしろかった。
えっ? って思わずいってしまうくらいだ。
なんの知識も入れずたまたま観たのでとても運が良かったと思える。
1時間45分という短さでこの出来。素晴らしい
コバヤシ弁護士は何者なのか 次回見た時わかるかなー?
集められた常習犯達
クライム映画とサスペンスのハイブリッド
前に一度見てから記憶がいい感じに薄れたので再視聴
流石に初回のインパクトは超えなかったがやはり面白い
おや?このカットはなんの意味があるんだろ?
この行動はなんか意味があるのかな?
この名前はなんだ?
という疑問がちゃんと、「痛快に」回収される。
カイザー・ソゼ、という言葉はドイツ語とトルコ語の混合でこれ自体ネタバレなので
初回視聴時は疑問に思っても調べてはいけない。
現在の舞台と回想が交互に展開することが面白い
それでいて混乱を招くような複雑な展開はないし
現在の視点から解説が入るような構造になっていて興味深い
カーチェイスや大立ち回りはほどほどだが、
終盤の衝撃を最高にする、本作にあった適切な演出と思う
アカデミー脚本賞受賞にふさわしい作品
開始5分に最大のヒント
1回目を7年くらい前に観たが忘れてしまい、Netflixで発見したので再視聴。
注意深く観てみると冒頭のキートンを殺すシーンで銃を左手に持ち替えている。
コレが最大のヒントになっていて、分かっていながら観ると誰が黒幕かわかるようにちゃんとなっている。
コレは上手い演出、ワザとらしく丁寧に持ち替えている。多分に2度目観る人を意識しての演出だという事に気付かされた。1回目の人はそこまで細かく観ないだろう、勿論気付く人は居るだろうが。
なのでこの映画の肝は誰が黒幕か?というものではなくそこに至るまでの流れをどうやって上手く構成するか?というものになっている。
2時間弱の映画でこれだけうまく起承転結がまとまった映像作品はそうない。
誤解を恐れずに言えばミステリーの様式を引用した挑戦的な映画である事は間違いない。コレが20年以上前の作品であるから尚驚く。
【映画の面白さ】
この「ユージュアル・サスペクツ」の公開された年のアカデミー賞の作品賞に、これがノミネートもされていないのかと結構驚いた記憶がある。
それほど、この映画は面白いし、大作主義じゃなくても良い映画は作れるのだと思った。
ただ、この作品は、脚本賞と助演男優賞(ケヴィン・スペイシー)を獲得した。
この作品は、多くの人の支持を受けていると思うが、今回、午前10時の映画祭の、この作品の上映に足を運んで思ったのだが、まあ、ちょっと想像してほしいのだけれども、映画SNSにちょっといる”キャクホンガー”や、”エイガハゴラクンジャー”、そして”フクセンカイシューン”も楽しめるだろうなと思った。
”キャクホンガー”はアカデミー賞脚本賞で異論は出づらいし、まあ、これほどヒットして、今でも支持されると”エイガハゴラクンジャー”も文句のつけようがない気がする。
ただ、”フクセンカイシューン”はどうだろうか。
この作品は、ちゃんと伏線は回収されているだろうか。
そもそも、この「ユージュアル・サスペクツ」という映画タイトルは曲者だ。
ユージュアル・サスペクツ、つまり、”いつもの容疑者”なのだ。
そして映画の多くは、ケヴィン・スペイシー演じるキントの回想による。
キントは、”ユージュアル・サスペクツ”の一人だ。
このキントの回想の中で、警察が唯一確実に確認できたのは、5人のユージュアル・サスペクツが警察に連行されたことだけのはずだ。
回想の中で、あれっと思う瞬間がある。
日本人ならではだが、コバヤシに日本人の血が流れているようには見えないことだ。
しかし、養子という可能性だってある。
そして最後、解放されたキントが、障碍者のような動きから健常者の足取りとなり、回想上のコバヤシの車に乗り込んだ時点で、キントこそがカイザー・ソゼだと映画を観ている人に確信させて、じゃあ、なぜキントは”いつもの容疑者”の一人たりえたのか、警察は確認していなかったのか、もしかしたら、カイザー・ソゼがキントに変装したのか、似顔絵は似ているようだが、実は別人のようにも見えるし、実は、整形していた可能性だってあるじゃないかとか、根本的な疑問を残し、つまり、伏線はちゃんとは回収させないようにしているのだ。
フクセンカイシューンにとっては厄介な映画だ。
でも、本当にこの作品は面白い。
たぶん、小説にしても面白いに違いないと思う。
キャクホンガー、エイガハゴラクンジャー、そして、フクセンカイシューンの皆さん、ごめんなさい。
※ ところで、午前10時の映画祭の人、週末の早起きはきついので、週末は、午後1時の映画祭とかにできませんかね?
