「何がすごいのかわからない」ユージュアル・サスペクツ vanさんの映画レビュー(感想・評価)
何がすごいのかわからない
ネタバレすると、事件のことをはなしていた容疑者が、実は取り調べを受けている部屋の壁に貼ってあるメモに書いてあることをつなぎ合わせて即興ではなしを作り上げていたというものです。したがって物語のどこからどこまでがほんとうなのかわからないみたいなことです。ラストの演出を見るに、語り手(カイザー・ソゼと思われる)がめちゃくちゃ頭の切れる男であんなふうに即興で話を考えるのはすごい!みたいな感じなのですが、別にそこまですごいことではないと思います。
物語自体はまあまあ面白いとは思いますが、この映画がほかのサスペンスものやクライム映画に比べて優れたところがあるかと言われると疑問が残りますね。
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