カイザー・ソゼは誰か
疲れたときは映画を観てはいけない
「午前十時の映画祭」で鑑賞。
“常連の容疑者たち”を操る謎の黒幕、カイザー・ソゼとは何者なのか?
「そうかもな」と思ってたら、犯人はやっぱり彼でしたか。
ワルが集まり、ドンパチやって、ひとがバンバン死んで、謎解きもあって、というサービス満点の娯楽映画で楽しめました。
ただ、ちょっと疲れて観にいったので眠くて集中できなかったのが残念だった。
そんなわけで、(登場人物が多かったこともあり)途中まで人物の関係がよくつかめませんでした。それから、回想シーンが多く、ストーリーの詳細も飲み込みにくかった。
家に帰って、ウィキペディアを読んで、「そうだったのか」と、やっと納得するところがありました。ああ、情けない。
疲れているときに映画を観にいってはダメですね。もったいないことをしました。
もう1回観なければ。
サスペンス映画の名作。
I don't believe the God, but I`m afraid of him. カイザー・ソゼ❗
「午前10時の映画祭」で鑑賞しました。いやいや、これは面白かったです。どれぐらい面白かったかというと、映画館を出る時に左足を内側にして歩いてしまうぐらいでした。歩きにくかったからすぐ止めましたけど。
とりあえずケヴィン・スペイシーがスゴい‼️この頃って「セブン」にも出ていた頃なので、正に油が乗っていた時代なんでしょうね。色んな理由で消えてしまったのが残念です。後、若いデル・トロのチンピラ感😁似合ってました。
個人的にはx-menのイメージが強いブライアン・シンガーなのですが、最初に注目を浴びたのは本作だったんですね。確かに良くできている❗実はキートンがソゼだったと思わせてからの真犯人はお見事な作りでした。ソゼさん、自分に害をなした奴らを一気に復讐しちゃってます。そうそう、冒頭の港でロープ等の道具が置いてある場面が写ってて「きっと後で何か意味があるんだろうな」っと思ってたら、その後ろにヴァーバルが隠れていましたって所に繋がるという。シンガー監督、ちゃんと最初から最後まで考えて映画作ってますよね。
まぁ、ヴァーバルが喋った内容はほぼ作り話だったのですけど。でもヴァーバルことカイザー・ソゼさん、壁に貼ってあるニュースの単語からドンドン話を作れるってスゴい能力ですよね。もう、何処からが現実で何処からが作り話か全くわかりません。こんなタイプの人が会社にいたら厄介だろうなぁ。
感興できず
わたしも世間も(たとえば)東京物語が傑作なのは知っている。でも東京物語が退屈で寝てしまった──などと言うひとはいる。でもそれって東京物語のせいじゃない。あなたが言う「退屈」とは古典的名作が現代人の刺激を満たさないということであって、あいてが東京物語ならば(あるいは絶対的な世評に支えられた古典的名作ならば)「退屈」はあなたのリテラシーの足りなさのせいだ──と個人的には思う。
もちろん大前提として映画は誰がどう見ようと勝手。でもわたしはIMDBやrotten tomatoesなどポピュラリティのあるレビューと、じぶんの評を比較する。なぜそうするのか──というと、じぶんの評と世評との間隔を知りたいから。それがおおむね同じならば、ほっとするし、いちじるしい開きがあるならならば、じぶんが気づくことができなかった面白みを知りたい──と思う。
なんかつまんない見方するんですねえ。はい。小市民なので。(過疎レビュアーなのでじぶんでじぶんにツッこみをいれました。)
(ちなみに日本のレビューサイトの評は事実上その比較の参考になりません。)
本作The Usual Suspects(1995)を憶えているのは、面白さがわからなかったから。
いっぱんにThe Usual Suspectsは傑作と見なされていてIMDBは8.5(!)。rottenでも88%と96%。だけどわたしはかつて見たときも、見直したときも、やっぱりわからなかった。
ただし、じぶんはわからないけれど、この映画が、魅力を持っていることは(なんとなく客観的には)わかる。こういう言い方は卑怯かもしれないがThe Usual Suspectsが世間的に傑作と見なされていることは(なんとなく)わかる。
しかし、もやもやする。
わたしが面白くなかった(じぶんでじぶんの)分析として、ブライアンシンガーのユージュアルサスペクツといえば、あまたのクライム映画に影響を与えたので、その回想を主軸とする語り口が──その後の亜種をたくさん見たせいで、むしろ常套に感じられてしまった。──とは、考えた。
が、わたしは(公開当時リアルタイムではなかったが)90年代にはThe Usual Suspectsを見ている。初見のときさえ「おや、わりと普通だな」と思った明瞭な記憶をもっている。もしTheUsualSuspects(1995)がタランティーノのReservoirDogs(1992)より前だったら、飲めたかもしれない。ReservoirDogsはメタ構造をもった新しいクライム映画だった。でもTheUsualSuspectsは、(いうなれば)ふつうのノワール──複雑な筋書きと、意外な結末を持っているとはいえ──(ハンフリーボガードが出てくるような)古典的ノワールの構造をしていた。──のである。
画が殺伐としていた。から、とも言えない。たとえば北野武のアウトレイジは画もやることも殺伐としまくりだったが、なんか艶っぽかった。けっきょく、じぶんの持っているチャンネルと映画の持っているチャンネルの違い、みたいな。──わかったようでわかってない、ような分析しかできない。こんなんじゃ人様のことは言えないよね。
このユージュアルサスペクツにたいするわからなさはガイリッチーにたいするわからなさに(ものすごく)似ている。
映画好き人間を自称するばあいガイリッチーを好きだを言いたいところ──だが、わたしは(ジェントルメンもキャッシュトラックも未見だが)ざんねんながら食指があまり動かず。
(もちろんガイリッチーは優れた映画監督です。が、ロックストックやスナッチが異様に崇められる現象にスノビズムを感じる──という話。)
(男としちゃ男っぽいガイリッチーを好きだって言っておくと箔がつく。頭空っぽの映画評論家がこぞってガイリッチーを称揚してるのは、そういう理由です。)
もうひとつの分析としてケヴィンスペイシーが役者格的にけちな詐欺師なだけのはずがない──という思惑によって、なんとなく意外性が削がれた。ってことはある。役者格からしてスティーヴンボールドウィンが浮上するはずがない──そのように選っていけば、あながち読めない話でもない。これは映画を見慣れていることの弊害ともいえる。ここに出てくる俳優がみんな初見ならば──誰がゆうめいで誰がそうでもないか──がわかっていなければ、先が読めない──からだ。
最後の分析は、リテラシー負けを認めるものだが「過大評価されているのでは」ということ。どんでん返し部分を除けば、鈍い演出だった。──と個人的には感じています。いずれにしろThe Usual Suspectsに関してはわたしのリテラシー負けです。
オチを知っていても面白い事は面白い
最後のどんでん返しを知っているのにこの映画を観ても面白いんだろうか?
そんな思いで改めて観ました。
初見は公開した頃なので20年程前ですが、ラストのインパクトは凄かったです。
正直に言えば、たぶんキントが親玉だろうというのは読めてはいたものの、
その場の張り紙やコーヒーカップのメーカーから空想で物語を作り上げていた事への天才ぶりに驚きを飛び越えてゾッとする程の恐怖を感じ、
引きずっていた足で平然と歩きだす姿に完全に逃げ切りを果たし切った痛快さを知り圧倒させられる。
ストーリーを遡れば、ひ弱なふりをしたり、カイザーソゼの存在をFBIが掴んでいる事に激高したり、キートンに騙されたと泣いたり、そんな姿まで嘘だったのか!!と思うと、そこにも絶句しかない衝撃があって。
20年経った今でも、この映画のラストの急展開、どんでん返しを超える映画はないかな。と個人的に思える映画でした。
改めての観返しですが、オチを知っていても面白い事は面白いです。
けれど、知らないでこの映画を観るインパクトにはやっぱり敵うはずもなく。というのは正直な感想です。
ラストの展開も、そうそう、こんな感じ!と、割と微笑ましく迎えながら、やっぱりこの展開かっこいいな。と感心したり。
ただ、とにかくケヴィン・スペイシーの存在感、その一挙手一投足に完全に釘付けになりますね。
表情、声、語り口、感情の変化、ここまで怪しくて、知性的で、得も言われぬ余裕を感じる佇まい、ひたすら凄いとしか言えない存在感です。
また、オチを知っているからこそ、ストーリーの細かい部分の合点が行ったり、純粋に謎解きを楽しめたり。という部分が多かったのも事実で、ラストばかりに目が行く映画かと思っていましたが、推理物としてもかなり面白い映画でした。
ただ、推理部分に関しては、警察の掴んだ事実、キントの説明する内容の2つから、キントの隠した本当の真実を推し量るしかなく、しかもその部分の解答に関しては、実はキントはカイザーソゼだった。という事実くらいしか明らかにならないんですよね。
なので、見終えた今の状態では謎だらけというのが実情です。
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ラストの衝撃
何やら物騒な場面から始まり、語り手のキントの回想でそこに至るまでの物語が進んでいく。
伏線の回収とどんでん返しは良いんだけど、
それに至るまでの話の真偽が解らなくなる。
全部彼のでっち上げってことでOK?
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